地震発生時に断水が起きる原因は?断水の原因を解説!

地震発生時に
起きる可能性のあることの一つが
「断水」ですね。

水が出なくなってしまう。

これは生活に大変大きな影響を与えます。

普段は蛇口をひねれば出てくる水が
出てこなくなる…
実際に体験したことのある方も、
工事などで一時的な断水を体験したことのある方も、
その不便さは分かるかと思います。

ただでさえ大きな揺れがあって大変なのに
断水や停電にまでつながってしまうと
本当に大変だと思いますし
大きな負担になります。
生活にも重大な支障が出るでしょう。

では、なぜ、地震発生時に水が
出なくなってしまうのでしょうか。
それを見ていきたいと思います

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断水発生の理由は?

地震の際に断水が発生する理由としては
大きく分けて2つになるかと思います。
ひとつは「水道管の問題」。
水道そのものに地震の揺れによって
ダメージが発生してしまう、というケースです。

もう一つは「電気的な問題」
水を運ぶために必要な電気が止まってしまう、
つまり、「停電」してしまうことによって
水を運ぶことができなくなってしまい
水道管などに問題が無かったとしても
”断水”になってしまうケースですね。

原因としては、大きく分けるとこの2つになります。
地震の震度が〇以上で、断水が起きるだとか
そういうことではなく、
各地域の水道管の環境などによって
これは大きく異なるので、
実際に断水するのか、しないのかについては
これはその時にならないと分からない、というのも事実です。

では、断水の原因について
もう少し詳しく見ていきましょう

水道管に問題が起きた場合

地震災害時に断水の要因となることの一つが
「水道管に問題が起きた場合」ですね。
水道管に問題が起きれば、当然各家庭に水を
運ぶための道が無くなってしまいますから
それが原因となって、断水になってしまうのです。

この水道管は、地中に存在するため、
当然のことながら地震が発生すれば
その揺れの影響を大きく受けることになり、
水道管が破裂したり、損傷したりする場合も
あるわけです。

水道管は、老朽化が一つの問題となっており、
耐震性のある水道管であれば
そう簡単に破裂したりすることはありませんが
耐震性のない、つまり、昔作られた水道管である場合は
現在よりも耐震性の面で考えれば
確実に劣ってしまうのも事実ですし、
加えて、作られてから年数が経過している、ということは
水道管自体が老朽化している、という意味でもありますから
より「地震に弱い」水道管になってしまっているのです。

その結果、大きな地震などによって
水道管が破裂したり損傷するようなことがあれば、
当然、断水が発生することになってしまうのです。

この水道管の老朽化問題に関しては
全国規模で存在する問題で、
少しずつ耐震性のある水道管への交換工事などが
各地で行われていますが
全国すべての水道管が交換されるまでには
まだまだ長い時間がかかるのが事実です。
部分的に交換するだけでも、相応の時間がかかる工事であり、
1日、2日でさっと水道管を交換できるような工事では
ないために、時間がかかってしまうのです。

今後も、長い時間をかけて水道管の交換は
各地で行われていくとは思いますが
なかなか全てが交換されるまでには至らないのも現実です。

各ご家庭でできる対処法はありません。
水道管の工事は個人レベルで依頼するものではありませんし
自治体による対応を待つしかありませんし、
その対応を急かすこともできません。
唯一できることと言えば、断水に対する対策・備えをしておく、
ということぐらいでしょうか。
地震の発生を防ぐようなことはできませんし、
水道管を個人がどうこうして守るようなこともできません。
そのため、水道管云々はどうにもならない、というのが現状です。

もちろん、地震が発生してしまっても、
必ずしも断水するとは限りませんが、
断水も視野に入れた備えをしておく、
ということはとても大切なことになるのではないかと思います。
どこの水道管がやられるか、分かりませんし、
例え水道管が無事でも後述する理由で断水が
発生してしまう可能性も十分にあるのです

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停電することによっても断水が起きる

停電…これによっても断水が
発生してしまうことがあります。
マンションなど、各ご家庭に水を届けているのは
電気の力によるものですし、
他の箇所でも、水を運ぶために電気が用いられているところもあります。

そのため、停電することによって
”水を運ぶ”ことが出来なくなってしまうこともあるのです。
こうなってしまうと、例え水道管が破裂・破損など
していなかったとしても、
水が家庭に届かなくなり、結果的に「断水」に
なってしまうのです。

この対策についても、それぞれの家庭で行うことは
難しいことです。
どんなに注意したところで、注意のしようが
ありませんからね…。

停電に対する備え、断水に対する備えを
日頃からしておくぐらいしか
対策方法はできません。

断水を防ぐことは難しい

地震災害が発生してしまった際には、
個人の力で、断水を「防ぐ」ことは非常に難しいのが事実です。

最初に挙げた水道管の破裂に関して言えば、
自分自身で対処することはできません。
まさか個人で道路を掘って水道管を補強するわけにも
いきませんし、工事は完全に自治体任せです。
自分自身ではどうにもなりません。
上でも書いた通り、断水に対する備えをすることはできても
水道管自身に何かをしたりすることはできないのです。

停電に関してもそうですね。
自分自身で停電を食い止めることができるのかどうか、と
言われればこれはザンネンながらできません。
地震による停電は、個人の力ではどうすることも
できないのです。

当然、地震を食い止めるなんてことも
できませんから、
地震災害発生時に断水を食い止める、ということは
個人の力ではどうすることもできないことです。

そのため、断水に対する備えをする…
ということが唯一できることですね。
水をポリタンクなどに貯めておいたりだとか
そういった工夫が必要になります。
停電に対する備えと共に、自分たちの出来る範囲で
”備え”をしておくことはとても大切なことになります。

どのぐらいで復旧するの?

地震災害による断水が発生した場合
どのぐらいで復旧するのかどうか。

当然、水道管の破裂にせよ、停電によるものにせよ、
断水が発生した場合は
その復旧のための作業が行われます。

しかしながら、どのぐらいで断水が解消されるかどうかは
その時の状況にもよりますから、
これは一概に言うことはできません。

数時間で断水が解消されることもあれば
数日間かかることもあります。

水道管の破裂の場合、どのぐらいの箇所で破裂が起きたのか、
どのぐらいの規模なのか、など色々とその時によって
違いますし、停電の場合もまた同様です。

どのぐらいかかるのかどうかは
その時によって異なります。
いつ、ライフラインが復旧しないのか分からない、という状態は
とてもつらいものではありますが、
とにかく、個人でできることは待つことだけになりますから
復旧を待つまでの間は、なんとかしてしのがなくてはなりません。

そういった意味でも、日ごろの断水に対する備え、
というものが大事になってくるわけですね。

まとめ

断水に対する備えはとても大切なことの一つです。

水道管を耐震性のあるものにするための工事なども
各地で行われてはいますが
全てが切り替わるまでに時間がかかりますし、
そもそも、耐震性のあるものにしたからと言って、
必ずしも、断水が発生しないわけではありません。

上で書いた通り停電の可能性もあります。

そのため、事前にしっかりと備えておくことが
大切になるのです。

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