大雨が降ると、
雷が鳴る、というイメージを持っている人も多いかと思います。
もちろん、そのイメージは
間違いではありません。
雷が鳴るときには
大雨がセットになっていることも多いですし、
大雨が降っている時には
やはり大気の状態が不安定だったりすることも
ありますから、雷が鳴りやすい、というのは
事実であると思います。
しかしながら、大雨が降る＝雷か、と言われれば
必ずしもそうではありません。
雨だけの時もありますし、逆に
雷だけのときもあります。
このことについて、お話を
していきたいと思います。
大雨と雷はセットとは限らない
上でも書いた通り、大雨が降っているような時や
そういう日は雷が鳴りやすいのも事実だと思います。
しかしながら、必ずしもセットとは限りません。
実際に大雨が降っていても
雷が鳴らないときもありますし、
雷が鳴っていても、雨が降っていない、
なんて時もあります。
大雨と雷は、一緒になっていることが多いですが、
必ず一緒かと言うと、そうではない、
ということになりますね。
では、このことについての
ポイントを見ていきたいと思います
大雨が降っても雷付きとは限らない
確かに大雨が降っているような状態では
雷が普段よりも鳴りやすいのは確かです。
しかしながら、雷は大気の状態が不安定になったり、
上空と地上の気温差が激しくなったり、
そういった条件が必要になります。
大雨が降る、ということは
少なからずそういった条件を満たしやすくは
なりますが、必ずしも雷が鳴る条件を
満たすとは限りません。
夏場の、急激に発達した積乱雲だとか
そういったものがもたらす大雨の場合は、
大抵の場合、雷もセットになっていると思います。
ゲリラ豪雨だとか、ゲリラ雷雨だとか
そう呼ばれるものですね。
ただし、こういったものではなく
前線や、低気圧、台風の類だと
もちろん、雷が鳴ることもありますが、
急激に発達した積乱雲がもたらすような
大雨とは違い、雷が鳴らないような
ケースも多いです。
雷が鳴ることはあっても
ゲリラ豪雨などと比べると
規模は小さかったりと、
その活動には差があります。
場合によっては大雨が降っていても
雷は鳴らないこともある、
ということになりますね。
ただし、当然のことながら
雷が鳴っていようと、
鳴っていなかろうと大雨は非常に
危険なものですから
その点は、注意するようにしましょう。
雨が降っていなくて鳴る
逆に、雨が降っていない場合でも
雷だけ鳴るようなケースもあります。
例えば、近くの地域では大雨に
鳴っているけれど、自分の地域では
雨は降っておらず、雷の音だけが聞こえる、
などというケースもよくあることですし、
光だけ見えるようなパターンも経験したことが
ある人は多いかと思います。
また、これから雨が降りだす、というタイミングで
雷の音の方が先に聞こえてくるような
パターンも、よくあることですね。
いずれにしても、雷の兆候が見られたり
音だけが聞こえている場合、
雷が接近していることに間違いはありませんから
注意はするようにしましょう。
そう遠くないうちに雨が降りだす可能性もあります。
どうなのか確認する方法
今、振っている雨が雷を伴うタイプのものなのかどうか、
なかなか何も見ない状態では分からないと思います。
もしも、気になる場合は、
気象庁のサイトの雨雲レーダーなどに
アクセスして、現在の状況を見てみましょう。
そこで、雨雲の状態と
雷レーダーで雷の状態を
見ることが可能です。
雷の発生も見ることができるので、
雷を伴っている場合はすぐに分かりますし、
実際に見てみると分かりますが
全国的に大雨が降っているような日であっても、
ほとんど雷が発達していないような日も
実際にあります。
雷が発生していない場合、
レーダーを見てみればすぐに分かります。
もちろん、見たときにレーダーに表示されていなくても
そのあとに雷が鳴り始める可能性もありますが、
既に雨が降り始めてから時間が経過していたりする場合は
雷を伴わないタイプの雨である可能性も高いです。
雨が降っているのにも関わらず
雷レーダーで見てみて、雨雲のある個所に
雷がほとんど発生していないような場合は、
基本的に、そこまで雷のことを
心配しなくても大丈夫であるかと思います。
天気予報などを参考にする
天気予報などを参考にすることも
大切ですね。
天気予報を見れば、事前に
その日の雨が「雷を伴う危険性のあるものなのか」
「単純に雨だけのものなのか」
大体は判断することができるかと思います。
雷の有無に関わらず、
事前に天気予報でその日の天気を
しっかりと確認しておく、ということは
大切なことになりますから、
確認する癖をつけるように
した方が良いかと思います。
雷が鳴る可能性の高い雨が降る場合、
大抵の場合、天気予報などでも
「雷が鳴る可能性がある」だとか
そういったことは言っていると思います。
最新の情報を入手することは大切
どのような雨の場合も
荒れている天気の場合は
しっかりと最新情報を入手することが
大切になります。
雷の情報もそうですが、
雷が鳴る・鳴らないに関係なく、
雨は危険なものです
大雨による被害が出ているニュースは
これまでに一度ぐらいは見たことが
あるかと思いますし、
人的被害や物的被害などなど
色々な被害が出てしまう可能性のあるものです。
そのため、雷が鳴ろうと、鳴らなかろうと、
大雨が降っている日には注意を
しなくてはいけません。
そのために大切なのが
最新情報をしっかりと入手する、
ということですね。
雨雲がどの程度あるのかどうか、
この雨はどのぐらいまで降りつづけるのかどうか、
そういったことをちゃんと知っておく、
ということは大雨の時には特に大事なことに
なりますから、しっかりと知っておくようにする、
ということが大切になります。
どちらにしても注意は必要
雷が鳴るにせよ、鳴らないにせよ
大雨の場合はどちらにしても
注意することは必要になります。
大雨の際に身を守るための
行動はしっかりと身に着けておきましょう。
危険な場所に近寄らない、ということもそうですし
避難勧告などが出た場合は
状況をしっかりと判断し、必要であれば
しっかり避難をすることもまた、大切なポイントの
一つになります。
とにかく、自分たちの身の安全を守るための
行動はしっかりとしておかなくてはいけません。
また、雷が鳴っている場合に関しては
なるべく外出は避けて
頑丈な建物の中に避難する、
ということも大切なポイントのひとつになりますね。
場合によっては人間に直撃するなどして
人的被害を出すこともあるのが
雷の怖い所ですから、
雷が鳴っている場合に関しては、
しっかりと注意をするようにしましょう。
また、家電製品への影響も心配です。
近くに落雷などが発生した場合、
その影響で家電が壊れる可能性も
充分にありますから、
使っていない家電製品は雷が鳴っている間だけでも
コンセントをしっかりと抜いておく、
ということが大切になってくるかと思います。
大雨と雷がセットになっている場合に
関しては、このあたりのことも
しっかりと対策をしておくことが
大事なことになります。
まとめ
大雨と雷は必ずしもセットに
なっているとは限りません。
大雨が降っていても雷が鳴らないような
ケースも実際に多く存在しますし、
逆に、雨が降っていないのにゴロゴロと
音が聞こえてくる…
なんてこともそこそこあることです。
ただ、いずれにしても
大雨や雷は人間にとっては危険なもので
あることに違いはありませんから、
その辺はしっかりと
注意をしていくようにしましょう！
