気象庁のサイトでは
雨雲レーダーなどのほかに
「雷レーダー」も存在しています。
パソコンやスマートフォンなどから
無料で閲覧することができ、
日本全国の現在の雷の活動状況などが
目視できる便利なものです。
しかしながら、これを利用する際の
注意点もありますので、
それらはしっかりと理解しておくことを
強くおすすめします。
では、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
それを、見ていきましょう。
雷レーダーの活用と注意点
気象庁のサイトで見ることのできる雷レーダー。
１０分ごとに更新され、
雷の活動度が４段階で表示される非常に
便利なモノです。
が、いくつか注意するべきポイントも
ありますから、しっかりと注意点を理解して
有効活用するようにしましょう。
有効活用することができれば、
非常に便利なサイトであるかと思います。
あくまでも１０分ごと
雷レーダーの更新は１０分ごとです。
”今現在”の状況がリアルタイムで
表示されているわけではありませんから
その点に関しては注意が必要になります。
特に、真夏の天気急変などの場合、
データの更新が追い付いておらず
急激に雷雲が発達して
雷が鳴りだすようなこともあるかと思いますので、
そのことは頭に入れておきましょう。
基本、例えば１３：１０の雷レーダーが表示されるように
なるのは、
１３：１５～１３：１８ぐらいになります
（その時によって異なります）
表示されるまでに５、６分ぐらいのタイムラグがありますし、
次の１３：２０の雷レーダーが更新されるのは
１３：２５すぎになるわけです。
そうなると最短でも１３：２５の時点では
１３：１０の雷レーダーが最新の状態になっているわけですから
１５分もの差が出てくるわけです。
それだけ差があると真夏の突然の雷雨などの場合、
大きく状況が変わっている可能性もありますから、
表示されている情報をそっくりそのまま鵜呑みに
することなく、経過時間も考えて、ある程度自分でも
判断できるようにしておいた方が良いでしょう。
確実に鳴らないとは限らない
雷レーダーに何も表示されていなくても
確実に雷が鳴らないとは限らない…ということは
覚えておきましょう。
場合によっては雷が鳴ることもあります。
上でも書いたように、雷レーダーは１０分単位の更新ですから
現時点でのデータが表示されているわけではありませんし、
例え最新の情報だったとしても、
周囲に雨雲があったりする場合は
突然雷が鳴りだしてもおかしくはない状態です。
そのため、雷レーダーに何も表示されていない＝
雷が鳴らない、というわけではありません。
レーダー上の情報が古い可能性もありますし、
レーダーは”ライブ中継”なわけではありませんから
周辺で雷が鳴っている状況下であれば、
いつ雷が鳴っても、聞こえてきても
おかしくはない、ということになります
気にし過ぎないように
雷に対して恐怖感が強い人にありがちなことですが
この雷レーダーにくっつきっぱなしになってしまい
離れられなくなってしまうような人も実際に存在します。
確かに、雷レーダーは便利なものではありますが、
使い方を間違ってしまえば、ただ単に
精神的に強い負担をもたらすだけのものになってしまいます。
そのようなことは、何のプラスにもなりませんから、
あくまでも”ほどほどに”が大切になります。
どんなにサイトの情報を更新しても、
雷レーダーの情報が更新されるのは
１０分に１回なわけですし、
レーダーとにらめっこしていれば、
雷が居なくなるわけではありません。
そのあたりの部分に関しては
しっかりと理解しておくようにし、
必要以上に怯えすぎないようにすることが
大切になります
接近が分かったらしておきたいこと
もしも雷の接近が分かったらどのように
対応していけば良いのでしょうか。
まず、外にいる場合に関しては
可能な限り室内に移動するようにした方が
良いかと思います。
雨が降ってくる可能性も十分にありますし、
雷は、可能性は低いとはいえ、
人間に直撃するような可能性や
人間に対して被害を与えるような
可能性も決して０ではなく、危険な存在であることは
確かです。
そのため、どうしてもの場合を除いて、
雷レーダーなどで雷の接近、もしくは雷の情報が
出ている場合に関しては
できる限り早めに屋内に避難することをおすすめします。
また、屋内にいる場合に関しては
「家電製品のコンセントを抜いておく」ことをおすすめします。
自宅が火災になったりだとか、
そういう可能性は低いのですが、
家電製品が雷によってやられてしまうことは
そこそこの確率で起こりうることです。
そのため、使っていない家電、今は使わなくても良い家電に
関しては電源を切るだけではなく、
コンセントを抜いておくことで、
雷から守ることをおすすめします。
本当に、雷で家電が壊れることはありますから
その点も注意しておかなくてはいけません
まとめ
雷レーダーを活用し、
事前に雷に対する対策を練っておくのは良い事ですし、
屋内への避難や、自宅で家電製品の電源を切る目安に
するのはとても良い事だと思います。
一方でレーダーの情報はライブ配信ではない、ということは覚えておかなくては
いけませんし、雷レーダーの情報だけを鵜呑みにしてしまうようなことは
無いようにしておきましょう。
あくまでもひとつの情報として利用するようにし、
あまり気に過ぎないようにすること、
必要以上に雷に対して恐怖を抱いてしまわないように
することは大切なポイントになります。
