雷は冬にも鳴ったり落ちたりするの?その答えは…?

雷…と言うと、皆様はどの季節を思い浮かべますか?
やはり、夏とか秋とか、
そのぐらいの季節を思い浮かべる人もいるのでは
ないでしょうか。

しかしながら、実際にはそうではありません。
雷は冬にも鳴ることがありますし、
冬でも落雷が発生することはあるのです。

決して夏だけのものではない、ということになりますね。

では、”冬の雷”について
どうして発生するのか、
夏の雷とは何が違うのか、という点について
お話をしていきたいと思います。

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冬の雷のポイントと注意点

雷が全国的に一番多いのは、当然のことながら
夏から秋にかけてになります。
冬になると、地域にもよりますが、
雷の音を聞くことすらなくなり、
雷が苦手な人にとっては、平和な日常を過ごすことが
できるのではないかと思います。

しかしながら、冬に雷が全くならないのか、と
言えば答えはNoです。
冬にも雷が鳴ることもありますし、
それで被害を引き起こす可能性もあるのです。

とは言え、
「冬に雷なんてほとんど聞いたことがないよ?」と
言う人もいるかもしれません。
それは何故なのかも含めてご説明していきます。

日本海側に多い

冬の雷は「日本海側」の地域に多いものになります。
そのため、太平洋側の地域にお住いの皆様から
してみると「あまり聞かないなぁ」とそういうことに
なるわけです。

しかしながら、日本海側では、
冬の雷、というものはそこそこの頻度で存在するものです。
実際に雨雲のレーダーなどを見てみると分かると思いますが
結構、冬の雷が実際に発生しているのです、

これは、シベリアから冷たい風が流れ込むことによるもので、
夏場とは違い、日本海側で積乱雲が発達して
雷を鳴らしたり、落雷が発生したりする、というものに
なっています。

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太平洋側では鳴らない?

太平洋側でも、夏と同じような仕組みで、
積乱雲が発達して雷が鳴ることもごくまれにありますが
基本的にはほとんどありませんし、
雷が鳴ったとしても、その雷は、夏と比べると遥かに威力の
弱い雷になるのも事実です。
太平洋側では、よほどのことがない限り、
冬場に雷の心配をする必要はないでしょう。

真夏のように朝からもくもくしていて、夕方になったら
急に真っ暗になってきて…などということは
基本的にまずありませんから、その点は
心配する必要は一切ないかと思います。

加えて、日本海側に雷をもたらす積乱雲が、
太平洋側に流れ込んでくるかどうか、ですが
これは基本的にはありません。
太平洋側に移動してくるうちに勢力が弱まるか、
山にぶつかるかして、雷をもたらすほどの
強さは残りません。
そのため、日本海側でどんなに強い雷がなっていても、
それがそっくりそのまま太平洋側に来ることは
ないと考えても良いでしょう。

夏の雷との違いは?

では、冬の雷は、夏とどのような点が
違うのでしょうか。

冬の場合は、夏よりも積乱雲が発達しにくい状態にあり、
規模としては小さい積乱雲になります。
また、落雷の数に関しても、夏の雷に比べると
非常に少ない事も多く、遠くからゴロゴロピカピカ
見えるほどの雷になることは少ないのが事実です。

しかしながら、雷の威力が強い、という特徴があり、
落雷の回数が少ない分、
一気にそのエネルギーが放出されることがある、
というものになりますね。

加えて、遠くからでは変化に気が付きにくいために、
突然大きな落雷が近くに落ちるなんてことも
あるようです。
このあたりが、夏の雷との違いですね。
冬の雷の方が一見すると安全性が高いように
思えるかもしれませんが、
決して、そういうことではありませんから
その点に関しては、勘違いしないように
することが大切になります。

夏でも、冬でも、雷は危険なモノです。

冬の雷対策

夏の雷でも、冬の雷でも、注意するべき点は、同じです。
雷は、人体に直撃すれば、その命を奪う可能性のある
大変危険なものですから、雷が鳴ってきたら
安全な建物に避難することをおすすめします。

夏ほど激しい雷でなかったとしても、
雷が落ちない、という保証はどこにもありませんし、
むしろ、雷は落ちます。そのため、注意しなくてはなりません。

できれば鉄筋、無理なら木造でも、建物の中に
逃げる、ということは非常に大切なことになります。

広い場所・高い場所・木の近くなどの危険な場所を避け、
安全な場所に避難するようにしましょう。
また、家電製品などに関しても、
雷によって破壊されてしまう可能性は十分にありますから
そのようなことになってしまわないように、使わない家電、
電源を落とせる家電についてはコンセントを抜いておきましょう。

雷から身を守るための方法については
雷対策マニュアルの方に載せてありますので
しっかりと把握して、雷が原因の怪我などを
してしまわないように、注意しましょう。

まとめ

冬場の雷…これは、決して侮ってはならないものです。
特に、日本海側では冬場の雷が発生しやすい
状態になっていますから、厳重注意が必要ですし、
トラブルに巻き込まれないようにすることが大切になります。

また、太平洋側では、ほとんど雷はなりませんが
可能性としては0ではありません。
もしも、雷鳴が聞こえてきたら夏と同じように
しっかりと安全な場所へと移動することが
大切になります。

いずれにせよ、季節や場所に関係なく
雷が鳴っている場合は、
危険な状態です。
「どうせ自分には当たらないよ」と思う人もいるかもしれません。
確かに、雷の直撃の可能性は低いです。
ただし、それでも0ではない、ということは覚えておきましょう。

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