週刊誌には
地震関連の記事が載っていることもあります。
場合によっては、
不安を煽るような記事だったり、
予知まがいの記事だったり
するようなことも。
では、実際にこういった記事は
何か地震対策に役に立つのでしょうか。
そして、予知まがいの地震記事は
本当に正しいのでしょうか。
丁寧に解説していきます。
煽りのような情報には
惑わされないようにすることと、
”本質”を知ることが大事なことになります。
「読み物」として考える
まず、週刊誌の地震関連の記事は
全て”読み物”として認識することが
大事なポイントの一つになります。
どういうことかと言うと、
”実用系のもの”として考えない、
ということです。
あくまでも娯楽、ネタとして考えて
書かれていることは話半分程度にしか
受け止めなくて良い、ということです。
そもそも週刊誌とはそういうもので、
芸能人の話題とかも、憶測に基づいて
飛ばし記事が書かれていたり
全く正しくない情報を
”関係者の話”などとして
書いてしまっていることもあります。
それが、週刊誌というものです。
ですので、地震の関連記事に関しても
あまり鵜呑みにせずに
”こんなこと言ってるよ”ぐらいに
流しながら読む、ということが
大事になります
地震を心配して読もうとしてるなら意味なし
地震に対して不安を感じている人が
不安を解消するために読むのであれば
”まったく意味がありません”
むしろ、余計に不安を拡散するだけですから
読まないほうがいいです。
週刊誌というのはそういうもので、
大した根拠もなく、
不安を煽るようなことを書いているようなものも
存在しています。
地震に不安を感じているような人が
それを読めば、不安が解消されるどころか
逆に不安が膨れ上がってしまうことが
安易に想像できますし、何も良いことなんて
ありません。
そのため”余計なものは見ないようにする”
ということはとても大事なことです。
後述しますが”ためになるようなこと”は
ほとんど書かれておらず
むしろ、防災上で考えれば
マイナスになるようなことが多いので、
余計な煽りについては読まないように
することが一番です
”地震予知”みたいなことが
書かれていても
人間は地震予知などできるほど
優秀な生き物ではないので安心してください。
それは、週刊誌であっても同じことで
週刊誌の編集部も人間であり、
宇宙人ではないのですから
地震予知などできないのです。
地震対策の上で役に立たない
地震から身を守るための
防災対策としても週刊誌は
役に立ちません。
そもそも、防災のためのものでは
ありませんので、役に立たなくて当然なわけです。
そのため、もしも防災のための知識目的で
週刊誌を買おうとしているのであれば
やめた方が良いです。
そのお金や労力を別のことに使った方が、
有意義でしょうし、
防災面でも役に立つはずです。
中には防災に関する知識が
書かれているようなものもありますが、
それでも、ちゃんとしたものを読んだ方が
遥かにためになりますし、
煽るようなことばかりで、防災目的として
考えると役に立たない週刊誌も多いです。
これは、週刊誌が悪い、とか
そういうことではなく、
そもそも週刊誌自体が、
”読み物”として楽しむためのものですから
あんまり、防災目的として考えるのは
止めた方がいいです、ということです。
読み物として読むのであれば
良いですが、防災目的、
地震に備えるための知識として
読むのであればやめておいた方が
良いでしょう。
予知とかは当たるの?
当たりません。
これは、週刊誌に限った話ではなく、
人間は地震予知をできるほど
優れた生き物ではないので、
週刊誌だろうと、自称専門家だろうと
本物の専門家だろうと、地震がいつ来るかどうか、ということを
性格に突き止めることは”できません”
これは、まぎれもない事実なので、
覚えておく必要があります。
週刊誌の中には地震がいついつに来る!
みたいにかなり過激なことを書いているものも
存在しますが、
それらは全て”勝手な予想”に過ぎません。
気象庁のサイトにも「地震予知はデマ」と
明言されていますし、
先ほども書いたように、地震予知できるほど
人間は優秀な生き物ではありません。
週刊誌であってもそれは同じことです。
なので地震予知の見出しが出ていたとしても
それは見るに値しないものですし、
単なる読み物として読むのであれば
良いですが、真に受けてしまって
怯えたりしないように、注意することが
必要です。
専門家が解説してるけど?
週刊誌の中には
地震の専門家の話が載っていたり
するような場合もあります。
中には今にも地震が来るような感じで
びっくりさせるようなことを
言っている人もいます。
ですが、専門家も人間であり、
所詮は過去のデータを照らし合わせて
言っているだけです。
あくまでも”予想”に過ぎません。
そして、こういった予想の多くは
当たらず、外れています。
さらに言うと”地震に詳しい”みたいな
感じであれば、誰でも自称することが
できますし、そもそもその専門家の方が
本当に週刊誌に書かれているようなことを
言っているかどうかも分かりません。
”詳しい人”と書かれていると
人間はついそれだけで言葉を鵜呑みに
してしまうものですが、
冷静になって考えてみることも大事なことです。
本当にその人は専門家なのか、
週刊誌が本当に専門家の人の言葉を書いているのか…
などなど、いくらでも内容なんて
作ることができてしまうものです。
適当なことを書いても大丈夫なの?
適当な予知だとか、そういうことを
書いても大丈夫なの?と
思う人もいると思います。
確かに、余計な混乱を招いているのは
事実だとは思いますが
現実的なことを言うならば
昔から、地震が来るだの来ないだので
煽る人やどこにでもいます。
週刊誌も、昔からそんな感じです。
芸能人のスキャンダルであることないこと
書いた場合訴訟沙汰になっているような
こともありますが
自然災害系統に関しては基本的に
そのようなことも聞きません。
”不安を煽りやがって”と思うかもしれませんが
そういうものなので、
こちら側でうまく
スルーするなどの自衛をしていきましょう。
備えはしっかりとしておきましょう
週刊誌が何と言っていようと、
地震災害はいつ、どこで発生するか
分からないものである、ということは
これは紛れもない事実になります。
そのため、日ごろからの地震に対する備えは
大事になりますね。
ただ、勘違いしてはいけないのは
「過剰に心配しなさい」と言う意味ではない、
ということです。
事前にできることには限界があります。
毎日毎日地震のことばかり考えるような必要は
全くありません。
日ごろからの備えというのは
・最低限の防災グッズを用意しておく
・避難経路や避難場所など確認できることをしておく
・自分の金銭面などと相談しながら可能な耐震対策をしておく
・地震に関する最低限の知識を身に着けておく
と、いうことです。
これらをしていれば、あとは特に
何もする必要はありません。
定期的に防災グッズの確認(非常食の賞味期限など)を
しておくぐらいでしょうか。
毎日毎日気にしたところで、どうすることも
できないことですから、
そこまで気にしすぎたり、過剰に反応することは
逆にマイナスでしかありません。
まとめ
週刊誌に書かれているような
地震関連のことは、煽るものが多いので
スルーするのが一番です。
”そういうものだ”と理解した上で
読み物として読むのであれば良いですが
本気で鵜呑みにしてパニックを起こしたり
してしまうのであれば
最初から読まないことです。
防災上の知識としては
ほとんど役に立ちません。