寒気予報とは?参考にする際のポイントや注意点!

「寒気予報」とは、
上空に入り込む冷たい空気=寒気の今後の動きなどを
見ることができる予報です。

ニュース番組などで取り上げられることは少ないですが
ネットでは、寒気予報を提供している
サービスなども存在しています。

上空に冷たい空気=寒気が入り込むと、
地上との気温差が広がり、
結果的に「大気の状態が不安定」な状況を
招くことになります。

その結果、急な雨や雷、竜巻、突風などの
現象が起きやすくなってしまうので、
上空に寒気が入り込むかどうか、ということは
今後の天気を知る上でも、大事な要素の一つであることは事実です。

この「寒気予報」を見る上での注意点などを
解説していきます。

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どこで見ることが出来るの?

「寒気予報」とネットで検索すると
いくつかのサイトが表示されます。

気象庁のデータなどを元に情報を発信している
サイトがあるので、そういったところを
見ると確実ですね。
(個人系のサイトなどではなく、ちゃんとした機関が
 出している予報を見ることをおすすめします)

寒気予報を提供しているサイト・サービスの中では、
吉田産業海洋気象事業部のサイトなどが分かりやすいと思います。
(歴史のあるちゃんとした会社が提供しているサイトです)

どの寒気予報を利用するかは個人の自由ですが、
どこのサービスを利用するとしても
下記のような点には、注意しましょう。

天気予報ではない

寒気予報は天気予報ではありません。
上空に強い寒気が流れ込んでいるような場合は
大気の状態が不安定になりやすいですが、
それでも「100パーセント天気が悪くなる」とは
限りません。

そのため、寒気予報単体では
天気を予測するのは難しいので、
寒気予報と天気予報を組み合わせたりしながら、
上手く工夫していくことが大事です。

上空の寒気が付近にない=雨が降らない、という
わけでもありません。
天気が崩れる原因は「寒気」だけではなく
他にも色々な要素がありますので、
そういった勘違いもしないように、注意しましょう

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寒気予報は随時変わる

寒気予報も、天気予報と同じように、
随時、変わって行きます。
例えば「3日前に見た時には寒気が上空に来る予報ではなかったのに…」
と、いうようなことも実際に起こりえます。

今日、来週の火曜日の予想を見た時と、
三日後に来週の火曜日の寒気予報を見た時では
予報も随分と変わっている可能性がありますので、
その点は、注意しておきましょう!

もしも寒気予報を参考にする場合は、
天気予報と同じように、最新の情報を
しっかりとチェックしておくことが、大切です。

寒冷渦の位置などは把握できない

寒気予報は、あくまでも寒気全体の位置を
表示するものになっています。

そのため、寒冷低気圧(寒冷渦)の位置などは
表示されておらず、
表示されている寒気が「ただの寒気」なのか
「寒冷渦」なのかまでは分からないものが多いです。

上空に強い寒気が入り込めば、
いずれにせよ天気は下り坂になりますが
寒冷渦と呼ばれる状態の
寒気を伴う低気圧の、中心付近では、
より大気の状態が不安定になりやすいために、
寒気予報だけでは、読み取れない部分も出てきます。

天気図などを組み合わせることで、
分かるようにはなりますが、
寒気予報に同じように「寒気」が表示されていても、
それが単なる寒気か
渦を巻いている寒冷渦かによっても、天気の状況は
大きく変わってきますので、
その点は、注意しておくようにしましょう。

表示されない寒気も

稀に、寒気予報上には表示されていない
寒気も存在しており、
実際に、過去にも天気予報では寒気の存在を
仄めかしているのにも関わらず、
寒気予報では特に表示されていない、ということも
何度か見たことがあります。

原因としては、上空の寒気の気温など、
色々な条件があると思いますし、
一概には言えませんが、
100%すべての寒気が表示されているとは限りませんので、
ある程度の”目安”にする、ということが大事になります。

寒気予報だけで、個人で天気を予測することは
なかなか難しいので、
やはり、寒気予報を参考にする場合は
「寒気予報」+「天気予報」など、
他のものと組み合わせていく、ということが重要になります。

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寒気の影響が強い日に注意すべき点は?

寒気予報を見て、
寒気が上空を通過したり、留まるようなタイミングでは
どのような点に注意すべきか。

基本的に、寒気が上空に存在する場合は
「大気の状態が不安定」になります。
これは、単なる寒気でも、寒冷渦でも同じです。

そのため、下記のようなことが起こりやすくなります。

・急な強い雨
・落雷(発雷)
・突風
・竜巻

短時間のうちに、
急激に天候が悪くなり、
豪雨などが発生する可能性があります。

寒気予報で寒気がやってきいているからといって
確実に上のような天気になるとは限りませんが、
いずれにせよ、そういった天気になる可能性は高まりますので
注意する必要があります。

まとめ

寒気予報を見ることで
ある程度「大気の状態が不安定」な日を
予測すること自体は可能です。

ただし、大気の状態が不安定な日も
確実に雨が降るとは限らず、
天気予報もコロコロ変わりやすい状態に
なっているのが事実です。

また、上空に寒気が存在する場合でも
地上の気温がそれほど高くなかったりする場合は、
そこまで大きく不安定になることはなかったり、と、
寒気以外にも色々な条件が重なってきます。

そのため、寒気予報は
”ひとつの参考”にしつつ、
天気予報などと組み合わせていくのがベストです。
上手く、活用していきましょう!

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