地震から津波までの時間はどのぐらい?一刻も早く避難を!

地震発生時には
津波がやってくる可能性があります。

東日本大震災や
スマトラ沖の地震などでは
この津波によって大きな被害が出てしまいました。

そういった被害を少しでも
減らすために、
もしも自分が津波から逃げなくては
いけないような場面に遭遇したときのためにも
ある程度の知識を身に着けておくことが大切です。

「津波が地震発生からどのぐらいの時間で到達するのか」

これをしっかりと覚えておく、ということも
大切なポイントの一つですね。

では、地震発生から津波の到達までは
どのぐらいの時間がかかるのか、
見ていきましょう。

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津波の到達時間は?

地震発生後から津波が到達するまでの時間に
ついては、これは、一概に言えるものではありません。
数十分単位で到達することもあれば
数時間後、数十時間後に到達するような
ケースも存在します。

その時の地震の規模、地震の位置によって
地震発生から津波が到達するまでの時間は
”大きく異なる”ということになります。

そのため、「何分後に到着する」ということを
地震が発生する前に知ることはできません。
そのときそのときの地震によって、
大きく異なる、ということになるのです。

それでは、地震発生の津波到達までの時間に
関するポイントを詳しく解説していきたいと思います。

必ず発生するとは限らない

地震災害が発生したら必ず津波が発生するどうかと
言われればそうではありません。
津波が発生する地震もあれば、津波が発生しない
タイプの地震もある、ということです。

これは震源の場所によって異なるかたちで、
必ずしもそうとは限りませんが、
基本的には、地震が発生した震源地が
内陸部である場合は津波の心配はなく、
海底が震源地である場合は、大きな津波が
発生する可能性があります。

このように「震源地がどこ」かによっても
津波が発生するかしないかは大きく変わってくるものに
なりますから、地震発生後は最新情報の
入手が大切なことになってきます。

ちなみに、海底を震源地とする地震の場合、
陸地で感じる震度としてはそれほどでは
ない場合もあります。

例えば、陸地でマグニチュード(M5)の地震が
発生すれば、震度5などを記録する場合もありますが
海底が震源地の場合はM5でも陸地から離れている場合、
震度2や3程度で済む場合もあります。

これが、一つの罠ともいえる現象で、
仮にマグニチュードが大きくなっても、
本来の地震の規模よりも感じる揺れは
小さくなり、それゆえに、
「このぐらいの地震であれば大丈夫だろう」と
油断してしまう可能性があります。

しかし、内陸部から遠い海底が震源地だった場合、
地震そのものは想像以上に大きなものである
可能性も十分に考えられますし
地震の揺れからは考えられないような
大きさの津波が到達してしまうことだって
あるわけです。
そのため、地震発生後はまず、震源が
どこなのか、ということを確認することは
非常に重要なポイントになりますね。

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到達時間は場所によって大きく左右される

津波の到達時間が
どのぐらいなのか。
これは、地震が発生した場所によって大幅に異なるため、
一概に言うことはできません。
海底を震源とした地震、と言っても、海は広いですから
どこで津波が発生したかによっても
津波の到達時間は本当に大きく変わってしまいます。

数十分という早い時間で津波が到達
することもありますし、数時間かかることもあれば
数十時間程度かかるようなケースもあり、
本当にその時間は様々です。

そのため「〇〇分後に到達する」だとか
そういった決まりはなくその時の地震に
よって津波の到達時間も規模も全く異なるものになります。

「前回の地震の時は、津波は数時間後で
高さはこのぐらいだった」ということは
基本、通用しないので
発生した地震ごとに個別に考える必要が出てきます。

直接関係のない地震でも津波に注意

海外で発生したような地震でも
地震の規模が大きく、海底で発生した地震の場合は
日本にまで津波が到達する可能性もあります。
距離が遠いわけですからそこまで
大規模な津波になることはないかと思いますが
海岸沿いなどでは十分に注意が必要ですし、
しっかりと自分自身の身の安全を確保するように
行動していくことは大切なことになります。

直接日本と関係ない地震であっても
津波が発生してしまう可能性は十分にある、
ということは覚えておくようにすると
良いのではないかと思います。

繰り返し到達する可能性も

津波は「1回」ではありません。
津波は複数回にわたり到達する可能性があり、
1回きりではなく、2回、3回と繰り返し
到達する可能性があります。

第1波の到達から第2波の到達までは
ある程度の時間差がありますが
いずれにせよ注意をしなくてはいけません。
場合によっては高さが異なる可能性もありますから
とにかく油断をしないようにし、
最新情報をしっかりと把握することが大切になってきます。

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最新情報をしっかりと入手する

地震発生時には津波の心配があるのかどうか、
それとも心配はないのかどうか。
そういった情報がしっかりと出てきますから、
しっかりとそれを参考にして
行動するようにしてください。

到達する津波の高さの予報や到達時間などについても
情報が出ていると思いますから
そういった情報をしっかりと把握していきましょう。

なお、大きな地震があった場合には
情報が錯そうしている可能性も
考えられますから、
津波がやってくることが予想されている場合は
最悪のケースまで想定して
行動していくようにしなくてはいけません。

まず確認すべきポイントとしては
震源地がどこか、ですね。

震源地が内陸部であるのであれば、
大きな津波が発生する心配は
そこまで高くないと思います。
しかしながら海底なのであれば
東日本大震災のときのような津波が
発生してしまう可能性も十分にありますから
早め早めの避難をし、周囲の状況に
注意を払うようにしてください。

早めの避難を

津波からの避難は時間との勝負です。
本当に刻一刻と津波が近づいていますから、
できる限り早く、避難するようにしましょう。
津波を目にしてから逃げたのでは遅いですし、
一瞬の間違った判断が命取りになってしまうことも
十分に考えられますから
十分警戒して行動する必要があります。

間違っても海辺の様子を見に行ったりしないこと、
避難したのに引き返さないこと、
こういったことが大事になりますし、
また、いざという時のために
貴重品はすぐに持ち出せるように
事前に準備しておくこと、
避難経路・避難場所などをしっかりと確認しておくこと、
というのも大事になりますね。

そのうえでなるべく早い段階で
避難するように心がけて
余裕をもって避難するようにする、というのが
大事なポイントになります。
ハザードマップなどもある程度は参考に
なりますが、これはあくまでも目安でしかなく、
最終的にその時その時の状況に応じて
自分の判断で行動を行っていく、
ということが何よりも大事になることなので、
そこのところもしっかりと覚えておくようにしましょう。

すべてが事前の想定通りに
動くとは限らない、ということですね。

まとめ

津波の到達時刻に関しては、
その時によって異なりますから
一概に言うことはできません。
さらに、1回到達したらもう安心、
というわけではないので
その点に関しても、勘違いをしないようにし、
しっかりと対応を行っていく必要があります。

もしも地震が発生してしまった場合には
最新情報にしっかりと気を配りながら
対応していくことが大切になるのではないかと思います。

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