〇日に地震が発生すると断言してる人はいったい何者?宇宙人?

時々、ネットや週刊誌などで
「〇日に地震が発生する」だとか
「〇月の上旬あたりがやばそうです」とか
言っている人を見かけることもあると思います。

こういった人たちの目的はいったい何なのか。
気になる人もいるのではないでしょうか。

その目的は何なのか。
本当に予知なんてできているのか、
一体何者なのか、
それを解説していきます。

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大前提「人間に予知はできない」

まず、最初に大前提を覚えておきましょう。

それは”人間に予知はできない”ということです。
人間が、地震の発生を正確に予知することは
今現在ではできません。
気象庁のサイトにも日付などを具体的に言っている
予知情報はデマであると明記されています。

今の時点で出来ることは
あくまでも”予想”に過ぎません。
それも、かなりの確率で外れる予想です。
過去のデータや最近の地震活動などから
「この辺が危ないかもしれない」と
”予想”するだけ、ということですね。

それ以上のことはできないのです。

言うならば、公営競技などで、
「これが勝つだろう」と予想しているような
人たちと同じわけです。
つまり、それは予想であって予知ではありません。

人間に地震予知をすることは
今の時点ではできません。

「え?でも、〇日に~」と断言している人はいるよ?
という人もいるでしょう。
その目的やからくりは何なのでしょうか。

そういう人は実際に予知できているの?

地震が来るタイミングを断言している人は
実際に予知できているのかどうか。

この答えは「No」です。
出来ていません。
あくまでも予想のみで、
今までに地震予知が当たった!と豪語している人にも
からくりがあるか、まぐれで当たっているか、
あるいは当たったことにしているのか、
そのどれかでしょう。

人間はそこまで優れた生き物ではありませんので、
地震を予知することなどできません。
大前提として、これは覚えておきましょう。

”自分で思い込んでしまっている人”は
存在するかもしれませんが
本当に意味で実際に予知能力の類を
持っている人はいません。

過去の膨大なデータなどから分析している人も
それは「予知」ではなく、単なる「予想」でしか
ありませんし、地震はプログラミングで発生
しているわけではありませんから
全て過去のデータ通りに動くとは限らないわけです。

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何が目的なの?

売上とか、利益とか、注目を集めたいとか、
面白がってるとか、そういう類の理由です。

地震を予知すると、影響力がある程度高い人であれば
ある程度の集客が望めます。
つまりは、それを望んでいる、ということです。

例えば、地震が〇日に来る!みたいなことを
騒ぎ立てると、必ずそれを不安に思う人が
出てきます。
人間とはそういう生き物です。
騒いでいる本人は、自分でも”そんなことはわからない”
というのはちゃんと理解した上で騒いでいることが多く、
そうすることによって”注目を集める”狙いがあります。

例えば、サイト運営者の場合
地震が〇日に来る、みたいなことを騒ぐと
場合によってはアクセス数が爆増することがあります。
特に、元々ある程度の知名度や影響力のあるサイトだったり、
地震が世間的に不安がられているようなタイミングで
そういう騒ぎをしたりすることによって
爆発的な効果を発揮することがあります。

サイトに広告などが貼られている場合、
アクセスが増えれば、それに比例するかのように
収入も増えていくことになりますから、
要するに騒いでいるのは”金のため”ということになります。

週刊誌や、ニュースなどでも同じことで、
週刊誌が、見出しにそういうことを書くことで
本を買ってもらったり、
ニュースがそういう特集を組むことで
視聴率を上げようとしたり…

つまり、やってることは
個人レベルのサイトでも週刊誌でも
大手のニュース局でも同じことです。
地震が〇〇日に来る、とかそういう話題は
全て”金のためである”と考えてしまっても、
あながち間違いではないでしょう。
やたらと信じたりしないことです。

断言しないことで予言を的中させるからくり

〇日に地震が!だとか、
〇月のはじめが危ない!だとか
そういったことを言っている人は
予知能力者でも未来人でも、天才科学者でも
なんでもありません。

まぁ、しいて言えば、
人にそういう風に見せかける、
という能力には長けている…といったところでしょうか。

地震予知が実際に的中している!みたいな風に
言われている人もいますが、
これにはさまざまなからくりがあり、
預言者とか、そういう人ではありません。

からくりとしては、

・期間を曖昧にする
地震は、1日に数回、日本各地で起きています
(1日に1回もないことはまれです)
そのため、期間を曖昧(〇月のはじめ)にすることで
かなりの確率でその地域にも1回ぐらいは地震が
来ることがあります

・範囲を曖昧にする
上に加えて、例えば「東北地方」だとか「九州」とか
範囲を曖昧にすることで、さらに的中の可能性を
あげることができてしまいます。
「〇月上旬に、九州」みたいな言い方をすれば
かなりの確率で、地震は1度ぐらいは来るでしょう。

・規模も曖昧にする
地震の規模も曖昧にすれば、もう、ほぼ当たる予言もどきが
出来上がります。
例えば”今回は予定よりも規模が小さくて済みましたが”みたいな
言い訳も出来てしまうわけですし、
先ほども解説した通り、小さな地震は、あらゆる場所で
毎日のように起きています。
さらに、海を震源とする地震の場合、マグニチュード4~5クラスは
結構あります。(陸地から離れているため、震度は2とか3レベル)
これでも、”海の地震だったので震度は大したことなかったが”
みたいな言い訳に使うことができてしまいます。

この3つだけで、
大抵の地震予知は当たってしまいます。
予知ではなく、それだけ範囲を広げれば
当たってしまうわけです。

他に「後だし」だとか「当たったことにしている」だとか
色々な方法があり、
とにかく”当たっているように見せる”ことなど
今の世の中ではそれほど難しいことではありません。
からくりとしては、こういったところでしょう。

必ず、どこかに”曖昧な部分”があるはずです。
また、まぐれ1発あたりの人が
ずっとその時のことを掲げているような
ケースもあります。

つまり、無視が一番

と、いうことで地震がいついつに~
みたいなことを言っている人は
何の根拠もなく、予想を口にしているだけです。
目的はともかく、あなたにとって
プラスになることは何もないですから
”相手にしない”ことが一番です。

地震を不安に思って、そういう情報に
縋っても意味がありません。
何故なら、本当に意味で予知できているわけでは
ありませんから、無駄に精神的な負担になるだけで
何の地震対策にもなりません。

単純に不安を煽られるだけで
何も意味がないですし
時間の無駄でもあるので
そういった”地震が〇日に”みたなことを
言っている人がいても相手にせず、
そういったニュースの見出しやサイトがあっても
開くこともせず、スルーするのが
一番賢い対処法です。
(そういうのを理解した上でネタとして
読むなら、別に止めませんが…汗)

まとめ

未来人はいません。
予知能力者もいません。
人間は、地震を予知することが
できるほど、優れた生き物じゃありません。

冷めたことを言うようですが、
それが現実です。

基本的に地震予知の類は
全てデマか適当なことを言っているだけ、
あるいは本人が予知できていると
思い込んでしまっているだけなので、
何の参考にもなりません。

上手く、スルーするぐらいが
ちょうど良いので、のめり込んだり
しないように、注意しましょう!

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