大雪注意報とは?注意するべき点と、職場や学校の対応は?

”大雪注意報”は気象庁から発出される
注意報の一つです。

降雪・積雪による住宅などへの被害、
交通機関への影響や交通障害などが発生する恐れがあると
判断された場合に発出されることになります。

簡単に言えば”雪による被害や、事故など危険が生じる可能性が
あるので、注意して下さい”と、そういうことになります。

この大雪注意報が出た場合の対応などについて
解説していきます。

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行動の制限などはあるの?

「大雪注意報」には、法律的な行動の制限などはなく、
大雪注意報が出たからと言って、外出してはいけない、と
”法律的な”決まりはありませんし、
何か行動が制限されることはありません。

あくまでも”注意して下さいね”という意味合いであり、
注意するかどうかは個人の判断に委ねられます。
当然、何も注意しなかった場合に起きた事故などは
”自己責任”にはなりますが、何かを強制されるのか、
それともされないのか、という点で言えば
”強制されるようなものではない”ということになります。

そのため、自分自身でしっかりと注意をしていく必要があります。

「大雪警報」との違いは?

「大雪注意報」にはもう一段階上にあたるものが
存在しており、それが”大雪警報”となります。

”大雪警報”の方がランクとしては高いものになり、
降雪・積雪による住宅への被害や交通障害などが予想されたとき、という
基準は同じですが、
こちらは”重大な災害が発生するおそれがあるとき”とされています。
(注意報には”重大な”な言葉はついていません)

また、さらにその上のランクにあたるものも存在しており、
「大雪特別警報」というものも存在します。
こちらは数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合に発表されるもので、
大雪警報よりもさらに警戒レベルの高いものとなります。

大雪関連の注意報・警報には段階がありますので、
雷などと比べると、幅広く種類が用意されていることになります。
(例えば、雷の場合は「雷注意報」しか存在しません)

大雪注意報と警報の違いとしては
警報の方が”より強い警戒が必要”と、いうことになります。

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必ずしも雪が降るとは限らない

「大雪注意報」が出た際にも、
必ずしも雪が降るとは限らず、
雪ではなく雨で済んだりする可能性も十分に
考えられます。

特に”注意報”の場合は、
(注意は必要ですが)警報や特別警報と比べると
雪が降らないことも可能性としてはそれなりにあります。

また、雪が降ったとしても積雪にまでは至らずに
大きな交通障害などには至らない場合もあり、
大雪注意報が出る=必ずしも各地に支障が及ぶような雪が降る、
ということではありません。

ただし、当然のことながら
大雪注意報が出るような情報ですから、
注意報が出ていないような日と比べれば
圧倒的に雪が降る可能性は高いですし、
積雪などによって、交通機関への影響などが出る可能性も高いことは
事実です。

可能性は高いけれど、100%降ったり、積雪したりするとは限らない、
というだけで念のため注意・警戒はしておくことが大切です。

大雪注意報が出た場合どうすればいいの?

大雪注意報が出た場合は、
注意報が出ている時間帯の周辺では
雪が降る可能性があると考え、
それを視野に入れた行動を取ることが大事です。

例えば、大雪注意報が出ている日が
仕事や学校だったりするのであれば
積雪した場合の出勤・出席はどうするかの確認や、
行く場合はどのような交通手段を使うのかなどの確認、
大雪注意報などが長期にわたる場合は
先に用事を済ませておくこと、
自宅周辺などで雪に対する備えが必要なら
備えをしておくことなど、こういった部分に注意をするようにしましょう。

また、大雪が万が一降った場合、
場合によっては”停電”などの被害が出る可能性も十分にありますから、
”備え”はしておくと良いかと思います。

交通機関への影響・停電への備え・積雪自体への備え…
これらを、準備しておくと良いのではないでしょうか。

学校や職場はどうなるの?

「大雪注意報」の場合、原則として
学校は休みにならないケースが多いですが、
最終的には学校ごとに判断が異なる場合がありますので、
自分の通っている学校が(翌日などに雪の予報が出ている場合)、
どのように判断すれば良いのかは、事前にしっかりと確認を
しておくことをおすすめします。

「大雪警報」になると自宅学習などになる可能性も高いですが
警報・注意報が「大雪注意報」のレベルの場合だと、
通常通り授業の可能性もあります。

”学校の対応”及び、”現在、注意報が出ているのか警報が出ているのか”は
しっかりと確認しておくとよいでしょう。

職場の場合は、学校以上に休みにならない可能性が高いですが
これに関してもしっかりと各自で調べておくことが
大切になります。
分からない場合は自分の勤務先のルールがどうなっているのかは
ちゃんと確認し、
上司・会社側としっかりと意思疎通を図るようにしてください。

まとめ

大雪注意報の場合は、大雪による被害やトラブルなどの
可能性がありますが、
必ずしも大雪になるとは限らず、
実際に”大雪注意報”が出ているけれど、特に積雪もしなかった…
みたいなことは、これまでにも多数経験したことはあります。

ただ、そうは言っても
”雪が降る可能性のない日”に大雪注意報が出たりすることは
ありませんから、そういったものが出る=ある程度注意は
必要、ということはしっかりと覚えておき、
必要であれば対策は行うようにしてください。

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