地震はどんな時にでも
発生する可能性があります。
地球の活動にとって
人間の都合など、まったく関係のないことですから、
あなたにとって大事な何かがある日にも
地震が発生する可能性はあります。
大事な用事がある日に
地震が発生してしまった場合は
どのような点に注意すればよいのか、
ポイントをそれぞれ解説していきたいと思います。
もちろん、地震はその時によって状況の
大きく異なりますからマニュアル通りに
行かないことも多いですが、
しっかりと、ポイントや注意点を理解しておく、
ということも大事なことになってくるのです。
大事な用事がある際のポイント
大事な用事がある日に
地震が発生してしまった場合には
どうすれば良いのか。
それを見ていきましょう。
その時その時の状況によって
色々と変わってくる部分はありますが
目安として、頭の片隅にでも
入れておくといざというときに
何かの役に立つ…かもしれません。
用事よりも命を優先
まず、大事なことは自分の用事も
大事だとは思いますが
大きな地震が発生してしまったときには
”命”や”身の安全”を最優先に
考えるようにして下さい。
地震発生後には、
余震が発生し、更なる被害が発生するような
こともありますし、地震以外の
”二次災害”についても、恐ろしいところです。
こういった部分については
しっかりと理解をしておき、
自分の用事よりも、自分の身の安全を守ることを
中心に考えるようにして下さい。
もちろん、身の安全を考えた上で
用事のことを考えるのであれば
それはそれでよいのですが、
くれぐれも、用事を最優先してしまったり
そういったことはないように、
注意をしていくようにしましょう。
自分が命を落としてしまったら
用事を済ませる云々どころでは
無くなってしまいますから、
この点は、本当に注意をした方が
良い部分になるのは確かです。
連絡できるなら連絡する
自分ひとりだけが関係する
用事であれば、全然かまいませんが
誰かとの約束だとか、そういったことであれば
連絡をできるのであれば、なるべく連絡を
するようにする、ということが
大事になってくるかと思います。
ただ、連絡よりも安全確保の方が
大事ですので、安全を確保した上で
相手に連絡を取れるかどうか、
試してみる、という感じになりますね。
また、相手が相手が返事をできる
状態ではないことも十分に考えられます。
例えば、相手に何らかのトラブルが
起きているようなケースも考えられますし
それどころではなかったり、
スマホなどを壊してしまっている
可能性も十分に考えられることです。
そのため、もしも相手から返事が
なかったり相手が電話に出なかったとしても
必要以上に焦らないようにはしてください。
ただ、連絡できる状況であれば、
ひとまず連絡した、というかたちを
作ることが大事になります。
ちなみに地震災害後は携帯電話などが
非常につながりにくい状態になるために
そもそも相手と連絡を取ることが
困難である場合もあります。
電話がつながらない場合は
メールやLINEなどを試してみても
良いですが、これもつながる保証はありません。
公衆電話からだと”比較的”つながりやすいので
(つながらないこともあります)
公衆電話が近くにあるのであれば
公衆電話を試してみるのも一つの方法には
なりますね。
予約などをしていた場合は
何らかの施設を予約している
などしていた場合に関しては
連絡できるようになったら
連絡を入れるようにしましょう。
ただ、緊急事態の場合は
連絡できなくても仕方がありませんから、
連絡できない場合も必要以上に
気にしたりはしないようにして下さい。
料金が発生しているものが
ある場合は、相手としっかり話し合いをして
対応をしてもらうようにしましょう。
対応は、相手次第、ということになりますから
一概には言えませんが
基本的に料金が発生しているものの場合、
返金ということになる場合が
多いのではないかと思います。
相手と連絡が取れる状態になったら
しっかりと話し合っていくようにしましょう。
くれぐれも油断しないように
地震は一度落ち着いても
特に大きな地震が発生した場合は
余震が発生する可能性があります。
場合によっては繰り返し
小さな余震が発生することも
十分に考えられますし、
大きな余震が発生するようなケースもあり、
更なる被害が生まれる可能性もあります。
また、最初の地震より小さい地震が
発生した場合でも、
最初の地震や、それまでの地震によって
建物などにダメージが蓄積されていて、
最初の地震は耐えたのに、
続く余震で倒壊したり、崩れたりするような
ケースも存在しています。
最初の地震で耐えたから大丈夫、
ということではないので、
その点はしっかりと理解しておき、
大事な用事があるから、と言っても
決して油断しないようにする、
ということは大事なことに
なりますから、こちらもしっかりと
覚えておくようにしましょう。
落ち着いてきたら改めて…
自分たちの状況や周囲の状況が
落ち着いてきたら、
地震によって中止になったり
延期になったり、うまくいかなかった
用事を再度、組むようにする、
というのが良いかと思います。
無理して行う必要のない用事なら
そのまま中止にしてしまっても
良いですがやらなくてはいけない
用事なのであれば
予約などが必要であれば
再度予約を取ったり、
相手がいることなのであれば
相手と話し合うなどして
スケジュールを決めていきましょう。
ただ、自分だけではなく
相手や、利用する施設など、
地震による影響をどのぐらい受けてしまったのか
どうか、ということは
人や場所によって異なりますから
その点は注意をするようにしましょう。
先に予測は不可能
地震が発生しないタイミングで
用事を入れることができれば
それが一番良いかとは思いますが
残念ながら地震の発生を
事前に予測することは
困難です。
現在の技術では
緊急地震速報がやっと、
ということになりますね。
色々な地震予知などは
ありますが、これらはすべて
憶測に基づくものであり
人間の勝手な想像でしかありません。
実際に、多くの予知などが
存在していますが
実際のところ、外しているものばかりで
実用性はありません。
そのため、地震がいつ、どのタイミングで
発生するのか、ということを
事前に知ることは困難です。
なので、地震のことを考えて
予定を組むようにしよう、なんて
やっていると、
何の予定も組むことができなくなって
しまいます。
日ごろから地震に対する備えを
ある程度しておくことは大事ですが
防災グッズの備えや、避難経路の確認
地震に関する最低限の知識などを
身に着けたあとは、もうすることはありません。
いつ発生するかもわからないものに対して
だいじょうぶかな?だいじょうぶかな?なんて
考え出してしまうと、
もう本当にキリがなくなってしまうので
そういったことにはなってしまわないように
しっかりと注意をしておく必要は
あるかと思いますし、
考えすぎは逆効果なので、
あまり神経質になりすぎないように、
という点は注意をした方が良いでしょう。
まとめ
大事な予定がある日に
地震が発生してしまった場合、
予定がどんなに大事なものであったとしても、
まずは、自分の命を守ることを
優先してください。
これを怠ってしまった場合は
本当に大変なことになってしまう
可能性がありますから、注意が必要です。
そのうえで、相手に対して
連絡できる余裕ができたら
連絡をする、という風に
していくのがいいのではないかな?と思います。
とにかく、まずは焦らずに
自分の命を優先するようにしましょう。