災害発生時に、ツイッターで色々と
情報を集めていた人もいると思います。
しかし、最近では”インプレゾンビ”と呼ばれる
非常に迷惑なアカウントが大量に発生しており、
災害情報の収集も難しくなってしまいました。
以前は、デマ情報などに注意しながら
情報を取捨選択さえすれば、
地震などの発生時にも、ツイッターでの情報収集は
時として役立ちましたが、
インプレゾンビ出現後は、意味のない投稿に
大事な情報が埋め尽くされてしまっていて、
しかも、一見普通に見える文章も、誰かの文章をコピーしたりしたものだったりと、
本当に”心の底から邪魔”な、状態になってしまっています。
しかし、災害発生時には一つでも情報を仕入れるルートが
あった方が良いのも確かですし、
”このゾンビたち、どうにかならないの?”と感じる人も
いるのではないでしょうか。
では、災害情報を集める際にインプレゾンビをどうにか
することはできないのかどうか、この点を解説していきます。
そもそもインプレゾンビとは?
インプレゾンビの名前の由来となる
”インプレ”とは、インプレッション数のことで
つまり、ツイートの閲覧数のことを示します。
ツイッターが、2023年から課金しているアカウントを対象に
自分のツイートの閲覧数に応じて収益化できるシステムを導入し、
これが原因となって”金目当てでなりふり構わず閲覧数を稼ごうとする”
アカウントが大量に発生してしまいました。
まるでゾンビのように次から次へと出現することから
こういう迷惑行為をするアカウントのことを
”インプレゾンビ”と呼ぶようになりました。
災害が発生すると、それがトレンド入りしたり、
災害情報を調べる人が増えるために
”災害に関連するワード”を関係のないツイートに混ぜることで
閲覧数が跳ね上がってしまうのです。
これを利用して”金儲けをしようとしている”のが、
インプレゾンビたちです。
非表示にすることはできないの?
残念ながら”インプレゾンビの投稿”を全部非表示にすることは
現実的に非常に難しいです。
この先では、対処方法を解説してはいきますが
名前の通り、本当にゾンビのように次から次へと出現するため
一つのアカウントをブロックしても、全然意味がない状態です。
災害情報を入手する際には”本当に邪魔”ですが、
どうにもならないのが現状で、
ツイッター側の対応が待たれる、という状態ですね。
少しでも邪魔な投稿を減らすためには?
インプレゾンビによる邪魔な投稿が
少しでも表示されないようにするためには、
下記のような点を意識していくと良いと思います。
・ブロックする
まず、見かけたインプレゾンビは全てブロックしましょう。
明らかに”不自然”なので、すぐに分かると思います。
また青い認証マークがついているアカウントが多いので、
認証マーク(課金しているためつくマーク)+不自然な内容の
アカウントは全てブロックしても構いません。
ただ、1日に連続してブロックしすぎると、誤凍結のリスクもあるため
日頃から1日10件程度など、コツコツブロックしていくと良いでしょう。
・フォローしているアカウントの情報のみ見る
普段から、災害情報の信頼できるアカウントなどをフォローしておき、
災害発生時は、フォローしているアカウントの情報だけを
表示するようにするのも一つのポイントです。
得られる情報は限られてはしまいますが
こうすることにより、邪魔なインプレゾンビの投稿は
排除することができます。
・リストを活用
フォローと同じような形ですが災害関連のアカウントや
自分のお住いの市区町村などのアカウントだけを入れた
リストを作っておけば、災害発生時にインプレゾンビの妨害を受けずに
情報収取しやすいかと思います。
・ツイッター以外の情報収集源を見つけておく
正直、ツイッターは運営がどうにか対応しない限り
情報収集ツールとしては使い物にならなくなりつつあります。
有事に備えて、ツイッター以外の情報収集源を見つけたりしておくとよいかと思います。
対策としてはこのようなところになるかと思いますが、
それでもインプレゾンビの表示を0にするのは
なかなか難しいです。
偽情報に騙されないために…
インプレゾンビのツイートは、
全く関係のない画像を貼っていたり、
誰かのコピーの文章だったり、
複数の人の文章が混ざっていたり、とんでもない内容のものばかりです。
当然、災害情報としては何の役にも立ちませんし、
逆に混乱を招くだけです。
そのため、下記のようなことに当てはまるアカウントの情報は、
”無視”することをおすすめします。
・プロフィールに怪しい文字の羅列などがある
・青の認証マークがついている企業公式など以外のアカウント
・日本語になっていても、文章がどこかおかしい
・普段のツイート内容が支離滅裂なアカウント
・他のトレンドの言葉を羅列している
・ハッシュタグを乱用している
このような条件に当てはまるアカウントに関しては
”ないもの”と考えて、そのアカウントが発している情報は
”完全に無視”して下さい。
相手はそもそも自分が何を書いているかも理解しておらず、
当然、書かれている内容は現在の災害と何の関係もない
可能性も高いために、惑わされてしまうと非常に危険です。
まとめ
こういった実害も多く出ているため
運営側がしっかりと対応するべきですが
何故か何か月もインプレゾンビを放置し、
対応する気配が全くありません。
現在のTwitterの運営は残念ながらSNSの運営能力は
欠けている状態であるため、
利用する側が自分なりに防衛していくことが
大切になります。
非常に厄介ですが、リストなどを利用して
上手くインプレゾンビを排除していきましょう。