日本には数多くの火山が存在します。
その中でも、一番注目度が高く、
また、知名度の高い火山が”富士山”ではないでしょうか。
富士山と言うと、どうしても”火山”というイメージではなく
観光地のイメージが強いかと思うのですが、
富士山は観光地であると同時に火山でもあり、
過去に大噴火を起こして、大きな被害を引き起こしたことのある
火山であることもまた、確かなのです。
ついつい見た目が綺麗で、穏やかな雰囲気ですから
そういうイメージもなかなか沸かないとは思いますが、
実際に噴火する可能性のある火山だということは
覚えておきましょう。
富士山は火山
富士山は、ただの綺麗な山ではなく、
火山です。実際に過去に大規模な火山活動もありましたし、
現在でも、富士山が噴火する可能性はあるのです。
決して、綺麗なだけの山ではない、ということになりますね。
一番最近の大きな火山活動としては
江戸時代(1707年)に発生したとされる
宝永大噴火が挙げられます。
これ以降、富士山の噴火などの火山活動は沈静化しており、
今ではすっかり観光地になってしまっていますが、
実際に富士山が噴火する可能性はあり、
いつ噴火しても、おかしくはないのです。
以前は「休火山」に分類されていましたが
現在ではその分類も廃止されているほか、
いつ噴火してもおかしくない火山として、
警戒が必要な火山であることは事実です。
富士山は噴火するの?
富士山は”いつ噴火してもおかしくない”火山です。
ただし、これは今すぐ噴火する、だとか
噴火する可能性が高まっている、だとかそういうことではありません。
地震と同じようなモノで、
地震も「いつ」来るかは分かりません。
今日来るかもしれませんし、10年後まで来ないかもしれない。
富士山の噴火も同じことです。
今日噴火するかもしれませんし、今後100年以上噴火しないかもしれない。
ただ、可能性は0パーセントではないということです。
”富士山は噴火しない”というのは間違いです。
富士山は噴火する可能性があります。
ただし、今すぐどうこうというわけではなく、
常に噴火する可能性はある、ということですね。
綺麗な光景ですから、ついついそんなイメージない方も多いと思いますし、
私もあまりピンとはきませんが、
富士山は立派な火山の一つなので、
現代でも噴火する可能性があるのです。
決して”昔は火山だった山”ではなく、
富士山は”今でも火山”なのです。
最近噴火したのはいつ?
富士山が、最後に噴火したのは、
上でも書いたように、江戸時代(1707年)に発生したとされる
宝永大噴火となります。
これ以降は、噴火はしておらず、既に300年以上、平穏を
保っているのが富士山です。
この宝永大噴火以前にも富士山は何度も噴火しており、
781年から17回も噴火活動が行われています。
そのため、結構頻繁に以前は噴火していた、ということになります。
しかしながら最近は噴火しておらず、
開国…近代的な日本になってから富士山が噴火したことは
一度もない、ということになりますね。
本当に今後噴火することなんてあるのか?と
思ってしまいたくなりますが、
火山活動を終えているわけではなく、活動は確認されているため、
注意することが必要になります
富士山が噴火するのはいつ?
これは、分かりません。
次に富士山が噴火するのがいつかどうか、なんて人間に予想することは
できません。
直前になって、何らかの火山活動を探知できる場合もありますが、
いきなり噴火する可能性も否定はできませんし、
次に富士山が噴火するのはいつか、と言われても
これは答えようがありません。
富士山が噴火するのは今日かもしれませんし、
2100年になっても、噴火していないかもしれません。
地球の自然現象は、人間には予測しきれない、ということに
なりますね。
富士山の噴火予知はできるの?
富士山の噴火予知は、できません。
富士山が何年に噴火する、だとか、
富士山が何月何日に噴火する、だとか
そういうことを予知することは、現代の科学では不可能なことです。
中長期的な予知に関しても、不可能であると言われています。
しかしながら、火山活動の前兆現象などを捉えることができれば、
”噴火する危険性が高い”ということは観測することができます。
前兆現象が必ずあるとは限りませんが、
もしも前兆現象が観測された場合は気象庁などから
情報が発信される可能性があります。
ただし、これも不確定なものであり、
必ずしも火山の大噴火などに前兆があるわけではないですし
(いきなり噴火することもある)
逆に、何らかの前兆となり得る現象を観測した場合でも、
必ず噴火するとも限りません。
また、何年後に噴火、だとか、そういうことを
予知するものではないので、
あくまでも現時点では火山噴火の予知は困難であり、
富士山の噴火予知に関しても、現状では困難、というのが
現実になります
富士山の噴火予知のデマに注意!
地震と並び、富士山は良く噴火予知に使われています
「〇〇〇〇年、富士山が大噴火!」なんて予知は
これまでに何百回、何千回と言われていると思います。
ネットや週刊誌などで、好き放題言われているような
感じになりますね。
しかしながら、実際はどうでしょう?
ここ300年以上富士山は噴火していないのが現実です。
と、いうことで、近年の今までの富士山の噴火予知は
”全て外れている”のです。
今現在も、富士山の噴火予知は多数、話題に出ています。
しかしながら、それら全てが根拠のないものであり、
信じる必要のないものであるのは確かです。
確かに”危ない”ということはあるのかもしれませんが、
それらは”憶測”にすぎず、
富士山の噴火予知は科学的に困難であり、
信じる必要のないものです。
間違っても、富士山の噴火予知に惑わされたり、お金を
払ったりしないようにして下さい。
富士山の噴火予知は、ただの予想と同じです。
富士山の噴火の予知は前兆現象に関して
信じてよいのは「気象庁や政府機関から発表されたもの」のみです。
他は、信じないようにしましょう。
仮に、根拠のあるものがあったとしても、デマ情報が
大量に出回っている状況ではそれを識別することは困難です。
日頃から備えは必要
備え…と言ってもすぐことは限られていますが、
例えば防災グッズを用意しておいたりだとか、
いざというときの近隣の避難場所を確認しておいたりだとか、
そういうことは、しておいても損はないかと思います。
これまでにも書いた通り、富士山はいつ噴火するか
まったく分からない状況です。
今すぐにでも噴火するかもしれせんし、
1000年後にも噴火していないかもしれません。
それを予知することは、現代の科学力ではできません。
そのため、できることと言えば、
富士山の噴火の影響を受ける可能性がある地域に
お住まいの場合は、
富士山の噴火に関する知識を高めて置いたり、
防災グッズや避難経路の確認をしておくことぐらいです。
必要以上に深刻に考える必要はないですが、
噴火の可能性はいつだってある、ということは
頭の片隅に入れておくと、良いのではないでしょうか。
まとめ
富士山がいつ噴火するのかはまったくの未知数です。
少なくとも、噴火予知に関しては気にする必要はありません。
色々な具体的根拠のようなものを並べている予知も
ありますが、それも憶測にすぎず、
実際に今までにも、長々と根拠を述べて
「富士山噴火はこのタイミングだ!」みたいな予知は
全て外れています。
ですから、不安を覚えたりする必要はありません。
ただ、富士山は火山である、と言うことは覚えておいて
損はないでしょう。