浴室にいる際に地震が来たらどうすればいいの?安全な方法は?

地震は、発生するタイミングを
人間に選ばせてはくれません。人間の都合などお構いなしに
地震は発生します。

人間にとって「こんな時に!?」というような時にも、揺れが
発生する可能性は充分にあるのです。

「浴室」…つまり、お風呂に入っている時も
そんなタイミングの一つですね。
お風呂に入っている時に揺れが来ても
どうにもならない!ということは多いかと思います。

では、入浴中に地震が来た場合は、どのように対応していければ
良いのか、それについて書いていきたいと思います。
とっさのときにどのように対応すれば良いか、
覚えることはいざと言う時に役立ちます。

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お風呂の中で揺れを感じた際のポイント

浴室の中で地震が発生してしまった場合は
どのようにすれば良いのか。
浴室の中と言っても、タイミングによって、色々な場面が
考えられます。

例えば、身体などを洗い終わって湯船につかっていることも
あるでしょうし、シャンプーをしている最中ですぐに
外に出ることができないような場合もあるでしょう。

しかしながら、このタイミングは自分で選ぶことはできませんから、
どうにもなりません。

では、浴室の中で、地震に遭遇した際にどうすれば良いか、
ポイントを解説していきましょう。

避難経路を確保する

まずは、浴室から出られなくなってしまわないように、
避難経路を確保することが大切になるようです。
浴室の扉のガラスは頑丈である場合が多く、割れにくいため、
脱出できなくなってしまう可能性もあるためです。

また、どこの扉でもそうですが、地震の際には、
避難経路を確保することが大切となります。
浴室に居る場合もそれは例外ではありません。

浴室の扉が開かなくなってしまうと、
浴室から出られなくなってしまいますから、
浴槽につかっている場合でも、シャンプーの最中でも、
とりあえず扉を開けておくことは非常に大切になります。
シャンプーの容器でもなんでも良いので、
とにかく扉が閉まってしまわないように
何かをねじ込んでおくのも良いと思います。

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窓やガラスが割れる危険性あり

浴室での地震は、窓やガラスが割れる危険性があります。
そのため、しっかりと窓やガラスから身を守る必要があります。
身を守る、と言っても、浴室で身を守るために利用できるものは
限られています。
風呂桶や、風呂場の椅子、浴槽のカバーなど、そういったもので、
自分の身を守るようにしましょう。

また、ある程度の広さがある場合は、
とりあえず窓やガラスから身を話しておくことも
大切になります。

鏡や窓などの割れたガラスは怪我をする要因になりますから、
注意しなくてはいけません。

揺れが収まるまでは飛び出さない

あくまでも基本的には、のお話ですが、
基本的に揺れが収まるまでは、動かないようにして、
浴室で身の安全を確保することが大切になります。
揺れている最中に飛び出したりすることで、
より危険に身を晒すことになってしまったりするため、
揺れが収まるまで、前述の鏡や窓が割れることによる
硝子に注意しながら、身をひそめるようにしましょう。

ただし、退路の確保は非常に大事なポイントの一つです。
浴室に閉じ込められてしまっては、危険ですから、
扉を開ける⇒身をひそめるの順番に行動するのが
ベストではないかと思います。

が、これはあくまでも”マニュアル上”の話です。
例えば、浴室の天井が今にも潰れそうな状態に
なってきた、など、浴室に居た方が危険だと
判断した場合は、臨機応変に対応して下さい。
浴室に限った話ではありませんが、
地震災害の際には、教科書通りに物事が
進まないこともありますから、その点に関しては
最大限、注意する必要があります

揺れが収まったら…

地震の揺れが収まったら、浴室から脱出しましょう。
ただし、浴室にガラスなどが散乱している可能性が
ありますから、足元には注意して下さい。
夜の場合で、停電した場合は、何も見えないと思いますから、
手さぐりでゆっくり注意しながら出るようにしましょう。

浴室から出る際に、給湯器の電源は切っておいた方が
ベストです。
自動で切れるようなものもありますし、今では、昔に
比べてはるかに安全にはなっていますが、
それでも火災のリスクなどはありますから、
電源などがついている場合に関しては電源を切って行くようにしましょう。

また、浴槽のお湯は必ず残しておくようにして下さい。
これは、何故かと言うと、地震の後は断水する危険性があるためです。
断水してしまうと水不足になりますから、
必ず浴室のお湯は残すようにして、避難を開始するようにしましょう。
飲み水としては使えなくても、色々と使える場面が出てくるはずです。

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着替えはどうする?

大きな地震の後には、余震などがある可能性もあります。
できる限り安全な場所に避難する方を優先した方が良い、というのが
一般的な考えになります。
緊急事態であれば、服装がどうこうなんて誰もとがめませんから、
バスタオルなどで身をくるんだ格好で出て行っても問題はありません。

ただし、できることであれば最低限の着替えなどは持っていき、
安全確保が出来たら着替えるようにするのが良いかと思います。
周囲の状況を判断して、早めに安全な場所に移動しましょう。

なお、性別関係なく、緊急時はバスタオルなどで身体を
包んで、脱出することを優先するのが基本です。
余震などが続く中、着替えている余裕もないことは
多々あることですから、
着替えよりも命を優先するようにして下さい。
そういう緊急事態においては、誰も何も言いませんし、
恥よりも命を優先するべきです。

シャンプーをしている最中だったら?

浴室に居る最中のことは書かれていても、案外、
シャンプーしている最中はどうすればいいか、ということは
書かれていないことが多いです。
では、シャンプーしている最中だったらどうすれば良いのでしょうか。

基本的に揺れが来た場合は、まずは身を守ることを優先します。
視界がふさがっている場合は、視界だけでも確保
すると良いかもしれません。
頭についたシャンプーなどは後回しです。

そして、するべきことは「退路の確保」です。
これは地震災害において非常に大切なことになりますから、
しっかりと覚えておく必要があります。
退路は絶対に確保するようにしましょう。

また、次にするべきことは安全の確保です。
鏡や窓などが割れる可能性がありますから、
身を守るのが優先です。
先ほども書いたように浴槽のふたでも、
風呂桶でもなんでも良いですから、自分の身体を守ることを
優先して下さい。
なお、鏡からは距離を取ることをおすすめします。

揺れが落ち着くまで待ち、そのあとに必要最低限の
シャンプーを流すようにしましょう。
いずれにせよ”揺れている最中に飛び出す”ということは
NGな行動(緊急時除く)ですから、シャンプーの最中に
地震が来た場合の基本的な退所方法としては、
退路確保⇒揺れが収まるまで身の安全を確保⇒
揺れが落ち着いたら手早く必要な部分だけ流す⇒避難という
流れになりますね。

なお、ガスや電気が止まった場合、水になりますから、
真冬の場合などは浴槽のお湯などを使いつつ、
流すようにしましょう。

まとめ

入浴中に地震が来てしまうとびっくりすると思いますし、
今はやめてよ…という気持ちになると思いますが、
地震はタイミングを選んではくれません。
空気を読まずに、入浴中に地震が発生することもあるでしょう。

入浴時の地震発生時の対処法は知っておいて
損ではありません。
誰って遭遇する可能性があることですし、
知らないとパニックを起こしてしまいますからね…。
少しでも、身の安全を確保することは大事な事なのです!

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