竜巻から身を守るためには?屋外に居る場合はどうすればいいの?

竜巻は、突然発生することもあり、
とても危険な自然災害です。

海外などで発生している大型トルネードなどの映像を
見たことがある方も居ると思います。
さすがに、あそこまでのものではありませんが、
日本における竜巻も、十分危険な存在であり、
怪我や、場合によっては人命に関わることもあるほか、
器物などを破壊する可能性もあり、
とても危険な災害です。

できれば、竜巻が発生する兆候を知り、
先に避難しておくことが望ましいですが、
発生には予測不能な部分もあり、
外に居る際に竜巻に遭遇してしまうことも
あるかと思います。

そんな場合は、どうすれば良いのでしょうか。

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屋外で身を守るための行動!

当然のことではありますが、一番良いのは、
竜巻の発生するであろう場所から離れていることですが、
完全に予測することはできず、
竜巻注意報などが出たら、警戒する、ぐらいが限界では
あるかと思います。

また、近くに居る場合は頑丈な建物に避難することが一番
望ましい方法ではありますが、
竜巻が目の前で発生したり、周囲に入ることの
できる建物がなかったりと、どうにも
ならないような場合もあるかと思います。

竜巻と遭遇するタイミングを選ぶことはできませんから、
そんな場合も、どうにか身を守らなくてはなりません。
では、屋外に居る場合の身を守る方法を
ご案内していきたいと思います。

なお、下記は”竜巻に遭遇して屋内に避難出来ない場合”の
お話です。
頑丈な建物や避難できる建物がある場合は、
そこに避難することが先決です。

一番の身の安全を確保するための方法は
「頑丈な建物に避難すること」です。
そのため、最初にそれをするようにして下さい。
ただ、場所によっては、頑丈な建物が周囲に無かったり、
建物が閉まっていたりして入れなかったりすることもあるでしょう。

避難できない場合は下記のようなことを
心がけて、身を守るようにしましょう。

竜巻から離れる

もしも逃げられるのであれば、逃げてしまうのが一番です。
竜巻が見えたりしたら、それに絶対に近寄らないようにして、
なるべく離れるよう心がけてください。

竜巻の進行方向が自分の現在地とは異なる方向であれば、
竜巻から離れることも可能です。
わざわざ自分から竜巻に近づかなければ、
危険を避けることは可能なはずですから、近寄らないようにしましょう。

ただし、竜巻の進行方向が自分の居る現在地だった場合は、
速度が速いですから、人間の足で逃げることは難しいです。
その場合は、下記のような方法も頭に入れておくと良いかと思います。

ちなみに、竜巻から離れる際には「飛んでくるもの」には
注意するようにして下さい。
竜巻発生時には、ある程度距離があったとしても、何かが
飛ばされてくる可能性は充分にあります。
そのため、飛んでくるものには注意しながら、距離を取るようにして下さい。

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頑丈な建物の物陰に隠れる

本当であれば、その”頑丈な建物”に隠れることが一番ですが、
建物の中に入ることができなかったりする場合も
あるかと思います。
そんな場合は、頑丈な建物の物陰に隠れるのが
1つの有効な方法になっています。

もちろん、頑丈な建物の物陰とは言え、
何かが飛んできてしまう可能性は充分に
ありますから、注意はしなくてはいけませんが、
何もせずに立っているよりは、はるかに安全です。

また、頑丈な建物の物陰に隠れたら姿勢を
低くするようにして、竜巻の通過を待つようにしましょう。
頭を守るようなものがあれば、頭を守るのも一つの
ポイントになります。

水路やくぼみに避難する

頑丈な建物の物陰が近くに見当たらない場合もあるかと思います。
そんな場合は、近くの水路やくぼみに避難するのも
1つの方法です。
汚くて嫌だ!なんて言っている場合ではなく、
竜巻が間近に迫っている場合、
命の方が大切ですから、くぼみや水路であっても利用
するようにしましょう。

くぼみや水路に伏せるようにして、
頭と首を守れるような姿勢で身をひそめるのが
良い方法とされています。

ただし、注意しなくてはいけないのは、
水路などを利用する際には、流されてしまわないように
注意が必要です。

避難してはいけない場所に注意する

避難してはいけない場所として木のそば、
プレハブ(仮設の建物)、車庫、物置などが
挙げられています。
理由としては、竜巻のエネルギーは本当に強いので、
それでは身の安全を確保できない、ということになります。

車庫やプレハブなどは倒壊する恐れがあり、
かえって逆に危険な目に遭うほか、
最悪の場合、車庫ごと吹き飛ばされたりだとか、
そういう可能性もあります。

また、木だとか、立て看板だとか、そういったものに
関しては倒れたり飛ばされたりして、
怪我の原因になる可能性もありますから、
そういったものの、近くに近寄らないようにすることが
とても大切なポイントになります。

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車は飛ばされる

車での走行中だったり、屋外で竜巻に遭遇して、
近くに車がある場合などは、車に避難すれば良いのでは?
と思ってしまうかもしれません。
ですが、車では、竜巻の力の強さにもよりますが、
安全な避難場所ではなく、
むしろ、車ごとはるか遠くに飛ばされたりだとか、
車から放りだされたりしてしまう可能性もあります。

そのため、車に乗っているから安心、なんてことは
ありません。とにかく、竜巻から離れるようにして下さい。

本当にどうしようもない場合は?

周囲に何もない、周囲に逃げ場も無い、
竜巻がこちらに向かってきていて、もうどうにもならない、
そんな場合はどうすれば良いのでしょうか?

答えとしてはなるべく姿勢を低くして、
かがみ、頭や首を守るようにして竜巻の通過を
じっと待つ、ということしかできません。
水路などが近くにあれば良いですが、
それも無いような平地で、竜巻が自分の報に
向かってきてしまっている場合は、
姿勢を低く、頭と首を守る。これが最後の手段になります。

ただし、それで安全を確保できるかと言えば、
現実的な面のお話をすると”安全ではありません”

姿勢を低くして、頭や首を守ることによって、
危険度をわずかながら下げることができる、程度のお話です。
しかし、それでも、何もしないよりは良いですから、
最悪の場合はそうするしかありません。

危ないと思ったら先に避難しておく

竜巻は突発的に発生する場合も
ありますから、本当に予測できず、
どうにもならない場合もあります。

ただし、竜巻の発生にはある程度兆候がありますし、
竜巻注意報なども発令されます。

そのため、一番の防衛策としては、
竜巻が発生しそうな怪しい天気の際に、
不要不急の外出はせずに、安全な建物内で過ごす、
というのが一つのポイントになるかと思います。

竜巻がもしも発生してしまったときに
”その場所にいないこと”。
これこそが、一番の安全策ですからね…。

ただ、そうはいっても、竜巻と運悪く
遭遇してしまう可能性も十分にありますし、
屋内に避難できなような状況で遭遇してしまう可能性も
充分にあります。
そんな時のためにも、屋外での身の守り方も、
頭の片隅に入れておいても、損はないかと思います。

まとめ

竜巻の力は本当に凄まじい力です。
そのまま巻き込まれてしまえば、大変なことになるのは
容易に想像がつくかと思います。
竜巻発生時に「屋外に居る」という状態がそもそも危険であり、
上のような対策はあくまでも「少しでも危険度を下げる為」の
方法です。

そのため”絶対安全”な方法はなく、
上のような行動をとっても、怪我をしたりする可能性は残されている、
ということになってしまいます。

可能であれば、頑丈な建物に避難するのが一番ですが、
そうはいかないとき、”いざという時のため”に
上記のような対策は覚えておいても、損ではありません。

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