津波から身を守るために大切なこと!緊急時の行動とポイント!

津波は、地震災害発生時に
必ず考えなくてはいけない、大変恐ろしい自然災害です。

2011年の東日本大震災の際には
地震の揺れもそうですが、それ以上に、この津波が
大きな被害を残しました。

地震は、揺れだけではなく、
そのあとの津波にも注意しなくてはならないのです。

しかしながら、何の知識もないと、いざ、地震が来た時に
危険な行動と知らずに、危険な行動をしてしまい、
それが原因で被害を受けてしまうようなことも
考えられます。

そのため、しっかりと津波に対する安全のための行動を
身に着けておく必要があります。

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津波は恐ろしいもの!身を守るためには?

津波はとても恐ろしいものです。
普段の海や、天候の悪い日の海などを見たことのある人も
居ると思いますが、
そういう波とはもはや別物です。
地震によって海水が上下に変動することで発生するもので、
通常の波など、もはやくらべものになりません
”全くの別物”だと考えても良いでしょう。

そして、大きな津波に飲み込まれれば、人間は
ひとたまりもありません。
泳げる、泳げないだとかそういう問題でもありません。
ただちに、身を守らなくてはいけない。
そういう自然現象が、”津波”なのです。

では、津波から身を守るためには、どのような行動を
心がければ良いのでしょうか。

事前の準備

まず、大切になることが”事前の準備”ですね。
これは地震災害が起きてからではなく、起きる前、
つまり普段から準備しておく、ということです。

海岸沿いや海の近くなど、必ず避難のための
ガイドラインがある程度は出来ているハズです。

「どこが避難場所なのか?」
「どこなら安全なのか」
そういったことをしっかりと確認しておき、
いざというときに、慌てず、ちゃんとその場所を
目指すことができるように準備しておく、ということは
とても大切なことになります。

避難するための経路が示されていたり、
安全な避難場所が用意されていたとしても、
いざというときにそれを生かせないのであれば
何も意味がありません。
そうなってしまわないためにも、あらかじめ
準備・確認をしておくことは非常に大切なことになります。

また、防災グッズなどを用意しておき、
万が一避難するようなことになった場合は
すぐにそれを持ちだせるように準備しておくことも
大切なのではないかと思います。

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とにかく高い場所に逃げる

もしも地震が起きた場合、
”津波がやってくる可能性”はすぐに考慮に入れましょう。
震源地がどこか?という部分いよっても、これは変わってきますが、
地震の震源地が、陸地に近い海だった場合、津波が短時間で
到達してしまうことも予想されます。

正式な震源地が分かるまで数分かかりますから
”震源地が分かってから避難しよう”なんて考えていると
その数分間がアダとなってしまう可能性があります。

地震の揺れが落ち着く前に慌てるのは
別の危険が生じますからNGですが、
地震の揺れが落ち着いたらなるべく早い段階で
高い場所に逃げるようにすることが
大切になります。

”中途半端な高い場所”ではなく、
”頑丈かつ、高い場所”です。

例えば自宅の2階だとか、そんなのではだめです。
津波はそういうレベルのお話ではありません。
”高い場所”の意味を間違えてしまわないようにも
注意が必要なのです。
ここでも、最初に書いた”事前の準備”が生きてきます。
避難に適した場所を事前に知っておくことができれば
その分、避難を早めることができますし、
防災グッズなどを用意しておけば、
荷物をまとめる時間も短くなりますからね。

最新情報を入手する

最新情報を入手する、と言っても、自宅のテレビの前で
立っている、という意味ではなく、避難しながらも
最新情報を入手する、ということです。

携帯用のラジオやスマートフォンなどがあると便利ですね。
大きな地震直後は、情報が錯そうしていることも
多いのですが、その中でも、入手できるだけの情報は
入手しておいた方が良いです。

津波に関する情報なども報道されたりすると思いますから
情報入手もしっかりと行いましょう。
ただし、”津波の情報”が無くても大きな地震が来た場合には
一度高い場所に避難しておいた方が確実です。

震度が小さくても…

”大きな地震”と言うのは、地震そのものの規模のお話であり、
震度のお話ではありません。
例えば、陸地の震度が3でも、震源地が海の場合、
地震の規模を示すマグニチュードは6だとか7である可能性も
充分にあるのです。
陸地から離れた海で地震が発生したため、陸地での揺れは
それほどでもなかったけれど、地震自体は強いものだったため
津波が発生してしまう、ということですね。

そのため、震度自体が低い地震だった場合でも
津波が発生する可能性はありますし、
その点に関しては、注意しなくてはいけません。

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命を優先する

何か大事なものを持っていきたい!だとか、
ここで仕事をしなくては!だとか
色々な思いはあるかと思いますが、
とにかく命を優先し、高い所に逃げるようにしてください。

思い出の品などを持っていきたい気持ちなどは
よく分かりますが、
それで津波に飲み込まれてしまったら
その思い出もろとも、全てが消えてしまうのです。

たとえ、大事なものが無くなってしまっても
命さえ残っていれば、また新しい思い出を作ることも
できますし、思い出は自分の中には残っているはずです。

とにかくまずは命を優先し、
モノや、何かの様子を見に行くことは
後回しにしてください。
辛いとは思いますが、津波は本当に怖いものです。
とにかく高い所に逃げることが、優先されます。

すぐに戻ってはいけない!

津波は1回到達しただけで終わりではありません。
第2波、第3波と、時間差で津波が到達します。
その高さもバラバラ…。
一度、津波が来たからと言って油断して、
家に戻ったりだとか、そういうことは絶対に
しないようにしましょう。

最初の地震で助かって、さらには津波でも
助かったのに、戻ってしまって
再度やってきた津波によって犠牲になってしまう…
なんてことも本当にあるのです。
絶対に注意しなくてはいけないことですし、
巻き込まれてしまわないように、注意することが
大切になります。

くれぐれも、津波が一度到達したからと言って、
すぐに元の場所に戻ったりしないようにしましょう。

逃げる際のポイント

逃げる際のポイントとして”できるだけ高く”は
書いた通りですが、その他にもポイントがあります
下記にまとめておきます

・車での避難は避け、徒歩での避難を基本とする
・川沿いや海沿いなどは避ける
・高台への避難が間に合わない場合は鉄筋のできるだけ頑丈な建物に避難する
・木造住宅への避難は避ける。
・周囲で避難していない人がいたら、危険を呼びかける

このあたりでしょうか。
また、実際に津波が迫っている際には
マニュアル通り行かないこともあると思います。
そういった際に臨機応変に対応することも
とても大切になります。

自然災害は”想定外”の連続ですから
そのあたりに関しても、注意しておかないといけないのです。

まとめ

津波は大変恐ろしいものです。
人間では、太刀打ちすることは絶対に出来ませんし、
流されて助かる可能性は限りなく低いです。

そのため、とにかく逃げることです。
”自分は大丈夫”だとか
”ここには津波は来ない”だとか、
そういう考えはやめましょう。

津波も、他の自然災害も”想定外”の連続なのです。

津波がやってくる恐れのある地域に
住んでいる人は、地震発生時にどのように行動するべきかは
日頃から確認しておくと共に
万が一の際は油断することなく、行動することが
大切になります。

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