雷ガードは「絶対安心」ではないので注意!

「雷ガード」のテーブルタップなどを
利用している人も多いと思います。

真夏や秋にかけて、
雷は非常に多くなりますし、
色々な家電製品を使っている人も多いと思いますから
そういったものを利用することは
とても大事なことですし、
今や雷ガードがついたタップの類も
1000円もしないで購入できるものは多く存在します。

が、勘違いしてはいけないのは
「雷ガード」も絶対に安全ではない、
ということです。

商品のパッケージに書かれていることもありますが、
100%雷から家電を守ることができるわけではない、
ということはしっかりと覚えておいた方がいいでしょう。

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雷ガードは「無敵」ではない

雷ガードつきのタップは
どんなものでも「無敵」であるわけでは
ありません。
これから紹介する、2つの条件のどちらかを
満たしてしまったような場合には
故障に繋がる可能性は十分にありますし、
タップ云々以前に別のトラブルに
見舞われる可能性は十分にあります。

”雷ガードつきのタップ”は”無敵”なわけではなく
絶対安心ということではありませんから
そのことは覚えておきましょう。

もちろん、ガードなしとガードありであれば
ガードありのほうが絶対に良いのですが
過信してはいけません。

直撃雷を受けた場合

直撃雷を受けた場合、
雷ガードでガードできる限界をはるかに
超えるために、その電気製品を守ることは
できません。
雷が直撃してしまった場合は、
雷ガードのタップを使っていたとしても、
壊れてしまう、ということです。

そのため、雷があまりひどい状態で
鳴っているような場合は、
雷ガードのタップを使っている場合でも
決して油断はしてはいけませんし、
あまりにも雷が酷いのであれば、
一度、その電気製品の電源を切り
コンセントを抜くのが一番確実な方法です。

雷ガード付きのタップを利用している=
確実に家電を守ることができる、ということでは
ないので、この点は勘違いしないように
しなくてはいけませんし、
やはり、一番の対策は
電源を切り、コンセントからコードを抜く、
ということになってくるのです。

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限界を超えた場合

直撃雷を受けなくても
利用している雷ガードの「限界」を
超えてしまった場合は…
簡単に言ってしまうと、
雷ガードを突き破って、家電が破壊されます。

直撃しなくても、壊れる可能性は
決して0ではない、ということです。

雷ガードつきのタップの中には
「最大サージ電圧」だとか、
どのぐらいまで耐えられるかが
記載されているものもあります
(実際にこの記事を書く前に改めて
ホームセンターの売り場で確認してきましたが、
半分ぐらいの商品のパッケージには記載されています
※記載されていないものもあります)


エレコム 電源タップ 雷ガード 個別スイッチ ほこりシャッター付 6個口 2.5m ブラック T-K6A-2625BK

当然、数値が高ければ高いほど、
より雷ガードの力が強い、ということに
なりますから、
もしも気になる場合は
商品に「雷ガード」と書かれているかどうかだけではなく
そういった部分にまで目を通してみるのも
良いかもしれません。

全部同じ数値ではないので、
より数値が高いものを選ぶことで、
より安心することができます。

ただ、それでも、耐えられる限界量を
超えた場合は家電製品は
壊れてしまう可能性がありますし、
どんなに高い性能の雷ガードタップで
あっても、直撃雷などを受けてしまった場合に
関しては、これはさすがに耐えきる、耐えられないどころの
お話ではありませんから、
諦めるしかない部分もあります。

一番確実なのは…

やはり、一番確実な方法としては
「家電の電源を落とし、コンセントからコードを抜く」
ということになります。
確かに、そうすると、その機器は
雷が鳴っている間は利用できなくなってしまいますが
雷ガードを使っても、
↑でご紹介したように、直撃雷を受けてしまったような
ケースはもちろんですし、
耐えられる限界を超えてしまった場合は、
雷ガードつきタップであっても
接続されている電気製品を守ることができません。

そのため”確実に守る”のであれば
面倒臭くても、雷が酷くなってきたら
電源を切り、コンセントからコードを抜く、
ということがベストとなります。

大型の施設であればともかく
個人の住宅で、それ以上のことをするのは
難しいでしょう。

雷ガードしても停電のリスクも

雷ガードのタップを使っていても
もう一つリスクとなるのが
「停電」ですね。

雷が鳴っている際には、停電が
発生する可能性もあります。
停電が発生してしまうと、当然
利用中だった電気製品は
(充電できる器具で充電してある場合を除き)
電源が急に落ちてしまうことになります。

電気製品の電源が
”急に切れてしまう”ということは致命的で、
特にパソコンなどの精密機械である場合
電源が落ちてしまうタイミングによっては
それだけで、壊れてしまう可能性もあります。

雷ガードつきタップでは停電を防ぐことは
当たり前ですができませんから、
そのあたりも頭に入れておく必要はありますね。

まとめ

色々書いてきましたが
当然「雷ガードなし」よりも「雷ガードあり」のほうが
良い、というのは事実です。

ただ、100%安全、ということでは
ありませんから気を付けましょうね、というお話です。

大事な家電を守るためにも、
あまりにも雷が酷くなってきてしまった場合は
雷ガードがついていようと、ついていなかろうと
使用停止したほうが、確実なのです。
壊れてしまってから後悔しても遅いですから…。

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