雷が鳴っている際に、
”サッカー”の試合や練習を行っていても大丈夫なのかどうか、
この点について解説していきます。
雷は、甘く見られてしまうこともありますが、
非常に恐ろしいもので、
場合によっては人命に関わる事態を引き起こすことに
なってしまいます。
実際に、過去には落雷事故によって
命を落とした人も多数存在しているので、
甘く見てしまってはいけません。
雷が鳴っている際・鳴りそうな際の
サッカーの試合・練習について詳しく解説していきます。
サッカーの試合・練習は非常に危険
最初に結論の部分をお話しておくと、
雷が鳴っている最中、あるいは鳴りそうなタイミングでの
サッカーは”非常に危険”で、
場合によっては、試合中・練習中の人間に
落雷が直撃して大怪我をしたり、
最悪の場合は”命を落とす”可能性も考えられます。
そのため、サッカーの試合や練習を
雷が鳴っている最中や、雷が鳴りそうなタイミングで行うことは
非常に危険なことです。
友達同士で遊ぶ際などは、各自でこの危険性を理解し、
判断していく必要がありますし、
部活やサッカーのチームなど、団体での試合・練習の最中には、
指導者がしっかりと危険性を理解して対応していく必要があります。
雷の最中のサッカーは”非常に危険”となりますので、
そのことは各自、忘れないようにし
甘く見ないようにすることが大事になります。
サッカーをする場所は”雷が落ちやすい”場所
サッカーをするような場所は基本的に
”広々とした場所”ですから、
”雷が落ちやすい場所”となります。
サッカーは基本的に屋外(あるいは屋根が開いているスタジアム)などで
行われることが多く、
特に完全な外で行われる場合、
雷は”周囲の一番高いものに落ちる”特徴がありますので、
サッカーをやるような場所の場合、
その近辺で一番高いものは”人間”になってしまいます。
ですので、サッカーをするような場所では
”人間に対しての落雷リスクが高まる”ので、
細心の注意を払わなくてはいけません。
雷が鳴った、あるいは鳴りそうな場合はすぐに避難
サッカーの試合及び練習で、一番重要なポイントとしては
”雷が鳴った”もしくは、”雷が鳴りそう”と判断した場合は
すぐに試合・練習を中断して安全な場所に避難することが
重要になります。
安全な場所というのは”屋内”(できれば頑丈な建物)で、
ただちに屋内に入れば、過剰に心配する必要はありませんが、
雷が鳴っている状況や、鳴りそうな状況で
無理にサッカーの試合や練習を続けていたり、
避難する場所を間違えたりすると大変危険です。
そのため、”雷が鳴った”や
”今すぐにでも鳴りそうな場合”は、
試合中の場合でも、練習中の場合でも
”ただちに避難する”ということが求められます。
くれぐれも”このぐらいなら大丈夫だろう”と判断してしまうと、
プレー・練習している選手は最悪の場合、命を落とすことになりますし、
監督や、部活などの場合顧問は、
その”責任”を問われることになります。
そのようなことにならないためにも、
雷が鳴り始めた際、今すぐにでも鳴りそうな場合は
避難をするようにしてください。
意味のない避難・危険な避難は控える
雷が鳴り始めた際に
”避難場所”として、下記のような場所は意味がなかったり、
逆効果になってしまいますので、
そのような場所に避難することはないよう、
注意して下さい。
・木の下
よく言われることではありますが
”木陰”などは何の避難にもなっておらず、
むしろ、木に落雷した際に自身も雷の影響を受けたり、
直撃する可能性が高まりますので逆効果です。
サッカーの試合や練習をするような場所の場合、
近くに木があることは多いと思いますが、
”木の下”は避難場所にならず、
雷から身を守ることはできませんし、
危険性を逆に高めてしまう場所となります。
そのため、サッカーの試合や練習中に雷が
鳴り始めて来た場合に間違っても
木の下に避難しないようにしてください。
多少の雨宿り効果はあるかもしれませんが、
落雷リスクが飛躍的に上昇するため、非常に危険です。
・簡易なテントや屋根の下など
落雷は簡易なテントや、
例えば学校で言えば昇降口前の屋根など、
そういった、”外に繋がっているような部分”に移動するだけでは
避難場所としては不完全で、
そういった場所では付近に雷が落ちた場合、
人体にも影響を及ぼしたり、雷自体が直撃する恐れもあります。
と、言うのも雷は縦一直線に落ちて来るわけではなく、
落雷の映像を見たことがあれば分かると思いますが、
案外ジグザグに落ちて来るものです。
そのため”自分の頭上が何かに覆われていれば安心”ということではありませんので、
グラウンドに設置したテントとか、そういった部分への避難では
不十分です。
必ず、屋内へと避難するようにしてください。
このあたりの点は、”勘違い”しやすい部分になりますので
要注意です。
しっかりと”屋内”に避難するようにしてください。
どのように判断すれば良いのか
サッカーの試合・練習の一時中止などをどのように判断すれば良いのか。
これに関しては、確かに”雷注意報”が出てるだけで中止にしていると
夏場はサッカーの試合も練習もできなくなってしまいますので、
雷注意報などが発令されている日には状況判断をしっかり行い、
下記のようなことを意識しながら判断していくと良いと思います。
・空模様
雷が鳴りだす前には、必ず”雲行き”が怪しくなります。
そのため注意深く空の様子を見ていれば事前にある程度察知できます。
流石に青空の状態から雷が鳴ることはないので、
黒い雲や、モクモクした雲などが近付いて来たら、屋内に避難という形で
一つの判断材料にできます。
・雨雲レーダー
気象庁の雨雲レーダーなどを参考にしていると、
雷の危険性はかなり正確に把握できます。
周辺で急に雨雲が沸いたり、発雷が確認できた場合には
屋内に避難する準備を整えると良いでしょう。
・雷の音や光
できればそれを確認できる前に屋内に避難するべきですが、
とは言え、雷の光や音などが見えたり、聞こえたりした場合は
直ちに屋内に避難するよう、心がけておくことは大切です。
また、急に冷たい風が吹き出したり、風が変に強くなったりした場合も
発雷が近いので注意しましょう。
雷は”雨が降ってなくても”鳴る可能性はありますし、小雨でも
落雷が発生する場合はあります。
ただ、青空の状態から落雷が発生することはまずありませんので、
注意深く上記のようなことを観察していれば
”いきなり落雷した”と、いうことにはなりませんし、
事前に屋内に避難することは十分に可能です。
屋内であれば問題はない
サッカーの練習、あるいは試合を”屋内”でしている場合に関しては
それがある程度頑丈な建物であれば
心配する必要はありません。
あくまでも↑の危険性は屋外での場合の話になりますので
もしも屋内で練習したりしているのであれば
過剰に心配する必要はありません。
ただ、外に出たりすれば危険は生じますから
屋内での活動に留めておき、
雨雲レーダーなどを確認しつつ、
雷の危険性が十分に去ったと判断してから、
外での活動を再開するようにしてください。
まとめ
雷が鳴っている最中、鳴りそうなタイミングでの
屋外でのサッカーの試合・練習は非常に危険で、
場合によっては人命に関わる事故に繋がります。
屋外でのサッカーをするような場所は
”人間に落雷が発生しやすい状況”になっているので、
サッカーをする本人も、監督責任者も
しっかりとその恐ろしさについては理解をしておく必要があります。
⇒雷 関連トップに戻る
雷に関するその他の情報は↑からご覧ください。