富士山の噴火に対する備えをしておきたい!何をしておけばいいの?

「富士山の噴火」。
昔からずっと騒がれ続けていることですが、
万が一、それが現実のものとなってしまった場合は、
大混乱が起きることが予想されています。

しかし、富士山の噴火は
ここ数百年一度もしておらず、
次”いつ”噴火するのかは全く不明の状況です。

今後、何百年、何千年と噴火しない可能性も
十分にありますし、
逆に、近いうちに噴火する可能性も決して「0」とは言えません。

過剰に不安を煽るような情報などは相手にする必要はありませんし、
過剰に怖がる必要はありませんが
”もしもの時のために備えをしておく”ということは
決して無駄にはならないと思います。

そこで、富士山が噴火したときの場合に備えるとすれば
”どんなものを用意すれば良いのか”ということをまとめました。

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距離が離れていれば問題ない

まず、富士山の噴火は地震とは違い
”発生場所”は一目瞭然です。
富士山の噴火は、富士山がある場所でしか発生しません。

その影響は、富士山のある県だけではなく
周辺の県や地域にもおよび、
ある程度離れていても、灰などが降ってくる場所は
広範囲に及びます。

しかしながら、例えば北海道だったり、沖縄だったり
”富士山からかなり離れている地域”であれば
富士山が噴火してしまったとしても、
その影響としては限定的なものになります。

ですので、富士山から離れているような地域に住んでいる場合は
そこまで過剰に気にする必要はありません。

問題は、富士山の噴火の影響を直接的に受ける地域、
そして富士山の噴火による火山灰などの影響を受ける地域です。

富士山から近い地域に関しては
そもそも、噴火が起きた場合は非常に危険な状況になりますが、
少し離れていても(例えば東京都内など)、
灰は数センチほど降り注ぐと言われていますし、
灰による交通のマヒや、最悪の場合は物流の混乱や停電なども
予想されています。

そのため、富士山噴火の影響は、近隣の都道府県には
非常に大きな影響が出ると言われています。
距離がある程度近い場合に関しては
”しっかりとした備え”が必要になります。

どんな防災グッズを用意しておくべき?

富士山噴火に備えて用意しておきたい防災グッズとしては
基本的には”地震災害発生時の備え”と同じようなものを
想定しておくと分かりやすいと思います。

複数の自然災害に対して、いくつも避難用グッズを
揃えていると”いざという時に”どれがどれだか分からなくなって
しまいますし、防災グッズは”共通”で準備しておくと良いでしょう。

共通で対応できるような防災グッズを用意しておけば
富士山の噴火に留まらず、地震や台風などが発生した場合でも、
役立てることができます。

過剰に多くのグッズを用意しておく必要はありませんが、
ある程度の種類のグッズを用意しておくとよいでしょう。

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用意しておきたいものは?

富士山の噴火などに備えて用意しておきたいものは
どのようなものなのかを解説していきます。

・食料
ある程度の食料を日頃から備蓄しておく、
ということは大切です。
”非常食”というやつですね。
と、いうのも、噴火の影響により、
富士山周辺の地域は、物流が滞ったり、
火山灰などにより、外出自体がそもそも困難な
状況に陥ってしまう可能性が考えられます。
そうなってしまうと、食料が一切ない場合、
非常に厳しい状況になってしまいますので、
非常食を備蓄しておくことは、大切なことです。
当然、食料品だけではなく、非常用の水なども
備蓄しておくことができれば安心です。

・懐中電灯などの灯り
富士山が噴火した場合「大規模な停電」が
発生することが予想されます。
これが、どの程度の規模になるのか、
どの程度で復旧するのか、そういったことは
近代文明において富士山が噴火したことがないため、
何とも言えない部分がありますが、
”電気”はしばらくまともに使えない可能性を
想定した方が良いでしょう。
そういった意味では「夜」を照らすことのできる
灯りは確実に必要になります。

・暖房器具類
冬場に噴火が万が一発生した場合、
そのタイミングで停電してしまうと、
非常に寒い環境の中過ごすことになり、
それが長期化すれば、場合によっては命にもかかわってきます。
そのため、暖房器具や物を用意しておく必要があります。
当然、停電していれば電気ストーブなどは使えませんから
”電気を使わずとも防寒できるもの”
これらが必要になります。しっかりと用意しておきましょう。

・モバイルバッテリー
噴火が起きてしまった場合”停電”する可能性は
非常に高く、それが長期化する可能性もあります。
モバイルバッテリーを用意しておくことができれば、
ある程度は凌ぐことができますし、
スマホで最低限の情報収集などを行うことは可能です。
もちろん、それでも停電が長期化してしまった場合は
どうにもなりませんが、それでも、ないよりは
全然マシなのは確かです。

・簡易トイレ
地震などの災害の際にもそうですが、
トイレがまともに使える状態ではなくなる可能性
(断水などが生じるため)もあります。
この場合、トイレ問題が生じるために、
事前に簡易トイレを準備しておくと
”ある程度”は、安心できます。
もちろん、簡易トイレはあくまでも簡易トイレでしかなく、
普通のトイレに比べるとかなり違和感はありますが、
それでも”まったくトイレが使えない状況”よりは
遥かにマシですから、このようなところは、しっかりと準備を
しておくことをおすすめします。
当然、地震などが発生した際にも同じリスクがありますので、
簡易トイレはそういった意味でも用意しておいて損はないのです。

・身を守るグッズ
自分自身の身を守るグッズも備えとして必要です。
火山が噴火した場合、お住いの地域にもよりますが、
火山灰などの影響により、まともに外出できない状況が
しばらく続きます。
室内にいても場合によってはリスクが生じますので、
身を守るための「ヘルメット」「ゴーグル」「マスク」
「手袋」「長靴」などを用意しておくことをおすすめします。
出来れば専門的なものの方が良いですが、
それが用意できない場合は、一般的なものでも
「無いよりはマシ」です。
これも、他の自然災害の際にも役立ちますので、
一式そろえておきましょう。
(ゴーグルは災害の内容によっては使わないかもしれませんが
火山の噴火の際には大切です)

すぐに持ち出せるように備えておく

防災グッズを用意しておいても、
棚の奥にしまい込んでいたり、
どこに置いたかすら忘れてしまったりしては
意味がありません。

この点は、非常に大事なポイントの一つになりますので、
最低限、非常事態に持ち出すことができる場所に
防災グッズを用意しておいてください。

バラバラの場所に置いたりするのも、
有事が発生した際には対応に困ることに
なってしまいますから、
非常用の持ち出し袋に入れるなど、
”すぐに持ち出しができるように”対策を
しておくことが大切になります。

また、防災グッズは劣化などを起こしていないかどうか
しっかりと定期的に確認をすることも
大切になります。
いざという時に”しばらく使ってなかったから壊れてしまった”
なんてことになっていたら、本末転倒ですからね…。

まとめ

富士山が万が一噴火してしまった場合の
備えについて解説しました。

備えがあっても、近ければ近いほど、
非常に大きな被害が出ますし、日常生活にも
大変な支障が出るかと思います。

しかしながら”備えなし”と”備えあり”では、
生き延びることのできる確率も、
その後の生活も大きく変わってきます。

自分の無理のない範囲で、しっかりと備えをしておく、
ということは非常に大事なポイントになります。

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