地震発生時にはガソリンスタンドに避難?スタンドは安全なの?

地震発生時には、
色々な安全な場所が名前として
挙げられていますが
「ガソリンスタンド」もそんな安全だと言われている場所の一つです。

ガソリンがあると
爆発したりするのでは?だとか
そういう風に思う人もいるかもしれませんが、
意外にも、ガソリンスタンドは、他の場所に避難したり
するよりも、はるかに安全な場所だという”事実”があるのです。

では、ガソリンスタンドは何故”安全”なのか。

それを見ていきたいと思います。

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ガソリンスタンドは安全なの?

ガソリンスタンドは、地震発生時の安全地帯の一つです。
過去の震災などのデータを見ても、
ガソリンスタンドで爆発が起きたりだとか、
そういった事例はありません。

もちろん、避難場所ではありませんから
ずっとそこに居座ることはできませんが、
地震発生後にとっさに避難する場所としては
有効的な場所ですし、
もしも地震発生時にガソリンスタンドにたまたま
いたような場合は、ある意味ラッキーと
言えるかもしれません。

ガソリンスタンドの安全に関しての
ポイントを見ていきましょう。

爆発はしない!

ガソリンスタンドのガソリンが爆発することは
まずありません。
実際に、東日本大震災や阪神淡路大震災など、
過去の地震に関しても、
ガソリンスタンドが倒壊してしまっただとか、
ガソリンスタンドが大爆発を起こしてしまっただとか、
そのようなお話は聞きません。

大きな被害が出たような事例もありません。

そのため、ガソリンスタンドは、過去の震災時の
状況を見る限り、とても安全な場所と言えます。
ガソリンは徹底した管理の元、主に地下に
貯蔵されているため、爆発することは
まずありません。

また、建物についても、ガソリンスタンドは頑丈に
作られており、屋根が落ちて来たり、設備が崩落したり
そういうことはまずありません。

”ガソリンスタンドは安全性の高い建物”と
考えておくと良いかと思います。

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ゼッタイの安全はない

ただし、忘れてはいけないことが
”絶対の安全は存在しない”ということですね。
100パーセントの安全は、どんな場所にいても、ありえないことなのです。
地震と言う災害が発生してしまった以上、
”絶対に安全”という場所は存在しません。

ガソリンスタンドも、過去の震災では
大きな被害を受けたと言う事例はありませんが、
今後の震災も”全て同じように”進んでいくとは限りません。
今までには起こらなかったようなことが
起きる可能性だってあるでしょう。

そのため”100パーセント安全”とは限りません。
設備が崩れる可能性だってありますし、
安全性が高いとはいえ、爆発の可能性だって、
0パーセントではないでしょう。

安全性が高いのは事実です。
ただし、それは絶対ではない、
ということは忘れないようにしましょう。

自然災害には「想定外」がつきものですから、
そこの部分に関しては、注意しなくてはいけないのです。

スタンドに居る場合は…?

ガソリンスタンドに居る最中に地震が発生した、
もしくはたまたま近くに居た場合はどうすれば良いか。

基本的にはその場で安全確保をして、
じっとしていることがベストだと思います。
スタンドの配置は、場所によって色々ですから、
一概に言うことはできませんが、
落下物などには注意するようにしましょう。

不用意に道路に飛び出したりすれば、
車に轢かれたりしてしまう可能性は否定できませんし、
大変危険な行為です。
揺れが落ち着くまではガソリンスタンドの中で
安全を確保しているのが良いです。

また、スタンド内のショップなどに居た場合
急に飛び出したりせずに店内で身の安全を
はかるようにしましょう。
また、店員さんが対応する可能性も高いですが、
”店の出入り口”については、揺れで開かなくなってしまう
可能性もありますから、その点に関しては、
しっかりと出口を確保しておくようにしましょう。

入り口の扉を開けておき、それが揺れで閉じてしまわないように
しておくことが大切になります。
また、窓ガラスは割れる可能性があるので、そういった場所からは
離れ、落下物のない安全な場所で、頭を守るようにして
待機しましょう。

揺れが収まった後は、割れたガラスなどが
散乱している可能性があるので、注意です。

”外に出た方が良いか”ですが、
確かに、ガソリンスタンド内の建物よりも、
外に居た方が安全確率は高いとは思います。
ただし、パニックになって慌てて飛び出そうとして転倒したり、
飛び出した際に落下物などが偶然落ちて来たりすれば、
非常に危険な目に遭ってしまう可能性も否定はできません。

そのため、”必ずしも外に出た方が良い”というわけではないですね。
安全を確保しながら冷静に外に出るのは一つの
選択肢ではありますが、この辺りは臨機応変に
対応していく必要があります。

避難場所ではない

ガソリンスタンドは比較的安全性の高い場所ではありますが、
地震の揺れが落ち着いた後に、いつまでもガソリンスタンドにいる!
ということはできません。
もちろん、緊急事態ですから、しばらくその場にとどまることは
可能だと思いますが、
そこで寝たりだとか、そういう用途にガソリンスタンドを
利用することはできません。

避難場所は学校の体育館など、
別途地域ごとに用意されていますから、
地震災害の状況などを考えつつ、安全第一で避難場所の方に
移動するようにしましょう。

なお、ガソリンスタンドは、地震災害後は緊急車両を
優先して、ガソリンの給油などを行います。
緊急車両の協力のためにも、その場に長々と居座ったりは
なるべくしないようにしましょう。

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想定外の可能性は頭に入れておく

過去の地震災害においては、ガソリンスタンドが引火
して事故を起こしてしまった、だとかそういう事例は
ありませんし、ガソリンスタンドの屋根の部分が
落っこちてしまって犠牲者が…というお話も聞きません。

しかしながら、自然災害には想定外がつきものであり、
”絶対”ではありません。
そのため”想定外”が起こる可能性はある、
ということは考えておかなくてはなりません。

今までの地震で引火しなかったからと言って、
絶対に引火しない、とは言い切れないわけです。

そのため”安全性が高い”のも事実ですし
引火などを引き起こす可能性が低い、というのも
事実ではありますが、
”予想外の事態が起きる可能性がある”というのも
また事実ではあるのです。
そのことは、決して忘れてはいけません。

私のサイトもそうですが
「地震災害時にはガソリンスタンドの安全性が高い」と
書かれていたからといっても、”もしも危険”を感じた場合に
関しては、必ず退避するなど、臨機応変の行動を
取るようにして下さい。

これは、ガソリンスタンドに限った話ではありませんが
”安全”と書かれていることが、実際の地震災害時に
”必ず安全”とは限らないのです。
このことは、ちゃんと覚えておいた方が良いでしょう。
そうでないと、トラブルに巻き込まれたりしてしまう
可能性もありますから、注意が必要です。

まとめ

ガソリンスタンドは、実際に過去の地震災害で
大きな被害を出したケースはなく、
安全な場所の一つです。
地震災害発生時にたまたまガソリンスタンドに居た場合や
近くに居た場合は一時的に避難する場所として
ガソリンスタンドを利用するのは良い選択肢で
あるかと思います。

ただし、ガソリンスタンドにずっと居座ることはできません。
あくまでも一時的な避難場所として覚えておき、
少し落ち着いたら正規の避難場所に移動するなどして、
身の安全を図るようにしましょう。

いずれにせよ、どんな場合でも”安全第1”での行動が
とても大切になります。

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