地震・台風…
色々な自然災害が世の中には存在します。
いつ起きるか分からない自然災害に対して
事前に備えをしておく、
ということはとても大事なことです。
生活必需品などをある程度余裕をもって
日ごろから備蓄しておいたり、
防災グッズを用意しておき、
いざと言うときの災害に備える、ということは
とても大事なことになります。
しかしながら、”必要以上の買い占め”は
地震や台風によって生じた混乱を
余計に深めるだけの結果になりますから
その点に関してはしっかりと注意を行い
対策をしておかなくてはいけません。
必要以上の買い占めはNG
地震災害発生時でも台風の際にも
「必要以上の買い占め」はしてはいけません。
必要な量の購入であればともかく
過剰に心配したり
異常な購入をしたりすれば
”本来品薄にならなかったはずの商品”が
品薄になります。
世の中で発生している品薄の多くは
”本来、発生しなくてもよかったはずの品薄”で
あることが多いです。
過剰反応を引き起こしたり、何も考えずに
買い占めしたりすることにより、
店頭での在庫が少なくなり、
空になりかけた商品棚を見て不安を感じた人が
さらにそれを購入してしまい、さらに
品薄になる…
そして品薄になっている世の中の流れを見て
転売屋までもが動き出してしまう…
そういうことです。
とにかく、いろいろな悪循環を生むことになり、
本当は起きなかったはずの品薄を
引き起こすことになりますから
過剰反応をしないように一人一人が
心がける、ということが大事になります。
本当に必要な人が購入できなくなる
過剰反応を引き起こしてしまう人が
出現することで、本当にそれを
必要としている人間がそれを
買えなくなってしまう可能性が
出てきます。
これは、大きな問題で、
人によっては”それ”がないことによって
重大な健康被害が起きたり
トラブルに発展したりしてしまう可能性も
十分にある、ということになります。
本当に必要な人、
本当に必要としているところに
それがいきわたらない、なんて事態に
なってしまわないためにも、
過剰な買い占めは避けるべきことであり
また、してはいけないことなのです。
余計に品薄になる
一人一人が過剰に購入を
するとどうなるか。
結論から言えば「余計に品薄の状態が悪化します」。
過剰な買い占めをする人の考えは
転売などの悪徳な目的を除けば
「もしなくなってしまったらどうしよう」という
不安からだと思います。
ただ、それは他の人も同じこと。
一人一人が過剰に購入することによって
お店の商品棚はどんどんさみしくなっていき、
商品が不足している(実際には品薄になっていなくても
お店の商品棚が一時的にさみしくなっている状態)ように
見えてしまうようになり、
第2、第3の「必要ないけど念のために買っておこう」と
いう人たちを生み出してしまいます。
そういった人たちがどんどん増えてしまえば
増えてしまうほど、商品の品薄というものは
拡大していくことになってしまいます。
過剰反応して過剰に大量購入する人が
増えれば増えるほど、連鎖的にそのような
反応が起こり、結果的に
”本来起こらなくてもよかったはずの”
品薄現象が起きてしまうことになります
周りが過剰反応していると冷静な人も…
過剰反応して必要以上の
買い占めをするような人が出てくると
問題となってくるのが
”冷静に対応できる人”です。
どういうことかと言うと、
冷静に対応できる人も、それを
買わざるを得なくなってしまう、ということですね。
例えば、2011年の東日本大震災が
発生した際には
直接の被災地から少し離れている場所
(実際には、普通に入荷もあった)で、
必要以上の買い占めが発生し、
ティッシュやトイレットペーパーなどが
一時的にお店から姿を消してしまうことに
なりました。
これも、実際に全員が落ち着いていれば
発生しなかった品薄ではあるのですが、
必要以上に買い占める人や
パニックを起こす人が出てきてしまったことに
より、起きてしまった品薄です。
こういうことが起きてしまうと、
”本来は品薄にはならない”ということが
ちゃんと理解できている人も
”買うしかない”状況が作り出されてしまいます。
どういうことかと言うと、
本来、品薄にならないようなものであっても
一時的にお店から姿を消している、ということは
紛れもない事実です。
例えば、ティッシュなどの生活必需品が
お店から姿を消してしまう、となれば
いくら普通に生産されている、と言っても
ストックがない人にとっては
困ってしまいますよね。
そのため”品薄になることはない、すぐに入荷する”と
理解できている人も
”早めに買っておかないと(周囲が)買いまくるから
無くなってしまうな…”と言うことになってしまい、
本来冷静な人まで、買いだしてしまう、
買うしかなくなってしまう、という状況に
なってしまうのです。
パニックを起こした人・過剰反応する人が買う⇒
冷静な人も買うしかなくなる⇒さらに過剰反応する人が出てくる…
こういう悪循環が出来上がってしまうわけですね
転売の人も出てくる
過剰反応をして買い占める人が
出てくると、今度は「転売屋」も出てきます。
転売屋に、人の心だとか、人道的なふるまいを
求めても全くの無意味です。
話は通じません。
そのため、転売屋は新型ウイルスが蔓延していようと
自然災害が発生していようと、
命に関わるものを平気で買い占めて転売してしまいます。
最初に過剰反応してしまった人間たちが
商品を大量に購入し、品薄の流れを作って
しまったことによって、
こういう厄介な人たちも動き出してしまう、
ということですね。
転売屋に文句を言っても、
転売屋は、何かと屁理屈をこねますから
無意味です。
転売屋が発生しないように、
最初から”無駄な品薄状況”を作り出さないように
する、ということが何よりも
重要なことになりますし
転売屋が湧いてくるのを防ぐ
意味合いもあるのです。
本当に品薄になるものもある
地震災害などの発生時には
”本当に”品薄になるものも存在しています。
例えば、物流が止まってしまえば
商品の入荷などもないわけですから
商品が入ってこなくなり、品薄になります。
ですが、”人々のパニックが作り出す
偽物の品切れ”が存在しているのもまた事実です。
この見極め、という部分はとても
大事な部分の一つになりますから
情報は慎重に判断して
デマ情報に踊らされてしまったり、といったことが
ないように、注意していきましょう。
デマ情報に踊らされないように
一人一人が心がけることこそが
”本来起きるはずのなかった品薄”を阻止する
方法にもなります。
対処法は?
対処方法としては
上でも少し書きましたが”一人一人が、過剰な買い占めを
起こさないようにする”ということです。
デマ情報に踊らされたり
パニックを起こして買い占めしたり、
そういうことをしないようにする、ということですね。
これこそが一番の対処方法になります。
ただ、自分ひとりだけでは
どうにもならないのもまた事実です。
例えば、自分がしっかりとしていても
周囲の人間が勝手にパニックを起こして
買い占めしてしまったら
もうどうにもなりません。
買わなければそのものが無くなってしまいますから
自分も買うしかなくなってしまうのも事実です。
そういう人を増やさないためにも
一人一人の対応がより大事になってくるのですが
ザンネンながら、それができない人も多いのも
また、事実です。
まとめ
自然災害発生時の
必要以上の買い占めは無駄に混乱を
拡大させることになる悪質な行為です。
そのことを一人一人がしっかりと理解し、
混乱を起こさないようにする”理性”を
身に着けるということも大事なことになってきます。