雷三日とは何?原因や対処方法をそれぞれ解説!

「雷三日(かみなりみっか)」とは何か。

雷が嫌いだったり、苦手だったりする人からすれば
聞くだけでも忌々しい言葉ですよね…。

この言葉の意味と
どのような状態を示すのか、
実際にどうなるのか、という点を
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

雷三日とはどういう意味?

主に夏場を中心に
雷が発生すると、雷が鳴りやすい日が3日程度
続くことを示した言葉です。

1回雷が発生すると、
明日も、明後日も(計3日間)
雷が続く(なりやすい状態が)ということですね。

これは、単なるあてずっぽうだとか、
感覚的なことで言われているわけではなく、
実際に”雷三日”と呼ばれてしまうような
要素がしっかりとあるのです。

上空の寒気によるもの

雷三日、と呼ばれるように
一度雷が鳴ると、3日間は続く、と言われる原因が
「上空の寒気」です。

これは単純に、上空に入り込む冷たい空気
(地上の気温が下がるわけではない)のことなのですが、
この寒気が上空に出現することによって
地上の気温と上空の気温差が開いてしまい、
雨雲や雷雲が発生しやすい状況となってしまいます。

これが、夏場のゲリラ豪雨や雷などの原因の”ひとつ”と
なっているものですね。

が、この寒気、一度日本列島の上空にやってきてしまうと、
移動が遅いために、日本列島の上空にしばらく
居座ってしまうケースが多いです。

居座られてしまうと、その間はずっと、
上空と地上の気温差が開いてしまうために、
雨雲が発達しやすい状況になり、
結果的に今日も、明日も、明後日も、
雷が発生しやすい天気=雷三日と呼ばれる状況に
なってしまうわけです。

勿論、影響が短く済む寒気もありますが
ある程度の期間、寒気による影響を受けるケースが
多いために、
「寒気が日本列島の上空にやってきたことにより」雷が
発生すると
「寒気の移動が遅いため」数日間雷が発生しやすい天気が
続く、ということになります。

スポンサーリンク

3日間ずっと鳴り続けるということ?

これは、違います。
寒気が流れ込んでいるタイミングでも、
主に夜~早朝あたりは比較的雷が発生しにくい状態になるため、
「雷三日」の間は「ずっと雷が鳴っている」と、
いうことではありません。

昼間や夕方であっても一時的に雨がやんだり
するようなケースもあります。

ただ、なりやすい日が続くことは事実なので、
その点は、外出時などは特に注意しておきましょう。

3日どころかもっと続くことも…

「雷三日」と言う言葉は
あくまでも「雷が一度発生するとしばらくの間大気の状態が不安定な可能性が高い」
という意味合いですので、
”大気が不安定で雷が鳴りやすい状況が3日で終わる”という
意味ではありません。

実際に寒気が流れ込むと、
寒気が三日どころか、もっと長い期間、停滞するようなこともあり、
その場合は、4日、5日と不安定な日が続いてしまうようなことも
実際にあることです。

さすがに、寒気が永遠に停滞してしまうことはなく
長くても1週間前後で日本の上空から移動してくれるケースは
多いですが、
雷三日という言葉が示すように、必ずしも三日で過ぎ去るわけでは
ありません。

上空に寒気が居座る限り、大気の状態が不安定になる
条件は満たしてしまっているので、
連日しつこく雷が鳴り続けるようなことも実際に
あることです。

どんな点に注意すれば良いの?

「雷三日」と呼ばれるような状況に
なってしまっている間は、
大気の状態が非常に不安定な日が
続くことになります。

そのため「天気急変」に注意したいところです。

・大雨
・雷
・突風
・雹
・停電

このあたりに注意しましょう。

上空の寒気云々は、天気予報でも
教えてくれると思いますし、
”いつまで”不安定なのかどうかも
天気予報で大体のお話は出てくると
思いますので、そういったものを参考にしつつ
上手く、行動していきましょう。

スポンサーリンク

雷が連日続く状況をどうにかすることは出来ないの?

雷が連日続くような状況をどうにかすることは
出来ないのかどうか。

そう思う人もいると思います。

確かに、雷は発電に使えるわけでもなければ、
水不足の解消に役に立つわけでもありません。
雨さえ降れば、雷は別になくても水自体は
不足しませんからね。

人間にとって(雷が見るのが好き!という人以外は)
あまり役に立たない存在であるのは事実です。

が…雷をどうこうする、ということは
現状では非常に難しく、
雷が鳴り始めたら、安全な屋内に避難したり、
家電製品を破壊されてしまわないように、
電源を切ってコンセントを抜いたり、と言った
対応をするしか、対処方法はないのが現実です。

雷三日と呼ばれるような状況が
発生してしまわないようにするためには
上空の寒気が流れ込まないようにするなどなど
現在の人類ではどうすることもできない
SF的な話にまで発展してしまいます。

もちろん、何百年、何千年と時が流れれば
そのようなことも出来るようになる…
可能性も0ではありませんが、
現状では不可能に近い、というのが
現実になりますね。

雷が鳴ること自体はどうにもできないので、
雷がニガテな場合は、本当にきついと思いますが
なんとか、耐えていくしかありません。

まとめ

「明日も不安定!明後日も!」みたいなことを
言われてしまうと、本当にうんざりしてしまいますよね。

私も、パソコンを使った仕事などをしているので、
あまり酷いと、電源を落とさないと危険ですし、
連日続くとうんざりしてしまいます。

ただ、それでもどうすることもできないのが現実なので、
雷が三日続こうと、5日続こうと、耐えるしかありません。

タイトルとURLをコピーしました