地震によって倒壊する危険性の高い建物はどんな建物?

大きな地震が来ると
人的被害だけではなく、
多くの建物に被害を及ぼします。

しかしながら、ここで気になるのが
”地震によって大きなダメージを受ける”建物もあれば
”全然問題がないように見える”建物もあるのが事実です

同じ地域にあっても
倒壊する建物と、そうでない建物があるわけですね。

では、この境目は何なのでしょうか。

倒壊しやすい建物には、どのような原因があるのでしょうか。

その原因を知ることで対策もある程度は立てられると思います。
その原因を、それぞれ見ていきましょう。

スポンサーリンク

崩れてしまう原因を知る!

地震によって建物が倒壊してしまう理由…
これには色々な理由がありますし、
当然、その土地の条件にも左右されます。

もちろん、地震の揺れが強ければ強いほど
倒壊の可能性が高くなってくるのも事実ですし、
どんなに対策してある建物でも
色々な条件が重なってしまって
運悪く全壊したり、半壊したりしてしまうことも
あるでしょう。

しかしながら、原因をしっかりと知っておくことで
ある程度は倒壊を予防することもできるかと思います。
金銭的なものも絡んできますから
なかなか対策が立てられないこともあるかと思いますが、
とりあえず、
倒壊の原因を見ていきましょう。
思い当たる部分がある場合は注意が必要ですし、
これから新築をしようと思っている人は、
できるだけ耐震についても考えてみるように
すると良いかと思います。

過去の耐震基準によって建てられた建物

建築の基準は、時代と共に変わっています。
昔の方が耐震に関する基準もまだ緩かったので、
過去の基準によって建てられた建物は
倒壊しやすい状態である可能性があります。

必ずしも全ての建物がそうであるとは言い切れませんが
後述する「築年数が経過している建物」にも
当てはまりますから、地震によって倒壊
しやすい状態になっている、ということは
揺るぎのない事実であるかと思います。

なかなか立て直しだとか、そういったことは
費用的にもすぐに出来ることではありませんが、
タイミングがあれば検討してみるのも一つの方法です

スポンサーリンク

築年数による老朽化

建築されてから時間が経過していればしているほど
当然のことながら建物は老朽化していきますし、
建物が老朽化していれば、地震の揺れによって
倒壊してしまう可能性は高まります。

これも、必ずしも倒壊してしまうと断言することは
できませんが、どうしてもカタチあるものは
作られてから時間が経過すればするほど脆くなっていくのが
普通ですし、それは建築物であっても例外ではありません。

また、先ほど書いたように、
築年数が経過している、ということは
建築された時代も古いでしょうから、
古い耐震基準による建築物である可能性も高く
築年数X建築された時代の基準となるために
倒壊する可能性は非常に高いと言えます。

手抜き工事、欠陥住宅など

これは自分で判断するのは難しいですが
建築された際に基準法が守られていなかったり
どこかに欠陥・手抜きがあったりする場合は、
住宅の倒壊を招いてしまう可能性が高いです。

「手抜き工事しました」なんて言ってくる
業者はいないでしょうから、なかなか見分けるのは
難しいと思いますが、
もしも何らかの手抜き・欠陥がある場合、
地震によって倒壊してしまう可能性は
ザンネンながら高まってしまいます。

そのため、家を新築する際には
しっかりと信頼できる業者を選ぶことが
大切になってきます。
もしも手抜きや欠陥が判明した場合に関しては
相手に対応してもらうしかありませんが
そういったことをする業者がちゃんと対応
してくるかどうか、と言われるとなかなか
難しい部分もあるのではないかと思います。

デザインなどを重視した建築物

最近では、面白いデザインなどの建築物も
多くなっています。
が、デザインばかりを重視するあまりに
耐震基準を満たしていたとしても、
地震の揺れには弱くなってしまっている可能性もあります

もちろん、デザイン性を重視することは
悪い事ではありませんし、そこは個人の
自由ではありますが、
場合によっては地震災害発生時に倒壊などの
原因となってしまう可能性もありますので、
その点に関しては頭の中に入れておいた方が良いでしょう。

デザインを取るか、実用性を取るか。
どうしても奇抜なデザインなどにすれば、
デザイン面の方が優先されてしまうことになりますから、
自分でしっかりと考えて、好きな方を選ぶようにしましょう。

スポンサーリンク

ダメージを受けている建物

地震災害発生以前から、何らかの原因でダメージを
受けてしまっている物件に関しては
当然のことですが、倒壊などを起こしてしまう危険性は
高くなってしまいます。

過去に何らかの自然災害でダメージを受けていたり、
シロアリなどの影響で建物がダメージを受けていたり…
そういったことがある場合は、
当たり前のことですが、普通のダメージを受けていない物件に
比べれば倒壊してしまう可能性は高くなりますから、
費用などの問題もいろいろとあるかとは思いますが、
必要に応じて修理などを行っておいた方が、
いざという時には安心かと思います。

建物の種類によっても…

建物の種類によっても、当然倒壊しやすい、しにくいはあります。
種類だけで一概に言えることではないのですが
木造・鉄筋住宅どちらの方が倒壊しやすいか、と言われると
木造の方が倒壊だけに関して言えば、その確率は
高くなってしまいます。

震度別の建物の影響などを見てみても
木造の方が早い段階でダメージ・倒壊を受ける、というように
記されています。

また、一軒屋とマンション、どちらが倒壊しやすいかと
言われればこれも、他の条件などによって左右されますが、
可能性だけで言うならば一軒屋の方が倒壊は
しやすいのは確かだと思います。

このように、建物の種類によっても、色々と左右される部分がある、
ということは覚えておきましょう。
ただし、あくまでも一般的なお話であって、
上でも上げたように、デザインや築年数、
欠陥の有無などによってもこれは変わってきますので、
鉄筋マンション=安全だとかそういう意味ではなく
あくまでも建物の種類として見れば、ということです。
どのような建物に住んでいたとしても油断は最大の敵に
なりますから、注意するようにしましょう。

立地条件によっても…

建物が建っている場所によっても、その安全性は変わってきます。
地盤が弱い場所だったり、
土砂崩れなどが発生する場所だったり
建物以外の要因によって、建物が倒壊してしまう
可能性も十分に考えられます。
これに関しては、その土地の条件によって大きく左右される部分に
なりますから、新築する際には、そういった部分も
気にしてみると良いかと思います

一度住んでしまったらなかなか移動、ということは
難しいと思いますから
自分の住宅に対する危険性をしっかり理解した上で
日頃から備えておく、ということが大切に
なるのではないかと思います。

どうにもならない部分もあるかと思いますが
自分たちで出来る範囲の対策は
しておけるようにしましょう!

まとめ

地震災害によって倒壊してしまう危険性の高い
傾向のあるパターンをご紹介しました!
ただ、間違えてはいけないことは、
どんな建物であっても、倒壊に至ってしまう可能性は
決して”0”ではないと言うことです。

そのことは間違えないようにしましょう。
どんな建物でもあっても、本当に色々な条件が
重なって倒壊してしまう可能性は
0ではありませんから
地震発生時には建物を過信してしまわないように
することがとても大切なことになりますし
しっかりと日頃からの備えなどをしておくことは
自分と周囲の身を守るために大切なポイントとなるのです。

タイトルとURLをコピーしました