台風と地震が重なることってあるの?その際の注意点は?

「地震」「台風」
どちらも日常生活に甚大な被害を及ぼす可能性もある
恐ろしい自然災害です。

では、この「地震」と
「台風」が両方同時に重なってしまうようなことは
起きるのでしょうか。

その点についての解説、
そして身を守るための方法を解説していきます。

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地震と台風は別物

「地震」と「台風」は全くの別物です。
同じ自然災害ではありますが
発生のメカニズムも原因となるものも
何から何までが違います。

そのため「地震」が発生したから「台風」が来やすくなる、
とか、そういうことはありませんし、
「台風」が直撃したから「地震」が活発化する、
などということもありません。
両者は全く繋がりのない自然災害である、と
言っても良いでしょう。

しかし、逆に言えば、
全くの別物であるがゆえに
「地震」で被害を受けている地域に「台風」が来ない、
なんてことはありません。
台風が「あ、あそこは被災地だからカーブするか」
なんて配慮は絶対にしません。

逆もそうです。
「あの地域はこれから台風が来るから
やめておこう」などと地震は人間の都合を
考えてはくれません。

そのため、
「地震」と「台風」が同時にやってくる、などという
可能性も当然のことながらあるわけです。

”人間の都合”を地球は考えてはくれない。
まず、これは覚えておきましょう。

可能性としては低い

台風と地震が、重なるようなことは
可能性としては非常に低い、ということも事実です。

台風の影響にあるような日は
1年のうちに、わずかしかありません。
そのタイミングで地震が来る可能性、と考えれば
非常に低いことは分かると思います。

1年のうちのほとんどは
「台風の影響のない日」になるわけですから
当たり前のことですが、そちらのタイミングで
地震が発生する可能性のほうが
高い、ということになります。

加えて、地震も、1年間に発生する
地震の総数から考えれば
その大半が「人的被害の出ない小規模なもの」で
あるのも事実です。
地震は1日に日本全国で、たいていの場合1回以上
来ていますが、
そのほとんどは、小規模なもので、
騒ぐような地震ではありません。

そのため、台風が直撃している際に
地震が来てしまったとしても
小さい可能性の方が
あくまでも確率上のお話にはなりますが
遥かに高い、ということになります。

ですので、台風と大きな地震が重なるような
可能性としては”非常に低い”というのが
事実になるのです。

とは言え、先ほども書いたように
台風と地震は全く別々の自然災害になりますから、
うまい具合に”同時に”なってしまうことも

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身を守るためには?

もしも、台風と地震が重なってしまった場合には
どうすれば良いのか。
基本的には台風からも地震からも身を守る必要が
ありますが、いつもなら「台風」「地震」と個別に
対応すれば良いモノが同時に来てしまうわけですから
異なる注意も必要になります。

「どっちが先」かによっても
対処法は変わって来るでしょう。

・台風が「先」の場合
台風が先に到達している場合…
台風真っただ中で地震が発生した場合は
台風の度合いによっては、避難することすら
なかなか難しい状況になってしまいます。
普段であれば、広い場所に避難することが
地震から身を守るための対策ですが
台風は、逆に「外に出るのは危険」な自然災害です。
このように、全く”正反対”になってしまうので、
非常に厳しい状況ですが、
それでもまず、地震が発生した場合は
一旦地震が収まるまでは「地震を優先」に身を守っていくことが
大事になるでしょう。
もちろん、台風にも注意しなければいけませんが
まず、その場の安全を確保することが優先です。

・地震が「先」の場合
台風の予報は出ているけれど、まだそれほど影響が
出ていない、というケースでは
まず地震自体から身を守ることを最優先です。
その後、台風がこれから到着する、という場合は、
急ぎ、安全な場所に避難し、
台風や余震、その両方から身を守るために
避難所などに避難することが重要になります。
ただし、こちらの場合、台風が来るまでにある程度余裕が
あるのであれば、台風からも地震からも身を守れるような
頑丈な避難所などに避難することが
場合によってはできると思いますので、
前述のケースと比べれば、まだ”マシ”であるとは思います。

臨機応変に対応を。絶対安全は厳しい

台風と地震が、運悪く重なってしまった場合は
「臨機応変」に対応していくことが
重要になります。

”絶対安全”と言えるような状況を
作り出すことは、残念ながらかなり厳しく、
常に命の危険もあると考えて
慎重に行動をしていくことが、重要になります。

地震から身を守る方法や
台風から身を守る方法については
”単体の自然災害対策”であることがほとんどで、
地震と台風が同時に来た場合などの
”イレギュラー”なことまでは
想定されていないケースが多いです。

例えば地震発生時に「広い場所に避難する」ことは
安全対策の一つですが、
台風が直撃している際などに関して言えば、
これは”台風”から身を守る、ということとは正反対の
行動になってしまいます。

そのため、臨機応変に自分の中での知識、
その場その場での状況を判断しながら
行動していくことが必要になります。

まとめ

地震と台風が同時に発生してしまうような
ことは、まずないことです。
可能性から考えれば、
かなり低い確率であるのは事実なのです。

とは言え、0%かどうか?と
言われると、決してこれは
0%などではなく、実際に起きる可能性も
あることです。

もしもの時のために
一応頭の片隅に”そういう可能性もある”ぐらいは
覚えておくと良いかもしれませんね。

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