車の運転中に地震が発生した場合はどうすればいいの?注意点まとめ!

地震は、いつどこで起きるか分かりません。
そのため、車の運転中に地震が発生することも
充分に考えられることですし、
その可能性も視野には入れておかないといけません。

特に、車の運転中は、行動を間違えると
”本来起きないはずだった事故”まで引き起こしてしまう
可能性がありますから、
注意しなくてはいけません!

車の運転中に地震が発生した場合、
どのようにすれば良いか、見ていきましょう。

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車を運転している際に地震に遭遇したら…?

もしも、車を運転している最中に地震に遭遇したら…。
車の運転中でも、地震が起きる可能性は充分にあります。
地震は発生タイミングを人間が選ぶことはできませんから、
どんなタイミングでも発生する可能性があります。

運転中の場合、震度1だとか震度2、震度3ぐらいの
地震までは、そもそも気づかないことも多いと思いますが
それ以上の地震になったり、緊急地震速報が流れたりすれば
当然のことながら、地震に気付くかと思います。

そんな時にどうすれば良いのか、覚えておくことは
とても大事なことですし、
判断を間違えれば、交通事故などに繋がる可能性も
ありますから、しっかりと対応方法を覚えるようにしましょう。

基本的には…

大きな地震の場合は、基本的には、道路の左端に
車をよせて、ゆっくりと停車することが基本となります。
ただ、道路と言っても、場所によって色々な環境だと
思いますから、地震発生時に自分が走っていた道路の
環境などを考えながら、臨機応変に対応していきましょう。

基本としては「道路の左端に車を寄せて停車する」と
いうことになります。
ただ、これにも色々なポイントがありますから、
ポイントは後述していきます。
頭の片隅に知識を入れておくだけでも本当に
違いますから、しっかりと覚えておきましょう。

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急ブレーキは絶対にダメ!

地震が発生した場合、もしくは緊急地震速報などが
流れた場合、停車するのは良いのですが、
急ブレーキは絶対に踏まないようにして下さい。
自分が地震に気付いたからと言って、後続車両が
地震に気付いているとは限りません。

また、後続車両があなたと同じように停車するか
どうかも分かりません。
もしも、後続車両が停車するつもりなく、
普通に走っている中、前の車が急にブレーキを踏んだら
どうなるか?お分かりかと思いますが
交通事故が起きます。
そうなってしまわないためにも、急停車することは避け、
ハザードランプを利用し、後方などを確認しながら
ゆっくりと停車するようにして下さい。

また、”前の車”が居る場合はそちらにも注意です。
何故なら、自分は急ブレーキしてはいけない、ということを
理解していても、前の車も同じように理解しているとは限りません。
前の車は突然急ブレーキを踏んでくるかもしれませんから、
地震の揺れの中、大変だとは思いますが、前方・後方の
両方の状況をよく確認する必要があります。
特に、車の量が多い場所を走っていた場合は要注意です。
場合によっては大事故を引き起こす可能性もあります。

逆に、他に誰も走っていないような道路であれば
そういった部分はあまり気にせず、落ち着いてブレーキを
踏めば、心配はいりません。

慌てて車外に飛び出さない

これも、大事なポイントになります。
車を安全に停車することが出来た場合でも、
慌てて車外に飛び出さないようにして下さい。
車外に飛び出すことで、落下物などによって
(大きな地震の時は窓ガラスなどが割れて降ってくる可能性があります)
怪我をする可能性があります。

そのため、揺れが収まるまでは、パニックにならずに
車の中で情報収集などを行うのがベストです。
ラジオやスマートフォンなど、利用できる方法なら
何でも良いですから、地震の速報などを確認しましょう。

揺れが収まったら、その後の状況次第で、どうするかを判断して下さい。

例えば、そのまま走っても大丈夫そうであれば、
周囲の車の状況を確認した上で、普通に走りだしても良いですし、
とてもじゃないけどそんな状態じゃない、と言う場合は、
周囲の状態によく気配りしながら、車の外にでるように
しましょう。

そのまま運転する場合は?

そのまま運転する場合は、周囲の状況を確認しながら
走るようにしましょう。
地震が大きかった場合、事故が起きていたり、停車している車が
あったり、信号機が停止している可能性もあります。
周辺に異変が無ければ通常通り運転しても構いませんが
もしも異変がある場合は、細心の注意を払って運転すること、
運転が困難であれば、無理をせずに(無理をすれば周囲にも迷惑がかかります)
運転をあきらめて、下記の処置を取るようにして下さい。

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車を置いていく場合は?

緊急事態の際や、車の走行が不可能な場合、
車を置いていく必要があります。
車を置いていく、となると防犯上、鍵などを抜いていきたくなるものですし、
普通の時であれば、それが正解なのですが、
地震災害時は話は別です。

まず、車は、なるべく邪魔にならないように道路の端に停車します。
可能であれば道路の外のの邪魔にならない場所が推奨されていますが
やむを得ない場合は、道路の左端での停車で問題ありません。
そして、鍵はロックせずに、エンジンを停めて、サイドブレーキをかけたまま
鍵はそのままで避難するのが基本になります
窓は閉めたまま、ドアは施錠せずに、避難して下さい。

どうしてそんな風にするのか?
防犯上良くないのではないか?と思うかもしれませんが、
これは、緊急車両や救援車両の通行の妨げになってしまった際に
速やかに車を移動させるための処置となります。
鍵がロックされていると、緊急車両が立ち往生などすることに
なってしまい、ただでさえ混乱している状態の中、
さらに混乱状態になってしまいます。
そういったこともあり、車は鍵をつけたまま停車して
避難することになっています。

盗まれるんじゃ?ということについては
緊急時は深く考えないことです。
仮に、鍵をかけたままにしておいても、盗もうと考える人は
窓を割りますから、放置していく時点で、
あまり考える意味のないことです。
命や安全を優先しましょう。

臨機応変な対応も必要!

ここに書かれていることは、あくまでも「マニュアル」です
実際の地震発生時の状況次第では、ここに描かれている通りに
行動した方が逆に身を危険に晒してしまうようなこともあるかと思います。
周囲の状況をしっかりと把握し、
場合によっては、推奨されている行動以外の行動もとる必要がある、
ということは覚えておきましょう。

極端な例をお話すれば、
例えば、左側に停車して、揺れが収まるまで待つ、と書きましたが
仮に近くの木が倒れて来たりだとか、明らかに危険なものが周囲にある場合など
車に居た方が危険な場合は、外に出る必要がある場合もあります。
もちろん、外に出るのも危険ですが、
車に木が倒れてきそう、など、どうにもならない状況下では
その場その場で一番良い判断をしていくしかありません。

「揺れが収まるまで車の中に居ないといけないから!」なんて
言っていて、そのまま押しつぶされてしまったら、
元もこうも無いのです。

まとめ

車の運転中に地震が起きた場合の行動をまとめました。
停車時には、本来起きなくても良いはずの事故を
引き起こしてしまう危険もありますから、
しっかりと周囲の安全を確保しながら停車するようにして下さい。

小さい地震であれば、運転中だと全く気付かないかと
思いますが大きい地震の場合は運転中でも絶対に分かります。
慌てるかとは思いますが、なるべく冷静に、
事故のないよう、しっかりと車を停車させて、安全第1で行動しましょう。

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