竜巻の発生しやすい時期・場所・時間はいつ?解説します!

竜巻は突然発生して
甚大な被害をもたらす可能性のある危険な自然災害です。

台風のように「これから来る」とわかるタイプの
自然災害ではなく、地震のように突発的にやってくるため
(竜巻は天候が悪くなるなど、ある程度の前触れはありますが、
 それでも、突発的に発生する災害であることは確かです)

では、そんな竜巻が発生しやすいタイミングとは
どのようなタイミングなのでしょうか。
発生タイミングや場所、時間帯などについて
それぞれまとめていきたいと思います。

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竜巻が発生しやすいのは?

竜巻が発生しやすいタイミングを知ることができれば、
竜巻に対する警戒において、多少は役に
立つかと思います。
発生しやすい時期、場所、時間帯。
それらを知っておくことで防災に役立てることが、
ある程度はできるのではないでしょうか。

1年中発生する可能性のあるものではありますが
”確率”のお話をすれば、
発生しやすい時期やタイミングがあるのは事実です。

ただ、先にお断りしておきますが、
”あくまでも可能性が高い”というだけであって、
これからご紹介する”発生しやすい状況”に
全て当てはまらない場合でも竜巻が
発生する可能性は充分にありますから、
その点に関しては注意しておいてください。

では、竜巻が発生しやすいタイミングなどを見ていきましょう。

発生しやすい季節は?

竜巻は、1年中発生する可能性はあります。
実際に気象庁の統計データを見てみると、
1月でも、8月でも、12月でも竜巻の発生は確認
されています。

そのため、竜巻が1年中発生する可能性のあるもの、
ということは覚えておいた方が良いでしょう。

ただし、季節によって、竜巻の発生個数が
違うのは事実です。

統計データによれば、ダントツで竜巻の数が多いのは
”9月”となっています。
そのため、9月は竜巻が発生しやすいということを
覚えておきましょう。

また、その周辺の8月、10月、11月あたりも
竜巻の発生は多いです。
大気の状態が不安定になりやすい季節に
竜巻が多い、ということなりますね。
ゲリラ豪雨だとか、そういうのが多いタイミングで竜巻が
増える傾向にある、と覚えておきましょう。

逆に、統計データを見る限り、一番竜巻が少ないのは
1月、3月あたりになりますね。
これらの時期には、9月などと比べて圧倒的に
竜巻の発生個数が少なくなっています。
全体的に1~5月まではかなり少ない傾向にあるみたいですね。

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発生しやすい場所は?

竜巻が発生しやすい場所も存在します。
例えば、オフィス街などで竜巻が発生することは
ほとんどありません。

竜巻が発生しやすい場所は「平地」ですね。
建物があまり存在せず、広々としたような場所で
竜巻が発生し、そこから移動することで、
建物に被害が発生します。

もちろん、広い場所以外で発生することもありますが、
広い場所で発生する竜巻の方が多いのも事実です。

都会よりも、見晴らしが良いような、
広々とした場所の方が、より注意が必要、ということになりますので、
注意しておきましょう。

発生しやすい時間帯は?

竜巻が発生しやすい時間帯はいつなのか?
これにも、ちゃんとしたデータがあり、
気象庁のサイトなどで公表されています。

もちろん、24時間いつでも竜巻が発生する可能性は
あるので、その部分に関しては勘違いしないようにしなくてはいけませんが、
竜巻が発生しやすい時間帯、というものも
ちゃんと存在しているのです。
その時間帯には、特に注意したいところですね。

統計上のデータで最も多いのが13時~14時、
そして15時~16時となっています。
まぁ、このあたりは誤差の範囲ですから、14時~15時に関しても
ほぼ同じぐらいの確率だと思っても良いでしょう。
全体的に見ると、お昼過ぎから夕方の時間帯に竜巻の
発生個数が多いことが分かります。

ゲリラ豪雨などと基本的には同じような時間が危険な時間帯、
ということですね。

竜巻が暗くなった時間帯ではなく、
明るい時間帯のイメージがあるのは、こういう部分も
影響しているのではないかと思います。

とは言え、夜間に全く竜巻が発生しない、というわけではなく、
夜間にも竜巻は発生していますから、そのあたりに関しては
注意するようにしましょう。
あくまでも”昼間の方が多い”だけであって、
全く発生しない、ということではありませんので、
そこのところは、注意です!

竜巻の多い都道府県は?

場所によって、土地柄も違いますから、
当然、竜巻の多い都道府県、少ない都道府県も存在します。
これも、気象庁の方にデータが掲載されており、
各地域ごとの竜巻の個数が明示されています。

そのデータによれば、
一番竜巻が多い都道府県は北海道であり、
次が沖縄となっています。
北海道はそもそも場所の面積が広いですから
当然と言えば当然ですが、沖縄も竜巻などの
突風が多い、というのは意外な方もいるかと思います。

その他の地域で竜巻の確認個数が比較的多い場所としては
秋田県、高知県、宮崎県、鹿児島県あたりでしょうか。
このあたりは、他に比べても、竜巻の個数が
多くなっているので、竜巻に関しては注意が必要と言えるでしょう。

逆に、最も竜巻の少ない地域はどこか。
これは、統計では「大阪府」になっています。
大阪府は統計データの1991年から2017年の間で「0」と
されています。
また、大阪府以外にも、広島県も「0」になっており、
この2府県に関しては、竜巻は他より少ない事がうかがえます。

他に、滋賀県、愛媛県、奈良県、福島県などに関しても
竜巻の個数は少ない事が確認できます。

ただし、これらはあくまでも”少ない”というだけで
必ず発生しない、というわけではありませんから、
そこのところはちゃんと理解しておかなくてはなりません。
統計上0の大阪府と広島県であっても、
竜巻が絶対に発生しないのか?と言われればそうではありません。
発生する可能性はどこにだってあるのです。
ですので「ここには絶対に竜巻が来ないから」だとか
そういう間違った過信をしてしまうのは、問題です。

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少ない、だけで「来ない」わけではない

竜巻の起きやすい時間帯、場所、都道府県、月…
それぞれをご紹介してきましたが、
勘違いしてはいけないことが
”少ない”だけで”来ない”わけではない、ということです。

まず、月と時間に関しては、
統計上でも、全ての月、時間に発生しており、
数の多い、少ないはありますが、
全く来ていない、というタイミングはありません。
そのため、どのタイミングでも発生する可能性があります。

また、場所と都道府県に関してもそうです。
例えば、大阪府や広島県は確かに、1991年からの
統計上、竜巻は2017年までで発生していない、
という点に関しては事実ですが、
それでも、今後もずっと「0」かと言えば決してそうではありません。

必ず竜巻が発生しない、というわけではなく、
あくまでも発生しにくい、というだけなので、
全くの無警戒で居てもいい、というわけではありませんから
その点に関しては注意するようにしましょう!

まとめ

竜巻の発生しやすいタイミングや場所を知っておくことで
より危機意識を高めることはできると思いますし
なんとなくおぼろげにでも、知っておくことができれば、
何かの役には立つかもしれません。

しかしながら、「0」ではない、ということは
繰り返しになりますが、おぼえておきましょう。
あくまでも確率が低いだけの話ですから、
少ない地域、可能性の低い時間帯、季節でも
発生する可能性はあるのです。

注意報などが出たらしっかりと周囲の状況を確認して
注意するようにはしておきましょう。

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