小さな地震が頻発する場合は危険なの?その答えを語ります!

小さな地震が頻発することは、
時々あり得ることです。

場合によっては1日何度も地震が発生する場合も
あるでしょう。
地震が頻発していると、
どことなく不安になる方も居ると思います。

頻発している揺れ。
1回1回が、小さい地震の場合、
被害が出ることはないかと思いますが、不安な気持ちは
確かに分かります。

では、実際のところ、頻繁に地震が発生しているような場合は
危険なのでしょうか。

それを、見ていきましょう。

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頻発している揺れは危険なの?

地震が頻発している場合は危険なのかどうか
ということについてですが、
これはその時によって、異なりますし、
それを見分けることは困難です。

また、地震が頻発している理由も様々なので、
何とも言えないのも事実です。

頻発している地震が大きな地震に繋がることもありますし、
ただ単に、地震が頻発しているだけのこともあります。

他にも「地震が頻発していれば、その分エネルギーが
放出されるから、大きな地震が来なくなる」などと
言う人も居ます。
色々な情報が世の中には満ち溢れていますから、
混乱してしまいますよね。

いずれにせよ、正しい知識を身に着けておくことは、
大切なことになります。

小さい地震が頻発=安全ではない

小さい地震が頻発していると、
その分、エネルギーが放出されて、大きな地震が来ない、
なんていう人も居ますが、それは”間違え”です。
小さい地震がいくら頻発していても、大きな地震が
来なくなる、ということはありません。

地震の震度やマグニチュードは、
数字の表記で単純にエネルギーが表されているわけでは
ないのです。

例えば、マグニチュード3と6は、数字上で言えば、
3の2倍が6ですが、マグニチュード6がマグニチュード3の
2倍の力かと言えば、全然違います。
数千倍以上の力になるのです。

そのため、マグニチュード3の地震が2回くれば、
マグニチュード6の相当のエネルギーが放出されるかと言えば、
そんなことはありません。
小さい地震が何度来たところで、大きな地震に相当する
エネルギーを放出することは困難なことです。

確かに、小さな地震でもエネルギーの放出は可能ですが、
本当に24時間常に揺れているぐらいの、極端な回数
来ない限り、大きな地震のエネルギー分、小さな地震で
エネルギーを放出することはできません。
そのため、現実的に考えて
小さな地震が来ていれば、大きな地震が来ない、というのは
間違えですから、勘違いしないようにしましょう。

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周辺のバランスが崩れている

小さな地震が多発している場合は、地震のエネルギーが
放出されて安全になっている、というよりかは、
周辺の地震活動が活発になっている証拠です。
大きな地震を引き起こしたり、更なる地震を引き起こす可能性も
ありますから、こちらについては注意しておく必要があるのです。

地震が頻発している際には、警戒しておくに
越したことはないでしょう。
頻発している、していないに関わらず、
地震はいつどこで起きるか分からないことは確かですが、
小さい地震が繰り返されている際には、いつも以上に
警戒しておくことが望ましいかと思います。

大きな地震の前触れなの?

これは、そういうわけではありません。
もちろん、大きな地震の前触れ(前震)として、
数多くの細かい地震がやってくる可能性は充分にありますし、
実際に過去の震災の前に、細かい地震が頻発していたケースはあります。

が、小さい地震が頻発していても、それだけで地震が終わるケースも
たくさんあります。
群発地震というものも存在しており、
同じ地域体で小さな地震が頻発する地震活動もあります。
この場合は、大きな地震が発生せずにそのまま地震活動が
終わる場合も多く(100パーセントそうとは限りません)
警戒は必要ですが、必ずしも大きな地震が起きる、というわけでは
ありませんし、実際に小さな地震が頻発するだけで
地震活動が終わっていることは数多く存在します。

小さい地震が頻発している場合、
大きな地震に繋がる可能性ももちろん0ではないのですが、
小さな地震だけで終わることもある、ということですね。
ただし、その見分けをつけることは、現時点の科学力では
不可能です。
大きな地震に繋がるかもしれないし、
何も起きないかもしれない。
そういう答えしか出せないのが現実です。

「群発地震で、震度〇以上の可能性は低いと思われる」みたいな
発表をしたとしても、地球の地震活動は分からないものですからね・・・。

1日に数回の地震であれば…

1日に2回、3回程度、同じ場所で地震が
頻発することは珍しいことではありません。
この点に関しては、あまり心配する必要はないでしょう。
1日に10回近く地震があったりだとか、
数日間、1週間以上に渡って地震が頻発するのであれば
群発系統の地震で、普段はあまりないことではありますが、
1日に2、3回程度、同じ場所で地震が続くことは
意外とよくあることです。

この点に関しては、特別、気にする必要はありません。
毎日、地震のデータを見ていると分かりますが
”1日に同じ地域で2、3回程度の小さな地震が起こること”は
比較的よくあることで、それほど珍しいことではありません。

ただ、良くあることと言っても、
大きな地震はいつ来るかわかりませんから
「100パーセント来ない」ということではありませんので、
その点は注意して下さい。

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不安を煽る情報に注意

これまで述べてきたように、小さな地震が頻発しているからと言って、
大きな地震に繋がるとは限りませんし、
これまでにも小さな地震が頻発するだけで特に何もおきていないことも
あります。

ですが、こういう小さな地震が頻発すると、
必ずといっていいほど、これから大きな地震が来る前触れだ!
だとか、要注意!地震が迫っている!だとか、不安を煽るような情報が
出てきたりします。

確かに、小さい地震が頻発している際に、警戒することは
悪い事ではありません。
地震活動が活発になっていることは確かですからね。

ただし、大きな地震に繋がるかどうか、ということは
誰にも分かりませんし、大きな地震に繋がらないケースも
多数存在します。
が、根拠のない憶測や、もっともらしい屁理屈を並べて
不安を煽ろうとする人も居ます。
そういった情報には惑わされないようにすることが
とても大切なポイントの一つになります。

確かに、警戒するに越したことはありませんが、
必要以上に不安を感じる必要はないのです。
大きな地震が来るか、小さな地震が頻発するだけで終わるか。
それは、分かりません。
人間にそんなことは分からないのです。

1つ言えることは
「小さな地震だけで終わることはたくさんあるけれど、
 大きな地震が来る可能性も0ではない」ということですね。

いずれにせよ、警戒は必要ですが、
小さな地震が頻発しているからと言って、
大きな地震に繋がるわけではない、ということは
覚えておきましょう。

ただ、地震はいつ来るか分からないものであるのは
確かですから、
備えはいつも、しておくのが良いかと思います。
備え、というのは怯えたりすることではなく、
防災グッズを用意しておいたり、避難経路を確認しておいたり、
知識を高めておいたりすることです。

まとめ

必要以上に怯える必要はありません。
小さな地震が頻発しても、そのまま終わることもよくあることです。
また、1日に、2、3回程度同じ場所で地震が来ることは
よくあることです。

が、一つだけ勘違いしてはいけないのは
最初にも書いた小さな地震が来ている=エネルギーが放出されていて安全
ということですね
これだけは絶対に間違いですから、勘違いしないようにして下さい。

警戒は必要ですが、心配しすぎる必要はない、というのが
頻発する小さな地震に対する答えであると思います。

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