地震による土砂災害に注意!揺れのあとも油断してはダメ!

地震は、揺れるだけで終わり、ではなく
そのあとにも色々な爪痕を残す恐ろしい災害です。

大きな地震のあとには余震のそうですし、
場所によっては、津波や土砂災害などにも注意しなくては
ならず、予断を許さないのが地震災害です。

土砂災害も、危険な二次的災害の一つですね。
大雨などによって引き起こされるイメージも強いかと思いますが、
地震によっても、土砂災害は引き起こされます。

地震発生時の土砂災害の注意点について、見ていきましょう。
注意点をしっかりと知り、身を守るための知識を
蓄えておくことは大切なことです。

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土砂災害が発生する可能性あり!

地震が発生すると、土砂災害が発生する可能性があり、
最悪の場合、崩壊した土砂に巻き込まれて怪我をしてしまったり、
生き埋めになってしまう、などということも十分に考えられます。
そのため、自分が住んでいる地域によっては、
この土砂災害にも注意しなくてはいけないのです。

当たり前のことではありますが、周辺の地域に
土砂がなければ、土砂災害は発生しません。これは当たり前です。
ただ、周辺地域にそういう地形の場所があるのであれば、
地震災害時には土砂災害にも、注意していかなくてはなりませんし、
場合によっては、命を危険に晒すことになる可能性もあります。

では、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。

避難経路を確認しておく

まず、土砂災害の恐れがある地域にお住いの場合は
しっかりとその避難経路を確認しておくことが
大切なポイントの一つになります。

たとえ、何年、何十年と暮らしている地域だったとしても、
土砂災害が発生しないとは限りません。
”今までずっと大丈夫だったから”と油断することなく
ちゃんと、避難経路は確認して、いざと言う時には、
避難できるように備えはしておきましょう。

予め、どこの斜面が危険なのかどうか、
そういった部分はしっかりと確認しておくことが、
最低条件の備えであると思います。

「どこが危険」で「どこが避難場所」なのか。
これらをしっかりと理解しておくようにしましょう!

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地震発生時はどうすれば?

地震発生時のポイントとしては、自宅内のどこに
いるかにもよりますが、基本的には身の安全を確保して、
揺れが落ち着いたら、様子を見ながら外に出る、
というのがポイントになってくるかと思います。

しかしながら、土砂崩れの危険性がある場所に自宅が
ある場合、話は少し変わってきます。
もちろん、基本は慌てて飛び出すべきではないのですが、
場合によっては、自宅から飛び出さなければ、身の危険!
というケースも想定できます。

ただ、大きな地震の揺れだと本当に身動きも
取れないような状態になってしまいますから
このあたりは非常に難しいところです。
飛び出すことも難しく、飛び出すのは危ない、
けれど、家に残っていれば土砂崩れの危険性もある、
そんな状態になってしまうこともあります。

土地柄、そういう状況は避けられない!という人も
いるかと思います。
いざと言う時は、なるべく早く外に出る(ただし、出る時には注意)
などの対策を考えておかなくてはいけません。

余震などで崩れる可能性も

最初の自信で土砂災害が起きなかったから、
この場所は大丈夫だ!という考えは間違えです。
最初に土砂災害が起きなかった場合でも、
場合によっては、土砂災害が起きる可能性があります。

その原因の一つは「余震」ですね。
余震が発生した際に、最初は崩れなかった部分が崩れて
土砂災害が発生する可能性もあります。

これはなぜそんなことになるのかと言うと、
最初の地震の時点で、”すでに地盤が緩んでいたり、ダメージを受けているから”
ということになりますね。
仮に、最初の地震の際に、見た目の上では何の異常がなかったとしても、
内部ではどうなっているかは分かりません。

人の見えない部分でダメージを受けている可能性も非常に
高く、本震よりもはるかに力の弱い余震であっても、
土砂災害が発生する可能性があります。
このことはしっかりと覚えておきましょう。

なお、これは土砂だけに限った話ではなく、
建物などでも同じことです。
最初の地震で倒壊しなかった建物も
大きな地震であった場合、何らかのダメージを受けてしまっている
可能性は、非常に高いです。

そのため、最初の地震で無傷に見える建物も、
余震によって倒壊したり、一部が損壊したりする可能性は
充分にあるのです。

地震が続けば続くほど、崩れる可能性のある場所には
どんどんダメージが蓄積されていく、
ということは覚えておいた方が良いかと思います。

雨などで崩れる可能性も

最初の地震で崩れずに無事だった場所も、
余震で崩れる可能性があるということは書きました。
しかし、脅威は余震だけではありません。

例えば、”雨”
これも、ダメージの与えられた地盤に
強く影響する事柄だと思います。
場合によっては、土砂災害を引き起こす可能性もあるでしょう。

地震災害後の天候が、雨だったり、大雨、ゲリラ豪雨、
台風などがある場合は非常に危険です。

土砂災害を引き起こす可能性は非常に高まりますから
そういう部分に関して注意しておくことは
非常に大事なことになります。

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近づかないようにする

地震災害後の鉄則として、倒壊してしまう可能性のある
建物や土砂には近づかない、ということが
挙げられます。
様子見でもダメです。

とにかく、そういった危ない場所から離れて、
身の安全を確保することが、一番大切なポイントになります。
上でも書いたように、最初は何ともなかった場所が
余震や雨などによって土砂災害を引き起こす可能性があるため
絶対に危険な場所には近寄らないようにすることが大切なポイントに
なるのです。

少なくとも余震などが落ち着いて、安全が確認できるまでは
危険な場所には近づかないようにしましょう。
興味本位で見に行くのはダメですし、何らかの事情があっても
出来る限り、そういった場所には近寄らないように
することが、非常に大切になります。

確実に身を守るのであれば…

極論になりますが、地震災害の際に発生してしまうかもしれない
土砂災害から身を守るためには、
”土砂災害の危険性がある場所にそもそも住まない”ということですね。
土砂災害の発生する可能性のある場所、というのは
大体地形を見れば分かるかと思いますし、想像がつくかとは
思います。

もしも今後、自分が引っ越しを考えている、などの場合は
そういった土砂災害の可能性がある場所を
避けるようにして選ぶのも一つの方法ですし、
安全面から言えば、一番確実な方法であるのも事実です。

が、既にそういう土砂崩れの危険がある場所に
住んでいる場合、なかなか引っ越しなどというのも
難しいところではあるかと思います。

もちろん、お金や生活環境的に問題が無く、
引っ越しできる、というのであれば土砂災害の
危険性がない地域に移動してしまうのが一番ですが、
なかなかそうもいかない、というのは現実問題、あるかと思います。

まとめ

住んでいる地域にもよりますが、地震災害時には
上記のとおり、土砂災害にも注意しなくてはなりません。

土砂災害対策としては、一番は「危険な場所に近寄らない」
ということですね。
最初の地震発生時に関してはどうにもならないとは思いますが、
最初の地震が終わった後に関しては、
自分で、危ない場所には近寄らないようにするなどの工夫が
出来るかと思います。

とにかく、余震や雨などにより、土砂災害が発生してしまう
可能性は非常に高いものになりますから、
危険な場所には近づかず、安全な場所で、
様子を見るのがベストな選択になります

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