竜巻によるビニールハウス被害を防ぐことはできるのか?

竜巻や台風のよる被害の一つとして
農家の方のビニールハウスへの被害なども
存在します。

竜巻は、非常に強い風を持つ自然災害ですから、
建物や車でさえも吹き飛ばされてしまうこともあり、
ビニールハウスでは、当然のことながら
吹き飛ばされてしまい、
作物もダメになってしまいます。

では、これについて何らかの対策はできないのかどうか、
ビニールハウスよりも強度の強いものはないのかどうか、
という点についてご紹介していきます。

スポンサーリンク

ビニールハウスとは?

作物の栽培のために利用する農業施設で、
プラスチックハウスという名称も使用されますが
一般的にはビニールハウスの名称が広く
用いられていますね。

畑などでは、よく見かけることのできるものだと思います。
作物を育てる以外の用途にも使われることが
あるようですね。

しかしながら、このビニールハウス…
竜巻の被害を受けてしまいやすいものになっています。

竜巻による被害

ビニールハウスでは、竜巻に耐えることはできず、
ビニールハウスごと吹き飛ばされてしまったり、
全壊してしまったりします。
当然、中で育てられていた作物についても、大ダメージを受けることに
なってしまい、こちらに関しても大きな被害を受けてしまいます。

ビニールハウスの中には、より頑丈な素材を使って
強度を強化したタイプもありますが、
それも、竜巻の前では無力です。
竜巻が通過してしまえば、どのようなタイプの
ビニールハウスだったとしても、被害を免れることは
難しいでしょう。

それだけ、竜巻と言うのは恐ろしい存在なのです。

スポンサーリンク

対策はあるの?

ビニールハウスもそうですが、農家の方にとっての
天敵は自然です。
自然の恵みを受けている商売でもありますが、
時にその自然が敵になってしまうこともある。
そんな商売が農業でもあるのです。

ビニールハウスもそうですし、屋外で栽培している場合も
そうですが、竜巻に関しては非常に危険な存在で、
ひとたび発生してしまえば、
竜巻による農作物への被害や、ビニールハウスへの被害を
免れる、ということは非常に難しいことになります。

できることとすれば、竜巻が発生しないように
願うこと、そして、せめて自分自身が怪我を
しないように注意すること、になるのでは
ないでしょうか。

屋内での栽培…

一部企業などでは、屋内の施設で人工的に栽培しているような
ところも存在します。
そういったところであれば、建物も頑丈だと思いますから、
竜巻が発生した場合に関しても、
建物の中で栽培されている農作物に関して言えば
被害を受ける可能性は低いのではないかと考えます。

ただ、一般的にはやはり屋内栽培ではなく、
外で栽培したり、ビニールハウスで栽培したり
するものが一般的であり、
竜巻や台風などの自然災害が農作物、農家の方に
とって、非常に大きな脅威であることには
変わりはありません。

ビニールハウスは避難場所にはならない!

勘違いしてはいけない部分は、
”ビニールハウスは避難場所にはならない”ということです。

竜巻が発生した際の安全対策としては
”頑丈な建物の中に逃げ込む”ということになりますが
ビニールハウスは頑丈な建物ではありません。
むしろ、竜巻においては非常に危険です。

避難する建物としては適していないので、
必ず、ビニールハウスに留まるのではなく、
別の頑丈な建物に避難するようにして下さい。
ビニールハウスでは竜巻に耐えきることはできないので、
その点はしっかりと覚えておきましょう!

また「プレハブ」「ガレージ」「車」も安全な
避難場所ではありません。
トラックでさえ、竜巻に吹き飛ばされて横転することが
あるのですから、車じゃとても耐えられませんし、
ガレージやプレハブも倒壊、全壊などの各種危険が
伴います。

必ず、近くの頑丈な建物にただちに避難するように
しておくことが大切になります。
木造住宅の場合も安心はできないので注意してください。

スポンサーリンク

最新情報をしっかりと入手する

最新情報をしっかりと入手することは
大切なことの一つになります。
竜巻にせよ、台風にせよ、事前に危険性を察知することができれば
100パーセント守ることは無理でも、
ある程度の対策をすることはできるかと思います。

ただ、竜巻の場合は本当に突発的に
発生することも多く、
竜巻注意情報などもありますが、
台風のように”これから来る”ということが
分からないまま突然目の前に発生することも
あるので、そういった意味では、
危険度が高く、万全の備えをしておく、という点で
考えると、難しいというのも事実であるかと思います。

ただ、それでも、ある程度の”危険性のある状態”などを
知ることはできますから、
しっかりと最新情報については確認しておき、
対応できるようにしておかなくてはなりません。

まとめ

竜巻が直撃してしまった場合、
ビニールハウスはそれに耐えることはできません。
強度の強いタイプなどもありますが、
それでも竜巻を防ぐことはできませんし、
竜巻に耐えるようにするのであれば
それはもうビニールハウスではなくなってしまいます。

なので、現実問題として
竜巻が発生してしまった場合の対策としては
「人命を守る」ぐらいになってしまうのではないでしょうか。

ビニールハウスにある程度の対策はできたとしても
やはり、それには限界があります。
竜巻から身を守ることを最優先に、出来る限りのことをして、
あとは祈るしかない、というのが現実になりますね。

タイトルとURLをコピーしました