雷が発生しやすいのはどんな日?雷が鳴りやすい環境を知る!

夏場になると雷が鳴る日も多くなりますが
同じ夏場でも雷が鳴りやすい日と、
鳴りにくい日があります。

では、どのような環境の日が
雷が鳴りやすい日になるのでしょうか?

雷が鳴りやすい日、というのも
色々な要素が積み重なってそうなっているのです。
落雷の危険性が高い日には
どのような特徴があるのか、
その点について、お話をしていきましょう。

天気予報を見れば、特徴を知らなくても
すぐに分かる時代ではありますが
雷が鳴りやすい状況について
知っておいても、損ではないかもしれません…。

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鳴りやすい日の特徴

同じ夏場であっても、
雷が鳴りやすい、鳴りにくい日が存在しています。

例えば、大雨が降っていても全然
雷は鳴らないような日も実際にありますし、
午前中は晴れていたのに、急激な雷雨になったり、
雨自体は大したことがないけれど
雷は激しかったり、
同じ夏場であっても、色々なパターンが
考えられるのです。

では、”雷が鳴りやすい日”には
一体どのような特徴があるのでしょうか。
その特徴について、それぞれお話を
していきたいと思います。

気温の高い日

気温が高い=雷が鳴る、というわけではありません。
気温が高くてもずっと快晴の日もあります。
ですが、他の条件が色々と組み合わさることで
雷が発生しやすい状態になってしまいます。

他の気象条件が全く同じだったとして、
気温が10度と35度では、
35度の場合の方が雷をもたらす
雨雲が発達しやすい、ということになりますね。

気温が高いことによって上空との気温差ができやすいこと
などがその理由として挙げられます。
最初にも書いた通り、気温が高い事そのものが
雷を鳴らすわけではありませんが、
気温が高いことによって
雷雲が発達してしまいやすい条件が
揃いやすくなってしまう、ということですね。

そのため、冬場よりも夏場の方が
雷は鳴りやすいですし、
気温の高い日の方が
より雷には警戒が必要になるのです。

雷が深夜などよりも昼間や夕方に多いのも、
強い日差しによって地上の気温がぐんぐん上がり、
上空との気温差が開くことにより
雷雲が発達しやすい状況を作り出してしまうためです。
もちろん、深夜にも、条件が揃えば雷が
鳴ってしまうようなことはありますが、
大抵の場合は、昼過ぎから夕方、早い夜などの
時間帯がほとんどであるかと思います。

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前線の通過時など

前線が通過することにより
大気の状態が不安定になり、
雷が鳴りやすくなります。

この場合は、ゲリラ豪雨などとは違い
ある程度事前に予測がしやすい
パターンになりますね。
前線が通過する際には
強い雷を伴った雨が
そこそこの時間続くこともあります。

寒冷前線などにより
雷がもたらされることは
よくあることですし、
梅雨前線が活発化した際にも
雷を伴うようなケースもあります。

前線をどうこうすることは人間には
できませんが、事前に知って備えておくことは
できますから、前線の通過などで
悪天候の予報が出ている際には
注意をしておくようにしましょう。

大気の状態が不安定な日

大気の状態が不安定な日は
当然のことながら、雷が鳴りやすく
雨雲も発達しやすい状態です。

何故大気の状態が不安定に
なるのかと言うと
気圧の谷の通過や前線、
温度差などなど、色々な理由が
挙げられますが、
そういったものが積み重なることにより
”大気の状態が不安定”と言われる状態に
なってしまい、
急な雨や雷が発生しやすい状態に
なってしまうのです。

天気予報などでも「大気の状態が不安定」だとか
「大気の状態が非常に不安定」だとか
そういった言葉が使われることも多いです。

この言葉を聞いた日には、雷が鳴りやすい
状況にある、ということは
覚えておくと良いかもしれません。
大気の状態が不安定な日には、
晴れている場合であっても、
急激に天候が悪化していくような
ケースもありますから
周囲の空模様には注意するように
しておきましょう。

季節的なもの

季節的なものも
雷が鳴りやすい・鳴りにくいに影響してきます。
地域にもよりますが
雷が鳴りやすい季節と言えば、やはり「夏」になります。
冬場の雷は比較的少ないのは皆様も
ご存じのとおりでしょう。

これは、上でも書いたような気温だったり
大気の状態が不安定になりやすい要素が
夏場に揃っているためです。

もちろん冬場でも雷が鳴る時は鳴りますが、
夏場の方が圧倒的にその回数は多いですし
激しい雷になりやすい、というのは紛れもない事実なのです。

春の中ごろ~秋中盤ぐらいまでは
雷が鳴りやすいので、
その季節には注意が必要です。

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台風などが接近している時

台風などが接近しているときも
晴天時に比べれば、当然、雷が鳴る可能性としては
髙くなってしまいます。

台風は大雨をもたらすことも多いですから
それと一緒に雷が鳴る可能性も高まる、
ということですね。

ただ、ゲリラ豪雨の時とは違い、
大雨が降っていても、雷を伴わないような場合も
台風の時は案外多いのも事実です。
どちらかと言うと大雨のほうや
風のほうに注意しなければいけない
自然災害が台風ですね。
もちろん、雷が鳴ることもありますし、
何も無い日に比べれば、雷が鳴りやすいのは
確かなのでその点に関しては気を付けるようにしましょう

地域によっても左右される

これは「なりやすい日」とは関係ありませんが
雷は、地域によっても鳴りやすさが変ります。

「絶対に鳴らない場所」は日本では存在しませんし、
世界中のどんな場所であっても”絶対”はあり得ませんが、
日本国内においても、地域によっては
雷の鳴りやすさは大きく変わります。

山沿いだとか、地域によっては
夏場は毎日のように雷が
発生しているようなところも
あるぐらいですからね。

そういった場所に住んでいる場合は
本当に雷とは毎日のように顔を合わせる(?)
ことになりますから
その点は覚悟しておかなくてはなりません。

もしもどうしても雷が苦手なのであれば
何らかの機会で引っ越す機会などがあれば、
雷の少ない平野部などへの引っ越しを
検討してみる、というのも一つの方法に
なってくるのかもしれません。

予報が出ていなくても注意は必要

雷の予報が出ていなくても
夏場は特に注意が必要です。
冬場であればほとんど心配はないかと思いますが
夏は、雷の予報が出ていないような時であっても
急激に天候が崩れて、
ゲリラ豪雨が発生する可能性は
充分にあります。

予報で降水確率が低い場合は
そういった雷雨が発生する可能性も
当然、低いのは事実ですが、
可能性は「0」ではないということは
覚えておき、真夏の外出時には
特に注意をした方が良いかとは思います。

冬場に突然ゲリラ豪雨が発生することは
まずないと思いますが
夏場は気温が高い場合、急激に
天候が悪くなって大雨になったりだとか
そういったことも十分に
考えられる範囲内のことになりますから
しっかりと注意をしておく、ということは
大切になるかと思います。

急激に天候が崩れる、と言っても
何十分か前にはその兆候が見られるとは思いますから
怪しいな、と思った場合は
天気予報で降水確率が低かったとしても
注意をするようにしていきましょう。

まとめ

雷が鳴りやすい環境、
鳴りやすい場所、
鳴りやすい季節については
しっかりと知っておき、
怪しいな、と思った場合は
なるべく早く屋内に避難する、
ということが大切になります。

雷は時には人的被害を
発生させる可能性もある恐ろしい存在です。
決して油断しないようにし、
身の危険を感じた場合は、
すぐにでも避難できるように
しておくことが大切になります。

特に、上で書いたような気候の日は
気を付けるようにしていきましょう!

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