地震でパニックを起こすことによる二次災害にご用心!

地震災害発生時に、
パニックを起こした人間が
二次災害を引き起こすこともあります。

自然災害に続く人災ですね。

人間は、普段思っている以上に
何か起きると弱い生き物で、
本性をあらわにするものです。

そして、その必要以上のパニックが
地震が収まった後にも、余計な
トラブルを生んだり、
犠牲者を生んだりしてしまうことが
あるのです。

地震災害の際の”人間による二次災害”には
どのようなことがあるのか、
どのように注意をすれば良いのか、
その点について、解説していきたいと思います。

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パニックは、危険を呼ぶもの

地震災害発生時などに
パニックを起こしてしまう人もいますが
パニックは「危険を呼ぶだけのもの」であり、
助かるという点においては
何の役にもたたないものです。

むしろ、逆効果と言っても良いでしょう。

パニックを起こすことによって
本来しなくてもよかったはずのけがを
してしまう可能性も高まりますし
パニックを起こすことによって
余計なトラブルを招いたり、
自分自身が正常な判断をすることが
できなくなってしまったり
する可能性もあります。

そのため、できる限り
パニックを起こさないようにする、ということこそが
身の安全を守るために大事なことの
ひとつになってくるのです。

では、パニックを起こしてしまうと
どのような危険が待ち構えているのか、
どのようなトラブルの可能性があるのか、
その点を解説していきます

正常な判断の妨げになる

パニックを起こすことは
正常な判断の妨げになります。
結果的に地震災害に対しても、
本来取るべき安全のための行動を
撮ることができなくなってしまい、
逆に危険な行動に出てしまうような人が
存在するのも事実です。

そういった行動は本人だけではなく
周囲の人間も危険に晒すことに
なってしまうために、
パニックを起こすことは
自分だけではなく周囲の人間も
危険に晒す、ということを
覚えておかなくてはなりません

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イライラが生み出すトラブル

人は、パニックになると
次第にいらだちを募らせていきます。
そういった感情による
人間同士のトラブルや争いなども
二次災害の一つと言えます。

自然災害による影響が
長引けば長引くほど、
人々はストレスをためていき、
ちょっとのことで、それが爆発
してしまいやすい危険な状況に
陥ります。

そうなってしまうと、
トラブル発生の可能性は
飛躍的に高まりますし、
注意をしていかなくては
ならない部分の一つになります。

ある意味では地震災害発生後に
怖いものの一つが”人間”になるのです。

風評被害などの恐れも

地震によってパニックを起こした人たちや
ピリピリムードの人間たちが
「風評被害」を引き起こすようなことも
あります。
これも、人間がパニックになったり
イライラしたりすることによって
引き起こされるもので、
本来、ちゃんと冷静に対応していれば
そのような被害は起きないのです。

現代では、SNSなども普及していますから
より間違った情報が拡散しやすい
時代になりつつあります。
そのような風評に惑わされることなく
適切に対応をしていくようにしましょう。

無駄な買い占め

これも、地震災害などが発生した際に
発生する可能性のある、
パニックによる無駄な二次災害のひとつ、です。

もちろん、本当に物資が不足するような
地域も、大きな地震の場合は
出てきますが、そうでない場所でも
そのようなことが発生する可能性があり、
2011年の東日本大震災の際には、
直接の被災地から離れた場所でも
デマ情報や煽るような情報が原因となり
”無駄な買い占め”が発生してしまっており
一時的にコンビニやスーパーから
商品が消えたようなことも実際に
ありました。

このような、無駄な買い占めが
無ければ、本来品薄にならなくても
済んだようなものが品薄になってしまう
可能性もありますし、
商品棚が空になってくると
パニックを起こす人、「念のため買っておくか」みたいな
人まで出てきて
”本当は発生するはずじゃなかった品薄”が
発生してしまうのです。

そのような”無駄な品薄”を引き起こしてしまわないためにも
無駄な買い占めはしないようにする、
ということが大事になってきます

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ストレスによる体調不良

無駄にパニックになることにより、
人間には少なからずストレスが
蓄積されていくことになります。

このストレスも出来れば避けるべきものであり
精神的な不安や強いストレスが
加わることで、人間は簡単に
壊れてしまいます。
最悪の場合、地震災害後のパニックを
要因としたストレスなどで、
直接的にではないにせよ、地震に関連して
命を落としてしまうような人も本当に
いますので、そういう部分にも
注意をしておかなくてはいけません。

また、そこまでの大事にはならなかったとしても
精神的な強い負担がかかれば、
場合によっては、自律神経の乱れなどを
生じることになり、最悪の場合は
体調を崩すことになります。

パニックは精神的な強い負担にも
なりますから、その点にも
注意をしておかなくてはいけません。

騙されやすくなってしまう

パニックを起こしている人間ほど、
騙されやすくなります。
上に書いている「正常な判断ができなくなる」の
部分に関わってくることですが、
何らかの目的で人をだまそう、と
考えている人にとって、パニックを起こしている人間は
”騙しやすい”ターゲットの一人と言えるでしょう。

パニックを起こしてしまったことによって
普段であれば、絶対に引っかからないような、
罠にも引っかかるようになってしまい
結果的に自分自身が損をすることになってしまう、
ということも実際に起こりえることですから
ここの部分は注意しておかなくてはいけませんし、
人々の不安などに付け込もうとする
人間も多いですから、
警戒心は常に持っておかなくてはいけません。

ピリピリしているので叩かれやすい

二次災害…といいうほどではないですが
自然災害後は、他人から執拗に
叩かれるターゲットになってしまう
可能性が高まります。

これはどういうことかと言うと、
地震災害によって、少なからず
ストレスを感じている人、
パニックになっている人、
イライラしている人などなど
”負の感情”を持っている人は
普段よりも圧倒的に多いです。

そのため、ちょっとのことで
徹底的に叩かれ始めたりしてしまうので
ネットや公の場での発言に関しては
特に注意するようにしましょう。

平常時でもちょっとしたことで
叩かれやすい時代になっていますが、
自然災害発生後などの
ピリピリしたムードの中の場合
”さらに叩かれやすい”状況に
なってしまっていますから
この点も注意をしたほうが良いでしょう。
余計なトラブルに巻き込まれてしまうような
ことがないよう、自分で自分を守る、
ということも大事になってきます。

人間は怖いものであると理解する

自然災害発生時には、
どうしても本性を現す人間や
パニックになっておかしな行動を
取り始めるような人は、増えてしまいます。

そのため、あまり人間を
信用しすぎないように、
”人間とはそんなものだ”という認識を
どこかに持っておくことが大事です。

人間不信になれ、という意味ではなく
”そういう人も必ず一定数いる”という
ことをしっかりと理解しておき、
”警戒”しなくてはならない、ということです。

まとめ

人間は何かがあると
パニックを起こし、そして人間そのものが
二次災害になってしまいます。
多くの人間がいる以上、
一定数そういう人が出てきてしまうのは
もはや、仕方のないことです。

なので、それに、巻き込まれてしまわないように
することはとても大事なことですし、
自分自身がそうなってしまわないように、
注意をしておく、ということも
とても大事なことになってくるのです。

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