災害時の心のケア!少しでも不安やストレスを和らげるために…

地震などの大きな自然災害に
巻き込まれてしまい、被災してしまうと、
その自然災害そのものから身を守ることも
大切なことの一つなのですが、
場合によっては、被災した後の避難生活などが
ストレスとなってしまって、
体調を崩してしまったり、場合によっては
命にかかわるような事態になってしまう可能性も
0ではありません。

そのようなことになってしまわないためにも
少しでも不安やストレスを和らげていく、ということが
必要になってくるのです。

その方法をご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

被災後のストレスは想像以上!

被災後に、人間が感じるストレスは
想像を絶するものになります。
いつも通りの生活ができないことによるストレスや
今後への不安、
地震などの場合で余震が続いている場合は
災害そのものに対する恐怖などなど、
色々な不安が蓄積されていくことになります。

人間は、ストレスや不安に
そもそも強くない生き物ですから、
色々な精神的症状が出てしまったりすることあり、
これもまた、自然災害のおそろしい部分の一つになります。

ストレスや不安を感じることを
避けることは難しいですが、
出来る限りそれを和らげるような行動を
心がけていく、ということはとても大切なことに
なってくるのです。

色々な症状が出る可能性

精神的な不安などを抱えていると、
あらゆる症状が出て、体調を崩してしまう可能性があります。
被災後の生活が長く続けば続くほど、そのリスクも
高まってしまいますので、
できる範囲内で対策をしていくことが大切になります。

強い不安やストレスを感じることによって
自律神経のバランスなども乱れてしまい、
色々な部分に症状が出てしまう可能性があるのです。

どのような症状が出てしまうのか。

・精神的不安感
・イライラする
・眠れない、不眠状態
・動悸や息切れがする
・めまいやふらつき
・口の渇き
・身体がピクピクする
・食欲の低下
・吐き気
・鬱的な状態

などなど、色々な症状が
現れる可能性があります。
そういうのは気の持ちようだ!という人も
いるかもしれませんが、決してそんな簡単な問題ではなく、
非常に難しく、大きな問題である、ということは
覚えておかなくてはいけません。

スポンサーリンク

どのように対策をすればいいの?

出来る限り、ストレスや不安を自分の中に貯め込まないようにすること。
これが対策になります。
とは言え、大きな自然災害が発生した際に、
ストレスを全く感じるな!などと言うのは無理な話だと
思いますから、自分の出来る範囲内で対策を
していく、ということが非常に大切になってききます

対策方法としては下記のようなものが
挙げられていますが、状況はその時によって
異なると思いますし、人によって
ストレスや不安を取り除く方法も
様々になりますから、
色々と試しつつ、対策していくしかありません。

・コミニュケーションをとる
厚生労働省のサイトにも書かれていますが
周囲とコミニュケーションを取ること、
声を掛け合うことなどで、なるべくストレスや不安を
感じないようにすることが、大切な心のケアの一つに
なります。一人で抱え込んでいると、どんどん不安を
感じてしまうことにも繋がりますし、
その点に関しては、注意した方が良いでしょう。
悩みなどがある場合は、身近な人に相談するなど、
なるべく話すことが大切になります

・深呼吸
災害時以外の自律神経の乱れにも有効な方法として
深呼吸が挙げられています。
厚生労働省のサイトなどでは、
6秒で大きく吐き、6秒で大きく吸うことを朝と夕方に5回ずつ、
という呼吸方法が紹介されています。
自分なりの方法で良いと思いますので、
深呼吸を心がけてみるのも一つの方法になります。

・医師に相談する
相談できる環境にあれば、
医師に相談するのも一つの大切な方法になります。
自分ひとりで抱え込んでいると、自然災害関係なく、
どんどん精神的な症状は悪化してしまうものです。
なかなか自分ひとりで、そういったものを解決するのは
難しいですし、ましてや自然災害後は、なかなかいつも通りの
生活環境に戻すには長い時間がかかります。
そのため、体調不良も長期化しやすいのです。
相談できる環境にある場合は、我慢をし過ぎずに、
医師に相談できるのであれば、相談してしまうのも
1つの方法になります

対策と言えばこのあたりでしょうか。
もしも、心の症状が出て本格化してしまった場合に
関しては、無理をせずに、それを治療していくことも
1つの大切なポイントになります。
無理をしても良い事はありませんし、
しっかりと治療を行っていくことも大切になります。
自然災害はとても恐ろしいものですし、
それで精神的にやられてしまう、ということは全然恥ずかしいことではありません。
むしろ、しかたのない事です。
変に引け目を感じたりせず、自分に症状が出てしまった場合は、
周囲にもそれを伝えて、症状と向き合っていく必要があります。
くれぐれも気合いで治そう!だとか無理をしないようにして下さい。

精神的な症状が出てしまった場合の対処は?

上で挙げた深呼吸などの対策でも、
症状が改善するとは限りません。
人間の心とは、想像以上にダメージを受けやすいものです。
そのため、もしも精神的な症状が出てきてしまった場合に関しては
しっかりと治療を行っていくことが大切です。

治療としては、やはり医師の診察を受けることが
一番になるかとは思います。
その上で、対症療法と、精神的不安に対する
治療などを行っていくのが基本になるかと思います。

治療方法や方針は病院の先生によって
異なると思いますから、診察を受けた先生の
指示に従うようにしましょう。

対症療法とは
出ている症状に対する治療です。
例えば、めまいなどが出ているのであれば
めまいに対応する内服薬などによる治療、
吐き気が強いのであれば吐き気に対する
治療薬を服用するなどして
その症状を和らげる治療です。

そして、精神的不安に対する治療、というのは
根本的な部分への治療になりますね。
例えば、めまいなどを一時的に抑えても
精神的なものが原因である場合、
そちらを解消しなければ、何度でも繰り返してしまう
可能性も十分にあります。
そういったことになってしまわないためにも
根本的な不安の部分を取り除くことも大切になります

この場合は、自然災害が原因ですから、
復興までには時間がかかり、
精神的ストレスの根本的な原因を取り除くのは
なかなか難しいと思います。
そのため、精神的な不安方面には、
抗不安薬だとか、そういったものが使われることに
なるかと思います。

こういった部分に関しては、医師の診察をしっかり受けて
(受けられる状況なのかにもよりますが)
対応していくようにしましょう

別の病気の可能性も

精神的症状だと100パーセント決めつけてしまうのは危険です。
偶然、時期が一致しただけで
心の問題ではなく、単純に何らかの病気である
可能性も十分に考えられますから、
その点に関しては注意するようにしましょう。

いずれにせよ、症状が続く場合は、病院などで
しっかりと診察を受けるようにした方が確実です。

まとめ

自然災害によるストレスは
人間にとって非常に大きな負担となります。

そのため、何らかの精神的症状が
出てしまっても何ら不思議ではありませんし、
誰にだってそういう危険性はあります。

被災してしまった場合、
ストレスを0にすることは難しいですし
不可能だとは思いますが
なるべく、自分の身体や精神的な部分に
負担をかけないように出来る範囲で対策を
していくことは、とても大切なポイントの一つに
なるかと思います。

タイトルとURLをコピーしました