余震の注意点!多発する揺れから身を守るための6つのポイント!

大きな地震が発生した後には、
「余震」が発生することがほとんどです。

本震で放出されなかったエネルギーや、
地震によって、さらに他の場所のバランスが崩れるなどして、
数多くの余震が発生するのです。

余震の規模としては、基本的には本震より小さい事が
ほとんどですが、場合によっては、同規模のものが発生することなども
あるほか、余震ならではの注意点もあります。

しっかりと注意点を覚えておき、
余震から身を守れるようにしましょう!

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どんな点に注意すればいいの?

大きな地震があったあとの余震活動。
100パーセントではありませんが、
本震の規模が大きければ大きいほど、基本的には
余震活動も活発になることがあります。

場合によっては、本当に1日数十回以上の
余震が発生し、常に揺れているような、
そんな感覚に襲われるぐらいに余震が発生する
可能性もあります。

本震で怪我なく無事に助かったとしても、
余震には余震ならではの注意点もありますし、
気をつけなくてはいけない点も、
多く存在します。
いざという時に、自分や周囲を危険に晒さないためにも、
余震の注意点をしっかりと覚えて置くようにすることは
とても大切なことです。

ここから先では、余震に関する注意点を
一つ一つご紹介していきます。

①危険な場所には近寄らない

まず、大切なポイントとして危険な場所には近寄らない、
という点が挙げられます。
本震と同じように、余震はいつ発生するかわかりません。
そのため、危険な場所には絶対に近寄らないようにしましょう。

最初の地震で損壊してしまったような場所や
傾いてしまった建物、土砂崩れの危険性がある場所などには
決して近寄らないようにしましょう。
勘違いしてしまいやすいことですが、
最初の地震で崩れたり倒壊しなかった場所が
余震にも耐えられるかと言えば、
決してそうではないのです。

地震があるたびに建物や土砂など、
あらゆるものにダメージが蓄積されていきます。
そのため、最初の地震に耐えた建物や地盤などが
最初の地震よりも弱い地震で、崩れたりする可能性も
十分にあるのです。

余震活動が活発なうちはくれぐれも油断しないようにし、
こういった場所に近づかないようにすることが
大切なポイントになります。

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②落ち着いてきても油断はしない

余震活動は基本的に、本震が発生してから、時間が
経過すればするほど、落ち着いていくのが普通です。
どんなに最初、余震活動が活発だったとしても、
次第に回数は少なくなっていくものです。

が、一旦落ち着いてきていたとしても、
急にまた強い余震が発生する可能性もあり、
実際に過去の地震でもそういうことは何度も
起きています。
最近は余震も少なくなってきたし、もう大丈夫だろう!
みたいな考え方は危険です。
一度収まっても、また余震が強まる可能性があります。
収まってきていると、ついつい油断してしまい、
危険な場所に近づいたりしてしまいがちですが、
それはとても危険なことなので注意が必要です。

また、強めの余震が一度発生すると、それからしばらくの間は
余震活動が再び活発になる可能性もありますので、
その点に関しても、注意は必要です。

③必ずしも余震とは限らない

地震には「前震」と呼ばれるものがあります。
本震だと思っていた地震が「前震」であって、
これから発生するさらに大きな地震の前触れである
可能性も0ではありません。
前震についてはこちらをご覧ください

実際に、東日本大震災などでも前震と思われる地震が発生しています。

なので、”これからもっと大きな地震が起きる可能性も0ではない”と
いうことは頭の片隅に入れておいた方が良いかと思います。

ただし、前震は必ず発生するものではなく、
本震⇒余震で終わることも多いです。
大きな地震が発生すると、必ず「これは本震ではなく前震だからこれからもっと…」みたいな
不安を煽るような人も出てきますが、
そういうのは根拠のない情報であり、
地震が本震か前震かは、一連の地震活動が終わった後に結果論としてしか
分かりません。
なので、「これから本震が来る!」なんてことは、誰にも分からないことですし
もしそう言っている人がいるのであれば、
それはデマ情報なので、信じないようにしましょう。
前震は来ないこともあります。

ただ、熊本地震などでもそうでしたが、前震⇒本震⇒余震のケースもあるので
”そういう可能性”は警戒しておくことは大事であるかと思います

④デマ情報に注意する

大きな地震があると必ずと言っていいほど出てくるのが
「デマ情報」です。
「これからもっと大きな地震」が、などとさらに不安を
煽るような悪質なものもあります。
また、屁理屈を並べて、もっともらしく見せているような
デマ情報もあります。

ですが、そういったものには、惑わされないようにして下さい。
前震に関しても、そうですが、地震のことなんて
一般人には分かりません。
気象庁のサイトにも書かれている通り、
「これから地震が」などと言うのは「デマ情報」です。
(デマ情報については地震予知はデマの記事も参考にどうぞ)

そういった情報に踊らされることのないようにする必要がありますし、
不必要にに不安を感じたりしないようにしましょう。
不安は不安だと思いますが、感じる必要のない不安まで
感じることはありません。

基本的に、地震災害後は情報が錯そうして混乱していると
思いますから、情報を見る際には「どこが発信した情報か」
を確認することも大切になります。
公共機関や、気象庁など、そういった部分が発信している
情報以外は、基本的には疑いの目を向けた方が
良いかと思います。

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⑤備えはしておく必要あり

余震は繰り返されます。
そして、本震と同じように、いつやってくるか分かりません。
そのため、備えはしておく必要があります。
安全な場所に避難しておくのも良いと思いますし、
自宅に戻る場合は、すぐに避難できるグッズなどを
用意しておくことが重要なほか、避難経路などについても
確認しておきましょう。

余震の中でも規模が大きく、本震と同等ぐらいの地震が
来る可能性は充分にあります。
そのため、いつでも逃げられるように、防災グッズなどの
見直しや準備はしておく必要があるかと思います。
くれぐれも、油断しないようにしましょう。

⑥無理をせずに、安全第一で

余震が続いている最中は、とにかく無理をせずに
安全第一を心がけることが重要です。
決して油断してはいけませんし、
危険な場所に足を運んだり、
危険な作業をしたりしないようにしましょう。

また、上でも書いた通り、余震は一度落ち着いたと思っても
再度活発化することもありますし、
場合によっては、余震でも本震と同等ぐらいの地震が
発生する可能性は充分にあるのです。

ですので、しっかりと注意をし、
デマ情報などに惑わされないようにしながら、
安全第一で行動していくことが大切になります。

実際に余震で犠牲になってしまっているようなケースも
ありますから、一連の地震活動が落ち着くまでは
気を抜くことなく、注意していく必要があります。

まとめ

余震の注意点をまとめました。
大きな地震は本震がこわい、というのももちろんですが、
そのあとに続く、膨大な数の地震も、怖い事の一つです。
余震が蓄積されれば、最初の地震で崩れなかった場所なども
崩れる可能性は充分にありますし、
余震によるストレスなども心配です。

また、余震がさらに別の地震を誘発したり、
デマ情報を流して人々の不安を煽るような人が居たりと
色々な不安要素があります。

余震も、人間にとって、十分な脅威になりますから、
しっかりと気を抜かないように行動して、
余震からも、身を守って行くようにしましょう。

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