高齢の家族がいる場合の地震から身を守るためのポイント!

高齢者の方が一緒に暮らしている場合、
地震から身を守るために
意識しておくべきことも、少し変わってきます。

特に寝たきりだったり、
身体が不自由だったりするような場合は、
避難するにしても、色々と事情が変わってきますよね。

一人ぐらしだったり、
全員健常者だったりする場合は、
一人一人がそれぞれ意識して行動することが
大事になりますが、
自分の力で動くのが困難であったり、
不自由な部分があったりする人が一緒に暮らしている場合、
そういうわけにもいかず、
その方のこともしっかりと考えて行動をしていく必要があります。

「高齢の家族がいる場合の地震から身を守るためのポイント」を
それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

若い人と同じようにはいかない

高齢者の方がいる場合、
まず、差別だとか悪口だとか
そういうことではなく
現実的に「若い人と同じように動くのは難しい」と
いうことをご本人も、一緒に暮らす周囲の人間も
理解しておく必要があります。

身体機能ももちろんですし、
思考能力も、やはり、人間というのは
加齢と共に、どんどん落ちて行ってしまうものです。

こればっかりは、
「人間の運命」とも言えるもので、
誰もが通る道になりますので
仕方のないことです。

ですが、地震災害は、そんな高齢者の方にも
容赦なく牙を剥きます。

この人は身体が不自由だから、とか
そんな配慮は一切してくれません。

高齢者の方は、どうあがいても、
若いころに比べれば身体機能や、思考能力が
衰えていきますが
地震は、そういう年齢的なものには一切関係なく、
誰にでも襲い掛かりますので、
本人も周囲も注意しておかなくてはいけないのです。

避難に時間がかかる

ご高齢の方は、避難にも時間がかかります。
場合によっては、一人で避難できないような
ケースも考えられるため、通常よりも早め、早めに
避難を考えておく必要があります。

地震災害発生時には
地震だけではなく、火災や津波、土砂崩れなどの
二次災害も場合によっては考えられますし、
そういったことに関しては、
本当に1分1秒を争うようなことになってきますので、
少しでも早く避難することが重要になります。

そのため、高齢者の方と一緒に避難する必要がある、
あるいはありそうな場合は
早め早めに行動を開始することをおすすめします。
自分ひとりが避難すれば良い、という状況とは違いますし
全員、健康的ですぐに動ける人だけ!という状況とは違います。

時間には、余裕を、余裕を持って行動することです。

スポンサーリンク

慌てたりするのは非常に危険

これは、周囲だけではなく、ご本人も意識を
することが大事になる部分ですが、
慌てて行動したりすることは非常に危険です。

ご高齢の方だけではなく、
若い人でも危険な行為になりますので
控えるべきことですが、
高齢の方が慌てたりするようなことがあれば
さらにその危険は増します。

よく、地震に驚いて転倒したりしてしまって
「けが人1人」だとか、そういう中規模な地震の
事例もあります。
↑のような場合、本来、慌てなければ
その人は怪我をしなくて済んだ、ということを
意味します。

高齢の方の場合は階段の上り下りなど、
普段から危ない部分もどうしても出てきてしまうわけですから
それを慌てるようなことがあれば
当然、怪我をするリスクは非常に高くなってしまいます。

トラブルの原因にもなりかねませんから、
そのようなことになってしまわないように、
注意をしていく、ということも大切になりますね。

どうしても慌ててしまう気持ちも分かりますし、
ご家族がカバーするにもこればっかりは限界がありますから
本人が「慌てないように」ということを
しっかりと意識するしかありません。

本人の状況を周囲も注意する

一人暮らしの場合は無理ですが、
ご家族が同居している場合、
高齢の方の状況は、注意して観察するようにする、
ということも大事なポイントの一つになります。

人間は、高齢になればなるほど
持病だとか、そういったものも増えていきますし
病気持ちで無かったとしても、
予期せぬトラブルが発生するリスクが
若い時よりも圧倒的に高まります。

そのため、本人が注意することももちろん
重要ではありますが、
周囲がしっかりと注意をしておく、ということも
同居家族にご高齢者がいる場合は
非常に重要なポイントになります。
どうしても、本人だけでは対応しきれない部分も
年齢的に、出てきてしまいますからね。

日頃から備えを

日ごろからしっかりと備えをしておく、
ということは
ご高齢の家族がいる場合は、さらに大事になります。
避難などに通常よりも時間がかかってしまうのは
ほぼ確実ですから、
「避難経路の確認」や「地震に対する知識の向上」などは
普段からやっておくべきですし、
必要な防災グッズに関しては、しっかりと揃えておくことも
おすすめします。

また、ご高齢のご家族の就寝場所に
倒れやすいものが設置されていないかどうかなど
「安全環境づくり」に関しても
しっかりと行っておくことをおすすめします。

まとめ

高齢になればなるほど
身体機能は低下しますし、思考能力も
低下していきます。
これは、人間である以上、誰もが避けることのできない
”運命”です。

ですので、本人も、同居している家族も
それをしっかりと自覚・受け入れて
身の安全を守っていく、
ということが大切になってきます。

なるべく早め早めの対応が
できるようにしておく、ということは
勿論大切になりますし、
安全のための備えをしておく、
ということも、とても大切なことに
なってくるのです。

タイトルとURLをコピーしました