地震と雷が同時に発生した場合はどうすれば?身を守るためには?

地震と雷が同時に発生することはあるのかどうか…

もしも地震と雷が同時に発生するようなことがあれば
どのようにして身を守っていけば良いのか。
その点を解説していきます。

複数の自然現象が同時に発生することは
可能性としては「低い」ことではありますが
それでも可能性は0ではありません。

地震と雷の発生メカニズムは全く異なりますし、
両者は連動しているものではありません。

そのため、雷がゴロゴロと鳴っているような
タイミングで地震が発生する可能性は
決して0ではありません。

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地震と雷は無関係

地震と雷は、基本的には
それぞれ独立した自然現象であって、
地震と雷の間に繋がりはありません。

仮に細かな地震が頻発している場合でも
雷を誘発するようなことはありませんし、
逆に毎日のように雷が鳴っていたとしても
地震を誘発するようなことはありません。

しかしながら
「無関係」ということは
当然、同時に発生してしまう可能性は
0ではありません。

確率の話をすれば
本当に低い確率ではあります。

1年の間に、自分が地震に遭遇している時間は
どのぐらいなのか、と考えてみれば
1年間の全ての時間から考えれば
本当にごくわずかな時間だと思いますし、
雷に関しても、これは同じことが言えます。

その2つが偶然重なってしまうことなど、
可能性としては非常に低いことが分かると思います。

が、世の中では「そういう奇跡的な確率のこと」も
時々起きてしまうのも事実です。
地震と雷のタイミングが偶然一致してしまう…
ということも、決して絵空事ではない…
ということですね。

では、そのような場合には
どのように身を守れば良いのでしょうか。

タイミングとしては最悪

地震発生のタイミングは「運」次第です。

地球からしてみれば、
人間の生活など、全く関係ないわけですから、
人間の都合なんて考えてくれません。
当然、雷が鳴っている最中に地震が来たら人間は
さらに大変な目に遭ってしまう…!
などということを、自然災害は考えてくれません。

そして、最悪なタイミングの一つが
「雷と同時に地震発生」ですね。

地震から身の安全を確保するためには
究極の話をすれば、
広々とした外にいること、です。
(山や水などの近くは避けるべきですが)

が、雷の場合は逆です。

雷が激しく鳴っているような場合に
関しては「広い場所」に避難してしまえば
今度は落雷に巻き込まれる可能性が
非常に高まります。

雷の際にやってはいけないことの一つとして
「広い場所に行く」ということが
挙げられるのです。

地震から身を守る、という点に関して言えば
最高の行動が、
雷から身を守る、という点に関して言うと
「最悪の行動」になってしまうのです。

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両方から身を守るためには?

両方から確実に身を守る…というのは
現実的に考えると
”非常に難しい”というのが事実です。

100%身の安全を確保するのは
限りなく困難に近いので
”少しでも安全な行動、助かる可能性の高まる行動”を
その場その場で選び、なんとかしのいでいく、
というのが、現実的な対応になると思います。

先ほども書いたように、地震から身を守る方法と
雷から身を守る方法は、
相反するものであり、両方を同時に行う、
というのは難しいです。

雷の場合は屋内、
地震の場合は広々とした屋外などが安全性が
高いですが、もう一つの自然現象の安全のための対策と
「真逆」のことをすることになってしまいます。

そのため、同時発生してしまうと非常に厄介なのです。

一番良いのは「頑丈な建物」への避難

地震と雷が両方、発生してしまっている場合、
地震の規模も、雷の強さも強いのであれば
”頑丈な建物”に避難するのが一番無難です。

地震で倒壊する可能性がほぼ「0」に近いような
頑丈な建物に避難することできれば
雷に関しても安心することができますので、
両方を対処することができます。

ただし、余震などのリスクも考えると、
倒壊の危険性などのある建物に避難するのは
危険を伴います。

そのため、避難するのであれば
「頑丈な建物」であることが絶対条件です。

頑丈な建物であれば
地震から身を守ることのできる確率も高まりますし
雷から身を守ることのできる確率も高まります。

可能なのであれば地震と雷が同時に
発生したときには、
頑丈な建物の中に避難する、というのが
一番ベストな方法になります。

地震が弱い場合

地震の規模がそれほど大きくない場合は、
慌てて外に飛び出さず、家の中の安全な場所で
様子を見るのが、良いでしょう。

雷から身の安全を守るための最大のポイントは
「建物の中に避難すること」ですから、
建物の外に出なくても済む程度の地震であれば、
外に出ないほうが良いのです。

ただし、弱い地震と言えど、
地震は地震ですから、
家の中でも身の安全には注意するようにしてください。

また、最初は弱い地震だと感じても、
必ずしも弱い地震とは限らないので、
揺れが落ち着くまで、絶対に油断はしないようにしましょう。

もちろん「家の中にいたら危険」な場合に関しては
外に出るしかありません。
「外で雷が鳴っているから」などと
危険な家に留まり、
そのまま犠牲になってしまっては
本末転倒です。
このあたりはその時その時で臨機応変に判断しながら
「助かる可能性の高いほう」を選んでいく必要があります。

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雷が弱い場合

雷は鳴っているけれど、弱い場合…
雷が弱い=絶対に安全、ということではなく
雷鳴が聞こえたら屋内に避難してください、などと言われるのが
基本的な対策であるのも事実です。

とは言え、地震が発生してしまった場合、
雷が弱いのであれば、慌てず、外に一旦出るのも
選択肢の一つです。

ただし、雷が落ちやすい場所には出来る限り
近寄らないようにし、
地震に対する安全確保が出来た場合は
速やかに屋内に戻ることをおすすめします。

万が一、屋内に戻ることができないレベルの
強い地震であった場合は、
落雷の危険性のある場所を避けつつ、
出来る限り早く、頑丈な建物(避難所)などに
避難することをおすすめします。

雷が今現在弱かったとしても、
雷は急激に強まる可能性もありますので、
なるべく早い段階で身の安全を確保することが
求められます。

両方大規模な場合はどうすれば?

雷がゴロゴロ鳴っていて、
地震も強い…
そんな場合は、本当に困ってしまいますよね。

こうなってしまうと、
最悪のパターンですが
残念ながら「両方から100%身を守る」ということは
かなり厳しいです。

たまたま地震発生時に、
地震による倒壊などの心配がないような
頑丈な施設にいた場合を除き、
どちらから身を守ろうとしても
100パーセントの安全を確保する、
ということは、正直なところ、
非常に難しい、というのが現実です。

これに関しては
その時その時の状況を判断しつつ
「安全な可能性が1%でも高い行動」を
選択しつつ、身を守っていくしかありません。

そういう状況にならないのが一番ですが、
自然現象は、人間の都合で動いてくれるわけでは
ありませんから、
地震と雷が両方重なってしまうような
人間にとっては「最悪」ともいうべき状況に
なってしまう可能性は
決して「0」ではないということですね。

まとめ

地震と雷が両方重なる…
可能性としてはかなり低いことでは
ありますし、
なおかつ、両方が強いものである可能性は
限りなく低いことです。

とは言え、地震と雷は連動している
自然現象ではありませんから、
人間にとって最悪のパターンで
襲い掛かって来る可能性も十分にあるのです。

そんなときのために、少しでも
日ごろから、心構えぐらいは
頭の片隅に置いておくと、良いかもしれません。

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