火山の寿命はどのぐらい?活動は永遠に続くの?それとも…?

火山の活動は
長い年月続きます。

それこそ、人間の何倍、何百倍、何千倍もの
長い期間火山は活動を続けます。

そのため、火山の寿命は
人間の寿命をはるかに上回ります。

地球や宇宙の活動からすれば、
何十年、何百年など、ほんのわずかな時間にすぎず、
何万年、何十万年と言う
人間からすれば気の遠くなるような時間帯、
火山は活動を続けるのです。

では、火山の寿命とはどのぐらいなのでしょうか。

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火山にも寿命がある!

火山にも”寿命”というものがあります。
永久に火山活動が続くわけではなく、
いつかは活火山としての活動を終えて、
その寿命を終えます。

しかしながら、それに至るまでの期間は
非常に長く、
また、火山活動を一時的に休止している
「休火山」の状態であることもあり、
完全に火山活動を停止するまでには
とても長い時間がかかるのです。

ただし、この判断を人間が
100パーセント下すことは非常に難しく、
以前とは分類などについても、違いが
生じているのも事実です。

今のところ、
人間に「この火山は寿命を迎えた!」と
100パーセント宣言できるほどの
科学力はありません。
今後、色々な研究が進めばどうなるかは分かりませんが、
それでも100パーセント判断する、ということは
非常に難しいことなのではないかと思います。

では、火山の寿命はどのぐらいなのか、
どのような部分がポイントなのかを見ていきましょう。

寿命はどのぐらい?

これは、一概に言うことはできません。
人間の寿命が様々であるように、火山の寿命も様々であり、
火山は1万年で活動を停止する、だとか
そういう具体的な決まりはありません。
その火山ごとに、色々な条件が重なって寿命が変わってくるため
火山の寿命は何年!と断言してしまうことは
できない、ということになります。

そして、火山の寿命は
人間からすると気の遠くなってしまうような時間です。
寿命としては数万年から数十万年と言われており、
相当長い期間、火山活動が続くことが分かるかと思います。

ただ、この間、ずっと噴火したり噴煙をあげたりしているわけではなく、
活動の休止などを挟みながら、緩やかに活動を続ける、というのが
特徴的になりますね。

何万年も、何十万年もずっと噴火され続けていたら
人間が生活することなんてできませんからね…

ということで、火山の寿命としては
数万年、数十万年の単位のとても長いもので、
その活動期間は、火山ごとによって異なります。

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最近は噴火していなくても…

ここ数百年噴火していない火山は、
もう寿命を迎えたのではないか?と思う人もいるかもしれませんが、
決してそうではありません。
火山は活動が活発な期間と、活動が沈静化している期間が
存在しており、この”活動が沈静化している期間”が場合によっては
数百年、数千年単位に及ぶこともあります。

火山だけではなく、地球全体や宇宙からしてみれば
数百年など、ほんの少しの時間にすぎないのです。

例えば日本のシンボルともいえる「富士山」。
ここ数百年は噴火したりしていませんが、
実は富士山自体も活火山に分類されており、
現在も生きている火山になります。
そのため、富士山が大噴火してしまっても
何も不思議ではない、ということになります。

このように”最近は噴火していない火山”であっても
その火山が寿命を迎えたわけではなく、
今はただ、ほんの少しの休息をとっているだけ、
ということも多いです。

そのため、噴火していない=火山としての寿命を終えた
というわけではないですから、その点に関しては
注意しなくてはいけません

完全な判断は難しい

それぞれの火山が、今後、どのような活動を
していくのか。それを判断するのは非常に難しい事です。
人間にとってすれば、まだまだ未知の部分も多く、
火山がいつ噴火するのかを判断することは難しいです。

また、火山活動を終えた火山なのか、
ただ単に活動を休止しているだけなのか、
この判断も非常に難しいです。
噴火の危険性が低いとされている火山が突然
噴火することもあり得ます。

まだまだ、火山の活動を完全に判断するには
難しいですし、今後、研究が進むにしても
長い時間を費やす、というのが現実であると思います。

日頃から備えておく

火山の噴火は、地震と同じで、いつ起きるか分かりません。
そのため、日ごろから”備えておく”ということが大切になりますね。
神経質になりすぎる必要はありませんが、
火山に関する知識を深めて置いたり、
避難経路の確認、防災グッズの用意など、
そういったことはしておいても損ではないと思いますし、
いざという時の助けになってくれるはずです。

火山がいつ寿命を迎えたかを正確に判断する方法は
ありませんから、備えておく、ということが
身を守るために大切なポイントになるのです。

まとめ

火山の噴火はとても恐ろしいものです。
地震ほど頻発するわけではありませんが、
それゆえに、油断しやすい自然災害であるとも言えます。

万が一噴火してしまった際に、何の知識もないと
右往左往するだけになってしまいますから
しっかりとその知識を蓄えておき、
いざという時のために備えておくことが大切です。

火山の寿命は数万年から数十万年と非常に
長いので、人間にどうこうできるお話ではありません。
基本的には自分たちが生きている間に
火山の寿命が尽きたりだとかそういったことは
ない、と考えておいても良いかと思います。

”いつ噴火してもおかしくはない”ということは
頭のどこかで覚えておくと良いと思います。

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