ゲリラ雷雨…
夏になると、とくに気をつけたいものだと思います。
急な雨もそうですし、
雷も人間に対する危険はもちろん、
家電製品に対する危険性などもありますから
注意をしなくてはいけません。
では、事前にゲリラ雷雨の発生を
知るための方法とその注意点を
お話していきたいと思います。
急激に雨雲が発達して
ゲリラ豪雨や雷雨をもたらす、というのが
基本ですが、
それでも事前に知ることはできますし
対策を行うことも可能です。
しっかりとポイントを理解しておくことも
大切なことのひとつになるのです。
急激な雷雨の発生を知る!
急激な雷雨…
それがゲリラ雷雨です。
とは言え、最近では以前と比べれば
その発生を事前に知りやすくなっている、
というのも一つの事実ではありますね。
昔はネットもスマートフォンも
普及していない時代でしたから
急な雨や雷雨の情報は今と比べると
本当に入手しにくかったと思いますし、
自分の感覚や空模様を頼るしかなかった、
というのもひとつの事実でしょう。
しかし、近年では違います。
どんどん、技術も発達し、以前より、
かなりその発生を知りやすくなった、
というのは紛れもない事実であると思います。
ゲリラ雷雨自体の数が増えている、というのも事実
ではありますが、以前よりも対策しやすくなっている、
というのもまた事実になります。
では、どのように事前に対策をしていけば良いのかを
見ていきましょう。
天気予報である程度予測できる
ゲリラ豪雨・ゲリラ雷雨は
基本的に突然発生するものではありますが
ある程度の予測をすることは
可能であると思いますし、
天気予報を見ていればある程度、察しはつくと思います。
最近では
大気の状態が不安定、だとか
気圧の谷が通過するため~だとか、
ゲリラ雷雨が発生しやすい日には
そういった予報がほぼ確実に出ていますし、
ゲリラ雷雨といっても
予測できないものではなく、
ある程度の予測が出来るもの、という立ち位置に
変わりつつあります。
天気予報を見て、ゲリラ雷雨などの
可能性が無い日は、降水確率が0パーセントだったり
10パーセントだったりしますし、
ゲリラ雷雨の可能性などがある場合は
晴れのマークがついていても、
降水確率が30パーセントや40パーセントに
なっていることもあります。
もちろん「急な雨の可能性」が天気予報などで
言われていたとしても、
それが100パーセントその通りになるとは
限らないのですが、
それでもその可能性が高い、ということは
事前に知ることができますから
警戒することは可能です。
当日ならレーダーで確認も可能
当日であれば、雨雲レーダーなどで
雨雲の発生を確認することも可能です。
1時間先のことは分かりませんが、
ゲリラ雷雨でも、数十分先のことであれば
なんとなく予測はつくと思います。
もちろん、何の雨雲が無い場所から
急に数分単位でレーダーに出現
することもありますし、
レーダーに映っている雨雲が
全てではない、ということもまた事実です。
が、ゲリラ雷雨をもたらすような雨雲は
私がレーダーを見てきた経験上、
発達を始めれば、雨雲レーダーにほぼ
確実に映っています。
そのため、ある程度予測することは
できると思いますし、
雨雲レーダーを確認する癖をつけておけば
「こんな感じになるとそろそろ危ないな」と
いうレベルのことまで分かって来るように
なるかと思います。
雨雲レーダーは
気象庁のサイトにもありますし、
ウェザーニュースなどのサイトにも
用意されていますから
そういったものを参考にしながら
予測していくことも大事に
なるかと思います。
また、現在だと雷のレーダーなども
ありますから、どこで落雷が発生しているのかどうか、
ということもある程度予測をつけることが可能に
なっています。
雰囲気から察する
レーダーや予報などが分かりやすくなったとは言え、
”雰囲気から察する”ということも
大事なことのひとつになりますね。
ゲリラ雷雨が降りだす前には
必ずある程度の前兆があります。
もちろん、1時間前には青空だったのに…
みたいなことはあると思いますが、
さすがに1分前は青空だったのに…
みたいなことはありません。
雨雲が発達しなければ
雨も雷も降りませんし、鳴りません。
何もいきなり雲がパっ!と出現するわけでは
ありませんから、
その点は覚えておきましょう。
ある程度、周囲の雰囲気を見ていれば
「そろそろ危ないな」ということは
予測できるかと思いますから
自分の感覚上で判断することも
大事になります。
では、どのような兆候が見えてきたら
ゲリラ雷雨の危険性・可能性があるのかを
簡単にまとめておきたいと思います。
・空が急に暗くなってきた
・雲行きが怪しくなってきた
・急に冷たい風が吹いてきた
・急に変な風が吹いてきた
・雨のニオイがする
・光が見える(雷の光だけ見えることもあります)
・雷の音が聞こえてきた
こんなところでしょうか。
こういった感じになってきた場合は
ゲリラ豪雨・雷雨をもたらす雨雲が接近している、
もしくは今現在発達している可能性が
髙いですから、注意するようにしましょう。
雨雲レーダーなどを確認できる状況に
いるのであれば、レーダーなどを
確認した方が、より確実な大気の状況を
確認できると思いますが
そういった環境にいない場合に関しては、
自分の感覚を頼りにするしかありません。
SNSも重要な情報収集現
ゲリラ雷雨の発生を知るための
重要な情報収集源となるのが、
ツイッターなどのSNSになりますね。
こういったものも活用していくと
より、ゲリラ雷雨の発生などを
事前に知ることができるかと思います。
こういったものには
不正確な情報も含まれてしまいますから
その点に関しては注意をしなければいけませんが
情報をしっかりと見極める力があれば
全然問題ないと思いますし
便利なものだと思います
特に、ツイッターなどの場合は
どこかで雷などが発生すれば
ほぼ確実にそのことを話題にする人が出てきます。
雨雲レーダーのサイトなどとは違い、
全体的な情報を知ることは難しいですが
限られた範囲内が今どうなっているのか、だとか
現場の様子はどうなっているのか、だとか
(写真や動画つきでツイートする人もいますよね)
そういったことは知りやすいかと思います。
有効活用をしていくようにしましょう!
もしも危ないと感じたら…
ゲリラ雷雨の兆候を感じ取ったり、
危ないな、と感じた場合に関しては
しっかりと事前に対策をしておくことが
大切になります。
雷自体も危ないですが、
大雨が降ってきてしまうと
どうしても濡れてしまうことになりますし、
事前に移動できるのであれば移動しておいた方が良いです。
どうしても外にいなければいけない場合は
仕方がありませんが、それ以外の場合は
なるべく早いうちに屋内に避難するように
心がけておいた方が良いでしょう。
また、朝の時点で「今日の天気は危なそうだな」と
感じた場合はしっかりと、雨具などを用意しておく
ことや、自宅の洗濯物など、”ゲリラ雷雨を想定に入れた”
準備をしておく、ということも大切なことの一つになります。
まとめ
ゲリラ雷雨は突然降りだすものですが
雲が一瞬のうちに発達して突然、ではなく
短い時間ではありますが
ちゃんとした兆候や前触れもあります。
また、天気予報などでも「今日は大気が不安定」だとか
そういったことは分かるようになっていますから
ゲリラ雷雨の兆候をしっかりとキャッチして
対応する、ということは大事になります。
何も準備してない状態で
ゲリラ雷雨に巻き込まれるよりも
絶対に良いですから
ちゃんと、することのできる準備は
しておいた方がいい、というのは事実になります。