災害伝言ダイヤルとは?使い方は?どんなルールがあるの?

「災害伝言ダイヤル」とは
大規模な災害が発生した際に開放されるサービスで、
電話を用いた音声伝言板のような役割を
果たすサービスとなっています。

大規模な災害などが発生し、
被災地での電話の使用量などが急増したことによる
電話が繋がりにくい状況や、
何らかの原因で電話が繋がりにくくなってしまった場合に
活用されるものとなっています。

普段、こういったものを意識することは
ほとんどないと思いますし、
自然災害さえ発生しなければまったく必要のないものでは
ありますが、
自然災害はいつ発生するか、予測のできないものです。

こういったものの存在を覚えておき、
頭の中にいれておく、ということは
いざと言う時に大きな力になってくれますから、
念のため、覚えておくと、良いのでは
ないでしょうか。

こちらでは、そんな「災害伝言ダイヤル」について
解説していきます。

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災害伝言ダイヤルが使えるタイミングは?

災害伝言ダイヤルは、24時間365日いつでも
使える、というものではありません。
平常時には解放されておらず、
大きな地震、台風、集中豪雨などの
大規模な自然災害が発生してしまった際に
解放されるものになります。

そのため、普段、災害伝言ダイヤルに
電話をかけても、利用することはできませんので
注意してください。

どうやって利用するの?

災害伝言ダイヤルを利用するためには、
↑のような「災害伝言ダイヤル」が開通されている
タイミングで利用する必要があります。

「171」の電話番号に電話し、
自宅の電話番号などをキーとして、
伝言を登録する、という形になっています。
被災地の外からも「171」を利用することができ、
伝言を入れる場合は、
被災地の「相手」の電話番号をキーとして
伝言を残すことができます。

実際にやってみないとなかなか分からないと思いますが
「171」に電話したあとに指示などが
アナウンスされますので
基本的にはその指示に従っていく、という
流れになっています。

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体験することもできる

災害伝言ダイヤル、などというものは
普段なかなか体験するような機会はないですし、
むしろ、体験する機会が一生ないほうが
絶対によいのですが、
いざと言う時のために「体験」することも
可能になっています。

体験利用は下記の日程で基本的に
行われていますので、
もしも興味があるのであれば
体験してみるのも、良いかもしれませんね。

体験利用の日程は
下記の通りになっています

毎月の1日と15日
0:00 – 24:00

お正月の1月3日まで
(終日)

防災週間(8月30日の9時~ 9月5日17:00)

防災とボランティア週間 (1月15日9:00~1月21日17:00)

これらの期間中に
災害伝言ダイヤルを利用することができるように
なっています。
自治体主催の防災訓練の際などにも
その地域限定で体験できるようになっていることも
あるので、そのあたりは、各自治体のお知らせなどを
参考にしてみて下さい。

なお、上記の期間周辺で
実際に災害伝言ダイヤルが開設されるような
レベルの事態が起きてしまった場合に関しては
体験利用は中止となります。
その点もご注意ください。

伝言の秒数などをチェック!

災害伝言ダイヤルへの録音は
”無制限”に行うことができるわけではなく
秒数に制限があります。

災害伝言ダイヤルの秒数は
1伝言あたり「30秒」となっているので、
長々と世間話(そんなことはしないとは思いますが…)を
したりだとか、そういった用途で使うことは
できないので注意してください。

録音された伝言は、災害伝言ダイヤルの
運用が終了するまで、
(その災害の際に、一度運用終了となった
タイミングで消えます)
体験の場合は、その体験が終了するまで
保存される形になります。

ひとつの電話番号あたりに1~20の
保存件数が決まっていて
(その時によって異なり、
災害伝言ダイヤル開設時に告知されます)
それ以上の件数保存することはできません。

他の連絡手段も試してみる

もちろん、災害伝言ダイヤルを
利用せずとも、相手と連絡がつくので
あれば、それが一番良いですし、
無理して災害伝言ダイヤルを利用する
必要はありません。

災害伝言ダイヤルはあくまでも
自然災害などが発生した際の”緊急時”に
用いられる連絡手段のひとつであり、
いざと言う時のためのものですから、
普通に連絡がつくのであれば、
その方が便利ですし、
わざわざ使う必要など、ないのです。

通常の連絡手段としては
スマートフォンなどによる連絡になると
思いますが、災害時は回線の混雑などにより
上手く繋がらなかったり、利用できなかったり
する場合もあるために、

・固定電話も試してみる
・LINEやメール、ツイッターなどでの連絡も試してみる
・公衆電話があれば公衆電話からも試してみる

など、いざというときのための
対処法を、覚えておきましょう。
覚えておくと「いざというとき」に
安心です。

まとめ

災害伝言ダイヤルは
あくまでも、「どうしても連絡がつかない場合の手段」
という感じですね。

もちろん、実際に自然災害が発生した際に
少しでも必要であれば、遠慮なく利用して
良いのですが、
もし普通に連絡がつくのであれば
その方が良い、ということですね。

もちろん、一番良いのは
災害伝言ダイヤルなどを「使うような場面にならないこと」です。

それに勝ることはありません。

が、もしもの時のために
そういうものが存在する、ということは
頭のどこかに入れておくと良いかもしれません。

機会があれば体験利用をしてみるのも
良いかもしれませんね。

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