「いつもと揺れ方が違った」と感じる理由は?揺れ方が違うと危険なの?

地震が来ると、
時々「いつもと揺れ方が違った!」と感じる人も
いると思いますし、
ネット上などでも「変な揺れ方だったな」というような
書き込みなども、よく見かけると思います。

では、この「いつもと揺れ方が違った」という状態は
危険なのかどうか、
そして、「どうしてそう感じるのかどうか」
その点についてを解説していきます。

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揺れ方はその時によって異なる

まず、地震の揺れ方というものは
毎回同じではなく、その時によって
異なるものです。

強さが違うのはもちろんですが、
揺れる時間もそうですし、
縦揺れ・横揺れも変わってきます。
場合によっては両方混じっているようなこともありますね。

さらに言えば、直下型タイプの時は
いきなり突き上げるような揺れが来たり、
遠く離れた場所である程度の規模の地震が
あった場合は「最初はゆらゆら」とした揺れから
始まって、あとから揺れ出したり、
ちょっとだけ届いた場合は「ぴきっ!」と音がするだけで
終わったり、様々です。

揺れ方は「一定」ではない、ということですね。

それを踏まえた上で
「揺れ方がいつもと違う」と感じる理由や
それは危険なのかどうかを解説します。

揺れ方が違うと感じるのは危険なのか?

強さだとか回数だとか、そういったものが
いつもと明らかに違うのは多少の警戒も必要ですが、
揺れの感じ方がいつもと違う、みたいな感じの場合は
「あまり気にしなくても良い」というのが
答えになります。

と、いうよりも、”揺れ”はいつも違うものであり、
「いつもと違う」と感じるのも別に
おかしなことではありませんからね。

横揺れ・縦揺れでもだいぶ感じ方は違いますし、
自分のいる場所だとか、そういうものによっても
感じ方は大きく変わってきます。

「こういう揺れ方だと大きな地震の前触れだ」
とか、そういうことは特にありませんので、
(解明されていないだけの可能性はありますが)
気にしても仕方のないことですし、
気にする必要のないことです。

”揺れ方がいつもと違ったような”と感じたとしても
その点については、特に気にする必要は
ないでしょう。
いつも通り、生活していれば大丈夫です。

注意したい点としては
単純に「いつもより大きい地震だった場合」と
「いつもより回数が異様に多い場合」ですね。

大きい地震だった場合は、当然、
普段の日常的な地震より注意して行動しなくてはいけませんし、
回数が異様に増えている場合は、
念のため、防災グッズの確認をしておくなどの対策だけは
しておくと良いかと思います
(※ただし、頻発していても、大きな地震に繋がるとは限りません)

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揺れ方を違うと感じる理由はいろいろ

「揺れ方がいつもと違う」と感じるのには
色々な理由があります。

揺れの強さや、震源地の場所、
縦揺れと横揺れなどによっても、
異なってきますが、
それ以外にも色々な条件があります。

まず「自分のいる場所」ですね。
自分がいる場所が少し違うだけでも
地震の揺れ方は大きく違って感じますし、
実際に揺れ方も変わっています。
例えば、同じ地震の時に地上にいる人間と
高層ビルの上の方にいる人間では
地震の揺れの感じ方も、実際の揺れ方も異なりますし、
足元の地面だとか、建物の中にいる、外にいるだとか、
あらゆる「場所」的な条件で揺れの感じ方というものは
大幅に変わります。

それだけではなく、
例えば「周囲の反応」でも揺れ方が違って感じるような
ことも出てきます。
例えば、何か揺れやすいものが近くにあって、
それが音を立てていたりすれば
「いつもより地震が強かった!」と感じる可能性も
ありますし、
周囲の人がパニックを起こして悲鳴を上げていたりすると、
その恐怖心が伝染してしまって、
自分も「いつもより変な揺れ方だった」と思ってしまったり、
そういう「精神的な部分」も確実に出てきます。

その日の精神状態や
自分の体調、そういうものでも
地震の揺れの感じ方は大きく変わってきますので
「揺れがいつもと違う」ということは、
あまり地震云々とは関係のないことです。

揺れ方で地震予知はできるの?

これは、不可能です。
地震の揺れ方で、この地震は前震だ!だとか
この地震は危険な地震だ!だとか
そういったことは分かりません。
人間の分からない範囲内で、
そういうこともあるかもしれませんが、
少なくとも、人間にそこまで解明する能力は
ありませんから、これは、気にしても意味のないことです。

”いつもと違う揺れ方だなぁ”と思ったとしても、
それは普通の地震であり、特に何も起こらずいつも通り、
という可能性の方が多いですし
逆に”よくある地震だなぁ”と思っていても
それが、大きな地震の前震だったりする可能性も
0ではありませんから、
揺れ方であれこれ騒いだところで、
仕方のないことですし、
当然、地震の予知だとか、そういったことには
実用性のまったくないお話になるのです。

ネットでは特に騒がれやすい

「いつもと違う揺れ方に感じる」ということは
ネットでは特に騒がれやすいことです。

と、いうのも、地震が発生すると、
大勢の人間がその揺れを感じます。
仮に”いつも通り”の揺れ方だったとしても、
何千人、何万人もの人間が一度に揺れを感じれば
確実に、その中には「揺れ方がいつもと違った」と
感じる人がいるのです。
実際にはいつもと何も変わらない地震であったとしても、です。

そして、ネットでそういう人が騒ぎ始めると
(これは悪意がある、というよりかは、純粋に
勘違いして、ということなので、悪いこと、と
いうわけではありませんが)、
どんどん連鎖的に「確かに地震の揺れがおかしかった!」みたいな
ことになっていく可能性があり、
仮に”一部の人間の意見”だったとしても、
その意見が連鎖的に加速、広がってしまう
可能性は十分にあるのです。

ネットでは、一部の意見であっても、
それが拡散することで、
まるで「大勢」の意見であるかのように見えてしまう
特性がある、ということは覚えておきましょう。

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揺れが違うと感じたら気を付けるべき点は?

ここまで書いてきた通り「揺れ方」から
得られる情報というものは、実際のところ、
あまりありません。
「揺れ方がいつもと違う」と感じても、
あまり気にする必要はないでしょう。

気を付けるべき点としては
「いつも通りの基本的な部分」ということに
なるかと思います。

基本的な部分、というのは何かというと、

・地震に対する最低限の知識を身に着けておく

・避難経路などを確認しておく

・もしもの時の対策を家族(いるなら)と話し合っておく

・防災グッズを最低限揃えておく

・耐震対策を可能であればしておく

と、いうことですね。
実際のところ、地震はいつやってくるか分かりませんから
これ以上の対策をすることは
現実的には難しいのです。

自分に出来る対策をしっかりとしておき、
あとは普通に生活している、ということしか
できません。

それぞれの項目をチェックし、
必要最低限の備えをしておく、ということが
いざと言う時に自分の身を守ることに繋がります!

ただ、「異様なまでに防災グッズを買い込む」とか
そういう極端な行動をする必要はありません。
そこまでやってしまうと今度は
別の意味で病んでしまいますからね。

まとめ

「揺れ方がいつもと違うように感じた」場合でも
特に気にする必要はありません。
あらゆる条件で、揺れ方の感じ方は変わってしまいますから
いちいち気にしても仕方がない、ということです。

それと同じで、ネット上などにも
「揺れ方が違った」という情報で溢れることが
あるかもしれませんが、
そちらに関しても、あまり気にする必要は、ないのです。

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