新島・神津島近海を震源とする地震の傾向を解説!元々地震は多い場所。

新島・神津島近海を震源とする地震は
定期的に発生しており、
場合によっては短期間で複数回(群発地震)が
発生するようなこともあります。

実際に、新島・神津島近海を震源とする地震には
どのような特徴があるのか、
大きな地震が起きたことはあるのか、
南海トラフ地震と関係はあるのかどうか、
過去のデータを元に解説していきます。

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定期的に地震が頻発する場所

「新島・神津島近海」を震源とする地震は
定期的に発生しており、
この場所で、小規模な地震が発生することは
特別、珍しいことではありません。

特徴として「群発地震」が発生する傾向や、
1回地震が発生すると、その日のうちに数回
地震が続いたりするようなことも多い地域であり、
小規模な地震がある程度連続することは、
特別珍しいことではありません。

実際に、2021年5月や2020年12月にも
小規模な地震が何度も何度も繰り返し発生しているような
こともありました。
過去のデータをさかのぼってみると、
こういった「小規模な地震の頻発」は珍しいことではありません。

ただ、「一度発生するとしばらく小規模な地震が続く」ことが
多い地域ですが、発生しないときは、数か月間地震が
発生しないようなこともあり、
活発化⇒沈静化を繰り返しているような特徴のある地域です。

小さな地震の頻発は危険なの?

新島・神津島近海の地震に関して言えば、
この地域も小さな地震が頻発することは
多い地域になります。

一度地震が発生すると、同じ日に何度も
地震が発生するようなことも多い場所になりますね。

例えば、2020年の12月中旬から後半にかけては
新島・神津島近海を震源とする地震が
頻発しており、
全て規模の小さな地震ではありましたが
地震が群発している状態でした。

2018年4月にも、
短期間の間に(前述の2020年12月ほどではないですが)
小さな地震が頻発していました。

ただし、いずれの場合も大きな地震に
繋がることはなく、そのまま地震活動が沈静化しており、
小さな地震が頻発する=大きな地震に繋がる、
ということではありません。

元々、一度地震が発生すると、
しばらくの間地震活動が活性化しやすい地域ではあるので、
その点は、頭に入れておいたほうが良いですね。

もちろん、地震が頻発している場合でも、
地震が最近全く来ていない、という場合でも
”無警戒”で良い、ということではありませんが、
過剰に心配する必要はない、というのも
また一つの事実となります。

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大きな地震が発生したことはあるの?

新島・神津島近海を震源とする
大きな地震が発生したことは、
あるのかどうか。

2010年以降の記録を見る限り、
2020年終了の時点では、一度も震度5以上を記録
するような地震は発生しておらず、
いずれも小規模な地震になっています。

地震自体の回数はそこそこ多いですが、
現時点では全て小規模な地震のみ、
ということに、ここ10年はなっています。
(震度4は、直近10年で2回だけ起きていますが
 全体的な割合で言えばかなり少ない割合です)

とは言え、新島神津島近海の地震は
絶対に小さいものしか起きないのかどうか、と
言われれば、それはNoです。
もっと過去に遡ると、
新島・神津島近海を震源とする規模の大きな地震も
実際に発生していること自体は、事実です。

比較的最近の記録で言うと、
2000年に「伊豆諸島北部群発地震」と呼ばれる
一連の地震が発生しており、
この時に発生した地震の震源地が
一部を除き「新島・神津島近海」となっています。

この際には最大震度6弱の地震を記録しており、
最初に発生した7月に3回、
続く8月にも2回ほど、最大震度6弱を記録する
大きな地震が発生しています。
(地震の規模を表すマグニチュードは5~6程度でした)

なお、この際の地震は付近の火山活動と関係している、
とも言われていました。

この際の地震は8月下旬ごろから急激に鎮静化していき、
9月以降は大規模な地震が発生することはありませんでした。

が、実際にこうした規模の大きな地震が
発生していることは事実なので、
新島・神津島近海で大きな地震が発生することもある、
というのは現実です。

この点に関しては、事実として頭の中に入れておきましょう。

先程書いたように、ここ10年以上は、震度5以上の地震は
発生はしていませんが、
これから先もずっと発生しない、ということではありません。

必要以上に怖がる必要はありませんが、
日頃の、最低限の備えぐらいは
しておくことができると、安心ですね。

南海トラフ地震との関係は?

新島・神津島近海の地震が発生したり、
増えたりするたびに南海トラフ地震がどうこう
騒ぎ出す人もいますが、
新島・神津島近海の地震は、先ほども書いた通り、
そこそこの頻度で発声していますし、
群発(小規模な地震が複数回発生する)することも
多い地域です。

が、ご存じの通り、新島・神津島近海で地震が発生しても
南海トラフ地震は発生していません。
そのため、直接的な関係性は薄いと考えておいて良いでしょう。

いちいちその部分を気にしていたらきりがありません。

もちろん、人間には見えない部分まで含めた
関連性については、誰にも分からないことですが、
少なくとも、新島・神津島近海を震源とした地震が発生=
南海トラフ地震が発生、ということではありませんので、
この点は勘違いしないでおきたいものですし、
過剰に心配する必要はありません。

ただ、どちらを震源とする地震も、
いつ発生するかは、全く分からないものになりますので、
その点は頭に入れておき、
日頃から、最低限の備えだけでもしておくようにすると
良いのではないでしょうか。

どのように備えをしておけばいいの?

新島・神津島近海の地震でも、
他の地震でもそうですが、
過剰に気にすることは、何のプラスにもなりません。
もちろん、逆に楽観視しすぎることもプラスでは
ありませんから、そのあたりの「加減」は
大事な部分になりますね。

基本的には、必要最低限の備えはしておき、
後は普通に生活している、ということが
良いかと思います。
ずっと気にし続けていたら、地球上で
生活することなんてできなくなってしまいますからね…

心掛けておきたい対策としては、

・地震に対する最低限の知識を学んでおく
・避難経路などを確認しておく
・防災グッズなどを必要最低限は用意しておく
・可能な範囲での耐震対策(費用面などを考慮しながら)

と、なります。

どこを震源とする地震であろうと、
正直なところ、これ以上の対策を
発生前にすることは困難です。

どんなに地震のことを考えていても、
今現在の人間には、地震のことは
100%全て分かるわけではありません。

そのため、事前に備えておけることを
しっかり備えたら、あとは堂々と、
普段通り生活している、ということしか
出来ません。
ずっと気にしていれば地震が来なくなるのであれば
良いのですが、
そうではありませんからね…。

事前の備えは大事ですが、
あまり気にしすぎることもNGですから、
その点の加減に関しては
しっかりとしておくことをおすすめします。

無警戒すぎても、過剰に気にしすぎてもいけない、
ということですね。

まとめ

新島・神津島近海は
元々ある程度地震は多い場所であり、
一度地震が発生すると
群発地震などが発生する場合もあります。

とは言え、南海トラフとの関係性だとか
そういうものは過剰に気にしても仕方がないですし、
小刻みな地震のみで終わることも多い地域ですから、
過剰に心配しすぎないようにし、
けれどもある程度は備えはしつつ、
という対策がベストになるかと思います。

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