噴火警戒レベルとは?5段階のレベルは何を意味するの?

火山には、それぞれ
”噴火警戒レベル”というものが存在します。

これは、火山活動の状況に応じて
発表されるもので、
その火山の噴火活動の危険度を示すレベルです。

レベル1からレベル5までが存在しており、
それによって、その火山が”どの程度危険かどうか”が
示されます。

また、レベルが上がった場合に関しては入山規制から
避難勧告まで、様々な対応が行われることになります。

普段、火山とは縁のない場所で生活している人はともかく、
付近に火山がある場合や、登山などをよくする!と言う方は
噴火警戒レベルについて、覚えておいても、損ではありません。

スポンサーリンク

5段階に分けられたレベル!

噴火警戒レベルは5段階に分けられています。
レベル1からレベル5。
当然のことながら、レベル5が最も危険で、
レベル1が最も危険度が低い、というものです。

ただし、あくまでもこれは、火山そのものがそう言っているわけでは
ないですから、当然のことながら、”レベル1”であっても
100%噴火しない、というわけではありませんし、
レベル5であっても100%居住区に危険を及ぼす、という
わけではありません

あくまでも地球の自然現象ですから、
100パーセントの予測はできない、ということは
覚えておきましょう。

では、それぞれのレベルは何を意味するのか。
それを、見ていきましょう。

レベル1は平穏!

レベル1に関しては「活火山であることに留意」というレベルで
特に気にする必要はありません。
周辺住人は普通の生活をしていても、全く問題は
ありませんし、登山などの際にも入山規制はありません。

火口付近に近づくと火山活動が見える場合もあるようですが
自ら危険な場所にわざと入って行く!というような行動を
しなければ、危険はないと言っても良いでしょう。

レベル1の時に関しては
「この山は火山なんだなぁ」ぐらいの認識で良い、
ということになります

スポンサーリンク

レベル2は要警戒

レベル2になると”警戒は必要なレベル”になります。
火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、あるいは
発生が予想されている場合のレベルで、
この付近に近づいた場合に関しては、生命に危険が及ぶ
可能性がある、という段階です。

周辺住民の生活に関しては、レベル2になっても
特に気にすることはなく、通常の生活を
送ることができますし、避難をする必要などもありませんが、
入山に関しては、火口付近の一部規制などが行われます。

警戒は必要なレベルではありますが、
そこまで神経質にならなくても良い、というレベルが
このレベルですね。
ただ、登山する際には、禁止区画などには、注意しておきましょう。

レベル3は入山規制に

レベル3になると、
「居住区域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生、
 あるいは発生されると予想される」段階になります。

このレベルまで来ると、通常の生活にも支障が
出る恐れが出てきます。
避難などの必要はなく、生活は通常通り送っていて
問題ないのですが、
要配慮者(避難に時間のかかる方など)に関しては
避難準備などをしっかりと行っておくことも
大切になります。

入山の方に関しては、レベル3になった時点で
入山規制がかけられて、入山が出来ない状態となります。
登山禁止・入山禁止・一部区域の入山禁止、
状況に応じて対応が若干異なります。

レベル4は日常生活に支障が出る可能性も

噴火警戒レベル4以上は日常生活にも支障を
及ぼす危険が出てくるレベルとなります。

「居住区域に影響を及ぼす噴火が発生、
 あるいは発生する確率が高くなっている」状態が
このレベル4となり、
警戒が必要な範囲内の居住区域に関しては
避難準備を行う必要があります。
また、要配慮者に関しても、なるべく早く避難できる
準備をしておく必要があります。

日常生活への影響も視野に入れて
いつでも避難できるよう、準備しておいた方が良いでしょう。
レベル4では、入山はできません。

スポンサーリンク

レベル5は避難必須!

レベル5は、噴火警戒レベルの最大レベルとなります。
「居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、
 あるいは切迫している状態」を示しているので
危険な場所からただちに避難する必要があります。

避難対象区域や方法などに関しては
その時によって臨機応変に判断されます。

レベル5の場合は、生命の危険などにも関わる
ひっ迫している状態ですから、最大限の注意が必要になります。
当然ですが、レベル5の際に入山はできません。

適時判断して行動を!

噴火警戒レベルの情報は随時発表されています。
レベル2以上になった場合は、念のため警戒しておいた方が
良いでしょう。

2や、3の場合は基本的には普通の日常生活を
送っても良い、とのことですが、
火山活動の最新情報は見逃さないようにすることが大切です。

また、レベル4以上になった場合、
生活圏内にも影響を及ぼす可能性が高まっていますから
しっかりと身の安全を確保して下さい。

まとめ

噴火警戒レベルに関しては
頭の片隅に入れておくと役に立つと思います。

いざという時に「レベル3?なにそれ?」となってしまったら
せっかくのレベルも意味を成しません。

もちろん、テレビニュースだとか、そういう部分では
「レベル3とは~」というお話は出てくるとは
思いますが、それほど難しいことではないですし、
しっかりと覚えておいても、決して損はしないと思いますから、
覚えておきましょう!

低いレベルの場合、それほど神経質になる必要はないですが
レベルの変動があった場合には注意はしておきましょう!

タイトルとURLをコピーしました