天災と災害の違いとは?どのような違いがあるのかを解説します!

「天災」と「災害」
どちらの言葉も聞いたことがある人が
ほとんどだと思います。

どちらの言葉も漠然と使っている人が
多いかと思いますが、
これらの違いは一体何なのでしょうか。

自然災害だとか、
そう言う言葉もあえいますが、
違いは何かをまとめてみました。

あまり深く考えなくても良いですし、
日常生活で使う上では、あまり意識しなくても
問題はないかと思いますが
「気になる!」という方は
参考にしてみてください。

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天災と災害の意味

天災という言葉と災害という言葉の意味が
全く同じかと言えば、
答えは「違います」というのが答えですね。
全く同じ意味の言葉ではなく、
ちょっと違う部分があります。

似たような意味ではありますが
含まれる範囲が変わってきますので
一応、意味合いを知っておいても、
損はないかとは思います。

では、同じような意味を持つ二つの言葉、
どのような点が異なるのでしょうか。
それをご紹介していきたいと思います。

含まれる範囲が違う

まず、天災と災害では”含まれる範囲”が異なってきます。
これはどういうことかと言うと、
天災とは、自然現象によって起こされる現象・被害のことを
示しています。
自然によって引き起こされる…というと
皆様もご存じのとおり、色々なものがありますね。

地震、竜巻、台風、雷、大雨、大雪、火山の噴火などなど
これらは全て”天災”に含まれているものです。
被害を引き起こす自然の現象。
これらを天災と呼びます。

ですが、そうなると「災害」も同じじゃない?と思いますよね。
確かにその通りです。
災害という言葉にも、上で書いたような
地震、竜巻、台風、雷、大雨、大雪、火山の噴火などは
一通り含まれます。

が、”災害”はそれらを含んだうえで、
もうちょっと大きな意味を持っています。

それは何かと言うと、
「人為的に起こされたもの」も含む、ということですね。

”人災”という言葉を聞いたことがあるかと思います。
これは、人為的に起こされた災害のことで、
人間のせいで、起きてしまった災害のことです。

この人災と、先ほどの天災。
これが、合せて災害、ということです。
つまりは自然によって引き起こされた現象と、
人間の手によって引き起こされてしまった現象…
この2つの意味を持つのが災害、ということになります。

天災よりも広い意味を持つ言葉、
ということになりますね。

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自然災害と言うと…?

自然災害、という言葉も聞いたことがあるかと思います。
このサイトのタイトルにもなっていますが、
この言葉は、災害、の前に”自然”という言葉がついているので、
天災と同じ意味になります。

人によって引き起こされるものは
”自然”ではないので、災害、という言葉の前に
”自然”という言葉をつけた場合に関しては
天災と同じように、地震などの、自然現象によって
引き起こされる現象のことを示しますから
これは、天災と同じ意味だと考えておいて良いでしょう。

もしも人による災害のことを示したい場合は、
災害、の言葉の前に”自然”という言葉はつけないようにしましょう。

自然災害、と言うと
地震だとか台風だとか、そのあたりだけを示す言葉に
なってしまいます。

人災は、自然によるものを含まない

「人災」という言葉は、天災とは逆で、
自然による災害を含まない言葉になります。
そのため、人間が意図的に引き起こしてしまった災害の
ことになりますね。

メルトダウン(原子力発電所の事故)などに関しては
きっかけとなるのは自然災害であることも多いですが
原子力発電所の存在そのものは”自然”の存在ではありませんから
これは人災、ということになります。

このように、人災は自然以外の部分が原因となって
引き起こされる災害のことになっています。

主な使い分け

では、どの現象に対して、どの言葉を使えば良いのかも
お話しておきます。
そこまでガチガチに考える必要はないかとは思いますが
迷ってしまった際の参考にどうぞ。

地震・竜巻・台風・雷・大雪・大雨・火山噴火・
ハリケーン・津波・土砂災害・宇宙関連(隕石など)の
自然が絡む現象の場合
⇒天災 自然災害 災害のいずれか

過失による火災・交通事故・犯罪・
自然災害の際の人為的なミスによる被害など
人間が絡む要素の場合
⇒人災 災害

こんな感じに頭の中で考えておくと
一番分かりやすいのではないかと思います。

特別深く気にし過ぎる必要はありませんし、
相手に伝わればそれで良いとは思いますが
このような意味になっている、ということは
知っておいても損ではないかと思います

ただ、日常会話の中で、もしも知り合いなどが
違った使い方をしていても、それをいちいち指摘
したりするのは、あまりおすすめしません。
相手が何を言いたいのか分かる場合は、
そっとしておくのが一番でしょう。

変に「それは違うよ!」だとか指摘を入れていると
「うるさいやつだなぁ」と思われてしまう
可能性もありますからね…。

まとめ

天災は自然によって引き起こされるもの、
災害は自然と人為的なものを両方含む言葉、
自然災害は天災と音場軸、自然が原因となって
引き起こされるもの、
そして、人災は人為的な災害を、
それぞれ示す言葉だと考えておけば
分かりやすいかと思います。

それほど深く考えなくても良いとは思いますが、
もしも、この言葉とこの言葉の違いは何だろう…と
迷ってしまった場合は、
参考にしてみてください!

日常生活では「災害」と言えば伝わると思いますし、
災害と天災の違いは、特に気にしなくても
良いかとは思います。

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