夏には、キャンプなどをする方も
多いかと思います。
キャンプにはキャンプ特有の
独特の空気がありますから、
好きな人は好きだと思います。
しかしながら、
そんな最中に”雷”が鳴り出してしまう
可能性も十分に考えられます。
もしも、キャンプを楽しんでいる最中に雷が
鳴り始めてしまったらどうすれば良いのか。
それをご紹介していきたいと思います。
せっかくの楽しい時間に
怪我だとかそういったことをしてしまわないためにも
安全のためのポイントをしっかりと理解しておきましょう
キャンプ中の雷から身を守る!
キャンプ中の雷…
一言で”キャンプ”と言っても
状況も場所もいろいろでしょうから
一概に言うことはできませんが、
1つだけ言えることは”人間への危険もある”ということですね。
雷による事故は毎年起きていることです。
件数としては、人体への被害が起きるもので考えると
それほど多くはないのですが、それでも
ある程度の数発生していることは、紛れもない事実ですし、
その点は注意しなくてはいけません。
楽しい時間を悪い思い出にしてしまわないためにも
しっかりと安全のためのポイントは
抑えておきましょう。
川からは離れる
キャンプ場にも色々な場所がありますが、
川が近くにあるようなケースも多いかと思います。
これには、注意しなくてはいけません。
雷自体が、水に伝わって、というのも
もちろんありますが
雷が鳴っている時には、雷とセットで
大雨を伴っているケースも多いです。
この大雨によって
川は非常に危険なものへと変貌します。
通常時、穏やかな流れの川でも急激に増水したり
流れが急激に強くなったりする可能性も十分に予想されます。
そうなってしまうと、流されてしまう危険性なども
ありますから、雷もそうですが、雨も怖い、ということで
すぐに川からは離れるようにして下さい。
子供たちがいる場合、なかなか川遊びをやめなかったり、
むしろ増水した川を見て喜んだりしてしまうようなことも
十分に考えられますから、
そこは大人たちがしっかりと対応し、子供たちをすぐにでも
川から引き離すようにして下さい。
大雨による増水は本当に怖いものですから
絶対に甘く見たりしないようにして下さい。
木から離れる
次に、キャンプ場で危険なものと言えば「木」です。
知っての通り、木は雨宿りにはなるかもしれませんが、
非常に危険な存在です。
雷が木などに落ちた場合、木から放たれた電流が
人間にけがをさせたり影響を与えたりしてしまう
可能性があるのです。
そのようなことになってしまわないためにも
雷が鳴り始めたら木から離れる、ということは
覚えておきましょう。
これはキャンプ場であってもなくても同じことですが
”雷が鳴っている時の木の側は危険”ということは
常に頭の中に入れておくようにした方が
良いかと思います。
雨宿りしてしまいたくなる気持ちも分からないでもないですが
大変なことになってしまいますから、
まず、木と川の側からは離れる、ということを
大切にしましょう。
屋内に避難する
キャンプ場にもよりますが、屋内に避難できる環境であれば
雷が鳴り始めたら屋内に避難する、ということが
基本になります。
外にいると、木や川から離れたとしても、
人間が雷の影響を受ける可能性も0ではありません。
キャンプ場は”人間が一番背の高いもの”になってしまう
危険性も十分にありますから
屋内に避難するに越したことはありません。
できれば、鉄筋の頑丈な建物が良いですが
それが難しいのであれば、木造の建物でも構いません。
とにかく、屋内に避難することが一番の安全対策になりますし
身を守るためには大事なことです。
屋内に避難した場合に関しては
基本的にはそれほど心配はいりませんが
もしも不安であれば、窓や入口から出来るだけ
離れるようにしておくと、より安心です。
窓は閉めておくようにしましょう。
避難する屋内が無い場合
キャンプ場によっては、
屋根のある場所はあると思いますが
避難する屋内、と言えるほどの場所が
ないようなケースもあるかと思います
その場合は、雨を避けるために
屋根のついている場所に避難するようにし、
木や川など、前述したような危険な場所を避けて
なるべく姿勢を低くするようにし、
雷が落ち着くのを待つようにしましょう。
また、避難できるような屋内が無い場合、
車に避難するのも一つの方法です。
キャンプ場まで歩いたり自転車で来ていたり
する場合は無理ですが、車で来ている場合、
車の中に避難することも可能です。
車の中に避難すれば、人体に影響が出るような
可能性は限りなく低くなります。
車に雷を直撃させて、人体に影響が出ないかどうかという
実験も過去に行われているようですが
人体には影響は出ない、とのことです。
そのため、車があるのであれば
避難場所のない場合、車の中に避難するのも
1つの方法になるのです。
車に避難した場合は、窓からは離れるようにして
車内で待機するようにしましょう
雷や雨が落ち着くまで、車の中で
ゆっくりと通過を待つのがベストであると思います。
状況をしっかり確認する
現在の天気の状況をしっかりと確認することも
キャンプ中は大切なことになります。
事前の天気予報もそうですが、
当日、遊んでいる最中もそうですね。
例えば、雷だとかゲリラ豪雨が接近しているような
場合に関しては、川で子供たちが遊んでいたりする場合、
雨が降りだす前に、切り上げさせたりすることも
大切になるかと思います。
子供たちはいきなり言われてもすぐには行動してくれない、
出来ない場合もあるので、時間に余裕を持っておく、ということは
1つの大切なポイントになりますね。
また、キャンプ用品などに関しても
雨が降りだす前に、雨から守れる場所に
移動しておくことが望ましいです。
現代であれば、スマートフォンなどで簡単に
雨雲の状況や雷の状況を確認することが
できますから、そういったもので、
しっかりと確認を行い、
事前に雷や雨に備えておくことも大切になります。
キャンプ当日を迎える前の天候確認も大切です。
なかなか中止だとかそういったことは難しいとは
思いますが、もしも天気があまりにも酷い場合は
キャンプに行くメンバーで話し合って対応を
決めたりした方が良いかとは思います。
雷雨が過ぎ去った後も注意
雷雨が過ぎ去った後も油断をしてはいけません。
大気の状態が不安定な場合は
一度雷が収まったり、雨が止んだりしても
再び第2のゲリラ雷雨などが発生してしまう
可能性も十分にありますから注意が必要です。
加えて、川などにも引き続き注意が必要です。
雨が止んだからと言って
突然川の状態が元の穏やかな状態に戻るわけではなく、
基本的に川の流れは激しいままです。
そのため、雷や雨が止んだ=すぐに川に遊びに行く
ということは危険なので、川の状態が落ち着くまでは
子供たちも含め、川に近づかせないようにし、
しばらくの間は様子を見るようにしましょう。
川に一度流されてしまうと、
自分ではどうにもならないことになってしまいますし、
最悪の場合は、本当に命にもかかわる問題です。
まとめ
キャンプは屋外を中心とした活動ですから、
雷雨には注意しなくてはいけません。
雷自体の影響もそうですが
川の増水などによる影響も考えなくてはいけませんし
当然、自分たちの避難などに関しても
しっかりと考えなくてはいけません。
楽しい時間を邪魔されると、嫌な気持ちになるかとは思いますが
身の安全を守ることがやはり一番大切なことです。
”雷なんて大丈夫”と油断することなく、
自分の身はしっかりと自分で守れるようにしておきましょう。