震度0とは何か?一番低い震度は1ではなく0!

地震の震度。

一番小さな震度はいくつだと思いますか?
中には「震度1」が一番低い震度だと思っている人もいるかもしれませんが、
実は、これは間違いです。

一番低い震度は、震度1ではなく、
”震度0”と呼ばれるものになります。

震度1よりも低いものがある、ということですね。

では、この震度0とは何なのか。
それをご説明していきたいと思います。

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地震の最低震度

地震の最低震度は震度1ではなく震度0です。
震度1とは、計測された震度は0.5から1.4のものを言いますが
震度0とは、それよりもさらに下の
計測された震度が0.4以下のモノを言います。

本当にわずかな揺れであり
基本的に「人間が感じることのない揺れ」ということになります。

が、あくまでも人間が感じないだけであり、
それが地震であることには変わりはなく、
震度0も、他の震度と同じように、地球の活動が
引き起こしているものになります。

この震度0について、
もう少し詳しく、色々な部分を見ていきましょう。

発表はされない

まず、震度0については
いちいち地震情報が発表されたりすることはありません。
テレビなどで「地震情報」として出てくることも
ありませんし、気象庁のサイトなどの
地震情報など、ネット上でも震度0の地震が
発表されることはありません。

震度0は前述したように人間にとっては
ほとんど影響のないものであることも事実ですし、
数も多いので、それらをいちいち発表していることで
逆に本当に必要な情報が人々に
伝わらなくなってしまいますから、
最大震度が0のものに関しては
発表されることはありません。

サイトなどでも、最大震度1以上のものしか
発表されないようになっています。

確かに地震は地震なのですが、
地震としての情報発信も行われない、
ということになります

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人間が感じることはある?

では、震度0の地震を人間は絶対に
感じないのか?と言われると答えはNoです。
震度0であっても、限られた条件下ではありますが、
人間が揺れを感じる可能性は0ではありません。

では、震度0の揺れを人間が感じる可能性が
あるのは、どのようなタイミングなのでしょうか。
それを見ていきたいと思います。

・震度0の中でも大きめであること。
震度0は0でも0.1~0.4とある程度の幅が
あるわけです。
このうち、本当に0に近い数字のものは
恐らく人間が揺れを感じることはないかと思います。
が、0.4のものであれば、地震の揺れとして
感じる可能性は十分にあります。
まず、震度0は0でも、その中で大きいものでないと
人間が感じることはない、というのが
最初のポイントになります

・何もしていないこと
歩いている最中だったり、何かをしている最中の場合、
震度0の揺れに気付くことはおそらくないでしょう。
震度1や2であっても、何かしていれば気づかない
ようなこともあります。
何もせずにじっとしていて、震度0の揺れに
気付くことができるのは、かつ敏感な場合ぐらいになります

・地盤にも影響される
自分の住んでいる地域の地盤によっても
影響されます。
揺れが伝わりやすい地域であれば、震度0の地震を
感じる可能性も当然上がりますし、
揺れが伝わりにくい地域などであれば震度0の揺れを
感じる可能性は低くなります。

上のように、本当に限られた条件下ではありますが
震度0の揺れを人間が感じることは実際に
あることです。
感じたからと言って、何かあるわけではないですが
震度0=絶対に人間が感じることのない揺れ
というわけではありませんから、その点は注意
するようにしましょう。

どうすればいいの?

震度0の地震の場合、特に対策をする必要もありません。
0の揺れで被害が出る!なんてことは
まずないでしょうし、そんな揺れではありませんから
万が一感じたとしても
何も気にする必要はありません。

震度0の場合は感じたとしても本当に
わずかな揺れですし、時間も非常に短いと思いますから
何もせず、そのまま普通に過ごしていれば
何も問題はないかと思います。

日頃からの注意点

震度0自体については
特に注意することは何もありません。
そういうものがある、と知っておいても
特に防災対策上プラスになることも
正直に言ってしまえばあまりないでしょう。

ただし、地震はいつ発生するか分からないものです。
震度0云々ではなく、地震についての知識を
最低限身に着けておくことは大切なことだと思いますし、
いざという時のための避難経路の確認だとか
身近に出来ること、
そして防災グッズの用意などの”しておくことのできる備え”
こういったことをしておくことはとても大切なことで
あると思いますし、
いざという時に自分や周囲を守ることにも繋がると
思いますから、そのあたりの備えは
しておくようにしましょう!

まとめ

地震の最低震度は震度0…
覚えておいても実生活に役に立つことは
あまりないとは思いますが
一応、そういったものがある、ということだけは
頭のどこかに入れておくと、何かの時に
もしかしたら役に立つかもしれません。

震度0は基本的には人間が感じることのない
レベルの小さな揺れではありますが
上でもご紹介したとおり、
条件が揃えば、わずかながら人間が
揺れとして感じることもあります。

震度0の揺れを感じたからと言って
特にそれを心配する必要はありませんが
絶対に感じない、というわけではありませんから
そのことだけは覚えておくと、
「あれ?今、地震があったはずなのに」と
慌てなくて済むかと思います。

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