地震を当てた人の正体は?ズバリ解説!惑わされないで!

「地震の発生を当てた」

そういう人も、この世の中には存在します。

けれども、
地震の予知はできない、というのが
人類の現実でもあります。

今後数百年単位で時が流れれば
完全な地震予知をすることもできるかもしれませんが
少なくとも今の時点で、
地震の発生場所、規模などを正確に
突き止めるようなことはできません。
これは、気象庁のサイトでもはっきりと否定されていることです。

では、「地震を当てた」とされている人の
真相とは、何なのでしょうか。

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正確に当てることはできない

まず、地震の発生を正確に当てることは
現時点では「不可能」です。
実際にそれができる人がいるのであれば、
過去の震災だって被害者はガクンと減ったでしょう。

もしも、本当に何らかのデータから予知できる人や
未来から来た人間、何らかの能力を持つような
人がいるのであれば
「大々的に自信満々に発表し、
 それをズバリ的中」させることができるはずですが
そういう人はいません。

当てた、と言っているような人も
必ず、曖昧な言い方をしています。
これが、地震予知ができないという証拠ですね。

どのようなカタチであれ、
本当に予知できているのであれば
もっと具体的な発表をするはずなのです。

では、地震を当てた、という人の正体は
何なのでしょうか。

偶然の一致

まず、考えられるのが、
”偶然の一致”になりますね。

地震というのは、1日に数回、必ず
発生しているものです。
これは、日本だけの話で、です。
地震が0回、な日は1年中を見ても
数日単位でしか存在しません。

また、海底などが震源の地震
(陸地の震度は2とか3程度)も含めれば
マグニチュード5レベルの地震も
結構定期的に見るものです。

そのため、仮に「〇〇地方で、1か月以内に
強い地震が来る」みたいな情報を出せば
”地震が当たった”と言うことは容易はことなのです。

1か月という曖昧な期間、
〇〇地方というあいまいな場所の指定、
強い、という曖昧な表現ー

これは、後からなんとでも言うことができてしまいますからね。

例えば、予知情報を出してから4週間後に
その地方の海でM5.5の地震が発生し、震度2、3程度を
記録したとしましょう。

そうしたらもう、アタリと宣言できてしまいます。
「今回はちょっと想定より弱かったが
 〇〇地方で実際に地震が来た」みたいな感じですね。

つまり、”当たった”というのは
偶然の一致であり、そうそう凄いことでもなんでもないのです

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後からなら何とでも言える

地震発生後に当たった!当たった!と
騒ぐことなんて正直、誰にでも言えることです。

地震発生後に
「最近頭痛していたんだよな~」みたいなことを言うことは
誰にでもできることですし、
「この地震は分かっていた」だとか
「そういえばあの時こんな兆候が」だとか
「数日前から頭痛が」だとか、
後から誰でも言えることなのです。

先に大々的に言われていなければ意味がないことですし
後から”あの地震を的中させた”などと
誇られても何も意味がないわけです。

本当に100パーセント先に分かっていたのであれば
先にニュースになるレベルで発表すれば
いいわけですし、なんだかんだ理由をつけて
それをしていない、ということは
やはりあてずっぽうか、自分の中で
どこか自信がない、ということでしょう。

後からであれば
誰だって地震を当てた人の真似を
することはできるのです。

口が上手い人

地震を当てたと言っている人、
もしくは当てたことになっている人、
これは”口が上手い人”です。
能力者でもなければ、地震を事前に
察知することのできる人でもありません。
このことはしっかりと理解しておいた方が
良いでしょう。

なぜ、地震を言い当てた、と
周囲の人が信じるのか。
それは、その地震を当てた人(自称)が、
口が上手いからですね。

地震を察知する能力は無いにせよ、
人を引き付ける何かを持っているのでしょう。

口のうまさだったり、
過去のデータを並べてそれらしくみせるうまさだったり、
偶然当てたなら運だったり…

良い、悪いかは別として
ある意味では何らかの才能がある人間、
ということは言えるのではないかと思います。

ただ、これまで再三書いてきた通り、
地震を本当の意味で予知することの
できる人はいませんから
その点には注意しましょう。

信じないように

地震を当てた人の話を聞いたり
参考にしたりすることは自由ですが、
これを”信じてしまわないように”ということは
注意するようにして下さい。

地震は予知することはできません。
少なくとも、一人の人間や一団体が
予言できるようなものではありません。

もしも、地震を当てた、と豪語している人が
居たとしても、それは鵜呑みにせず
話半分に聞いておくか、あるいは最初から耳を
傾けないようにする、ということが大事になります。

本当に後からなんとでも言えますからね…
惑わされないように注意して下さい。

まとめ

過去の地震を的中させた!
そんな話を耳にすることはあるかもしれませんが
そういった言葉は信じないようにすることが基本です。

後からなら何とでも言えますし、
ごたごたと長い言葉を並べているような人は
これまた、そう見せかけようとしているだけですから
誤魔化されないようにする、ということは
とても大事なことになります。

地震を当てた人の話を聞いても
プラスになることはほとんどありません。
かえって無駄な不安を煽られてしまうだけですし、
そんなことに時間を費やしているのであれば
”別のこと”に時間を費やした方が
何倍も有意義なのです。

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