屋内でも確実に安全とは限らない!雷の安全対策マニュアル!

雷が鳴りだした際には屋内に避難するように、
というのが雷から身を守るための基本になります。

しかしながら屋内に避難したら確実に安全なのか、
といえば、必ずしもそうではありません。
屋内に居ても、注意しなくてはいけないこともありますし、
屋内に居ても怪我をする可能性もあります。

その点には注意しなくてはなりませんし、
屋内でも安全に配慮しなくてはいけないのです。

では、どのような点に気をつけていけば良いかを
ご紹介していきます。

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屋内に居る場合に注意すること

屋内に居る場合も、100パーセント安全かどうか、
と言われればそうではありません。
これは、自分が今現在居る建物にもよります。

例えば大型の建物など、頑丈で大きな建物に居る場合は
まず心配する必要はありませんが、
木造住宅だとか、そういった場所に居る場合は
念のため、警戒するに越したことはありません。

建物の中の方が、屋外に居るよりかははるかに
安全であることには変わりありませんが、
実際に怪我をした人も居るのも事実。
油断はできないのです。

どんな点に気をつければ良いかを見ていきましょう。

①家電の電源を抜いておく

まず、自分自身のことではなく、家電を守ることを
考えなくてはなりません。
雷が自宅に直撃しなかった場合でも、近くに落ちた雷の
電流が流れ込み、家電が壊されてしまう可能性があります。

これは、別の記事でも詳しく書いていることですが、
雷によって家電を壊されてしまう可能性があり、
注意しなくてはいけません。

家電を守るためにやるべきこととしては、
家電の電源を切り、コンセントから電源ケーブルを抜くことです。
コンセントに電源ケーブルをつけたままだと、そこから電流が
流れて家電の電源を切ってあった場合でも、家電が壊れてしまう
可能性があります

これは非常に大事なことなので、よく覚えておきましょう。

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②水回りの利用を避ける

雷が自宅に直撃しなくても、近くに落ちた雷の電流が
水道管を伝って流れ込んでくる可能性があります。
その際に、水を使っていると、
感電する可能性もあります。

この感電によって大怪我をした!みたいな話は
あまり聞きませんが、そういう可能性がある!ということは
覚えておかなくてはなりませんし、注意はしておきましょう。

激しく雷が鳴っているような状況下では、
洗い物をしたり、入浴したり、そういったことは
なるべく避けるようにした方が良いかと思います。

③家電製品になるべく近づかない

家電製品に電流が流れ込む可能性があります。
可能性としてはかなり低いのですが、
電話中に雷による被害を受けた例なども存在しているようで、
この点に関しては、注意をしなくてはいけません。

家電製品から、1メートル程度の距離を取ることが
安全とされているので、できることなら
家電からある程度の距離は取っておくようにした方が
より安全です。

そこまで気にする必要はないよ、と思う人も
居るかもしれませんが、
可能性はごくわずかなら危険性はあるので、
もしも可能であれば、わざわざ家電に
近づいたりは、しないようにしておきましょう。

④窓を開けて、その側にいない

これは非常に危険なのでやめましょう。
自分が室内に居ても、雷の被害に遭う可能性があります
雷は、まっすぐに落ちるわけではなく、色々な方向に落ちます。

また、周囲に落ちた雷が、さらに付近に電流を発するので、
窓をあけて、そのそばに居ると、
例えば、近くの木に雷が落ちた場合、その木から放たれた電流に
よって被害を受けてしまう可能性があります。

そのため、窓を開けてすぐ側に佇んでいたりするのは
非常に危険なので、注意が必要です。
雷が鳴っているということは、多くの場合、
雨も降っているでしょうから、やはり窓は閉めた方が良いですし、
できることなら、なるべく窓際には近寄らないようにする、
ということも一つのポイントになります。

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⑤壁や天井からも離れる

安全のためには、壁や天井からも離れた方が良いとされています。
落雷の際に電気が伝うことがあるため、ということのようですね。
1メートル以上、それぞれから離れておくと
より安全なようです。

ここまで気にしなくても大抵の場合は大丈夫では
ありますが、一応、そういうこともある、ということは
頭に入れておきましょう。
特別、警戒しすぎる必要もないかとは思いますが、
用もないのに壁の近くに行ったりだとか、
そういうことはできる限り避けるようにした方が
良いかとは思います。

⑥軒下など、外の部分は避ける

家の玄関の前だとか、ベランダは屋根があるから大丈夫!だとか
そういう風に思ってしまう人もいるかと思いますが、
それらは危険な場所なので注意して下さい。

まず、玄関先に立っている場合ですが、
これは、近くに落ちた雷などの電撃に巻き込まれる可能性もあり、
非常に危険な行為です。
また、ベランダなどに関しても、仮に屋根があるタイプ
(サンルームなどと呼ばれるもの)であったとしても、やはり
窓を開けたりしている場合は危険ですし、普通のベランダの場合は
さらに危険ですから、注意するようにして下さい。

とにかく、「家の中」に入るようにして下さい。
ベランダだとか、玄関先の軒下だとか、外にあるプレハブ系物置
だとか、そう言うところでは無く”家の中”に入るということが
安全のための行動になりますから、しっかりと家の中に
入るようにしましょう。

⑦停電の対策をしておく

雷が激しく鳴っている場合は、停電する可能性があります。
①でも書いたように、家電へのダメージなどが懸念されますから
そちらに関しては、早めに対応できるようにしておくと、
良いのではないかと思います。

また、自分たちの身の安全の確保面でも
早めに対策をしておくことが必要です。
例えば「夜」に急に停電してしてしうまうと、本当に
真っ暗になってしまいますし、真っ暗な状態で
ウロウロするのは非常に危険なことです。

そのため、夜、雷が激しくなっているような場合は
懐中電灯などを用意しておくことをおすすめします。
停電した場合、すぐに周囲を明るくできるようにしておく、
ということですね。
雷が直接的に関係のあることではありませんが、
転倒などによる怪我は実際にあることですから、
この点に関しては、注意しておかなくてはいけません。

特にお子様やご高齢の方がいるご家庭に
関しては、注意することが必要です。
急に暗くなって転倒したりしないように、
万が一の場合に備えて、懐中電灯などは用意しておきましょう。

屋内にいればほぼ安全

上で色々なことを書きましたが、屋内に居れば
「ほぼ安全」であることに間違いはありません。
基本的に、人的被害が出る可能性は限りなく低いでしょう。

ただし、上のようなことで怪我をしたりする可能性も
ありますから、その点は一応、頭に入れておく
ようにしておきましょう。
一番屋内で気を付けるのは「停電」と「家電」ですね。
その上で、水の利用だとか、壁からの距離だとか、
そういったことにまで気を付けることが出来れば
なおのこと安全になるかとは思います。

まとめ

屋内は基本、安全です。
それが木造住宅であってもです。
ただ、前述したような可能性が”0”でないのも事実ですから
そこのところは忘れないようにしておけると良いかと思います。

雷に遭遇したら、基本的には雷が
過ぎ去るまで屋内で大人しくしている、というのがベストになります。
あまり危ないことをすると怪我をする可能性も0ではありませんから、
なるべく、上記に書いたような点は、注意しておくようにしましょう。

ただ、屋内に居る場合、
よほどひどい雷でなければ、神経質になりすぎる必要は、あまりないかとは思います

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