ハリケーンとは?台風との違いと日本に被害を及ぼす可能性は?

ハリケーンという言葉を聞いたことはありますか?

実際に体験したことがある!という方は
あまり居ないとは思いますが、
ニュースなどでその名前を聞いたことがある!
という方は多いのではないかと思います。

では、このハリケーンとは具体的に何なのか?
台風とは何が違うのか?
そして、日本にこのハリケーンが影響を
及ぼすことはあるのかどうかについて
それぞれご案内していきます。

ハリケーンへの備えや安全への対策についても
一緒に解説していきますので、参考に
してみてください!

スポンサーリンク

ハリケーンとは何か?

ハリケーンとは、基本的には台風と同じように
熱帯低気圧が発達したもののことを言います。
そのため、基本的な原理は台風と同じですが、
台風よりも強大な勢力になるものも多く、
海外などで甚大な被害をもたらしたハリケーンを
見たことがある人も多いかと思います。

ハリケーンが通過すると何が起きるのか、
という点についてですが、これに関しては
台風と同じで、
暴風、大雨、波浪、雷、雹など、
危険な気象状況が続くものになります。

では、ハリケーンについて、それぞれ詳しく見ていきましょう

発生場所でハリケーンになる

まず、台風とハリケーンの違いは
発生場所ですね。
と、いうよりも、台風と名前のつく場所で熱帯低気圧が発達すれば台風、
ハリケーンと名前のつく地域で熱帯低気圧が発達すればハリケーンと
名前がつく、というカタチになっており、
熱帯低気圧の発達する場所によって、名前が変わるかたちになります。

ハリケーンとなる地域は、下記の4箇所です。
180度~西経140度の北太平洋
西経140度より東の北太平洋
カリブ海・メキシコ湾を含む北太平洋
東経100度より西の北インド洋

このほかの地域で発達した熱帯低気圧はハリケーンとは呼ばれず、
日本ではおなじみの台風、そして他の地域では
サイクロンなどと呼ばれることがあります。

なお、発生したハリケーンが台風の圏内に入ってきた場合は、
ハリケーンではなく台風に名前が変わるため、
そのままハリケーンと呼ばれることはありません。

スポンサーリンク

基準も少し違う

発生地域だけではなく、台風とは基準も異なります。
仕組み的には同じものですが、
ハリケーンとして扱われるための条件は
台風よりも厳しく、より発達した熱帯低気圧でないと
ハリケーンとして扱われることはありません。

台風として扱われる基準は最大風速が17.2m/s以上
ハリケーンは33m/s以上からの認定となりますので、
台風よりも強い熱帯低気圧でないと、
ハリケーンとしては扱われません。
そのため、ハリケーンの方が台風よりも強いイメージを
抱く人も多いのかもしれませんね。

日本にハリケーンはやってくるの?

日本にハリケーンがやってくることはあるのかどうか。
その答えとしては「ありません」。
ハリケーンが日本にやってくることはなく、
日本にやってくる発達した熱帯低気圧は全て、
台風として扱われます。

仮にハリケーンの地域で発生して、最初は
ハリケーンと呼ばれていたものに関しても、
台風の圏内に突入すれば、その時点で台風〇号として
扱われることになります。

そのため、ハリケーンが日本に上陸することはありません。
日本で生活している限り、
ハリケーンと遭遇するような機会はないでしょう。

ただし、海外旅行に行ったり、
海外赴任をしたりする場合は、ハリケーンと
遭遇することになる可能性は十分にあります。

ハリケーンの強さ

日本における台風には、強さが設定されており、
非常に強い勢力、だとか強い勢力だとか
そういう言葉を聞いたことがあるかと思います。

ハリケーンにおいても、台風とは違った形式で強さが
設定されており、
ハリケーンの強さは5段階に分類されています。
1分間の最大風速を元に、分類されているかたちになります
カテゴリー1、2,3,4,5とそれぞれ名前が
つけられており、
カテゴリー3以上のモノを大型ハリケーンと呼び、
厳重な警戒を呼び掛けるものになっています。

当然のことながらカテゴリーの数字が
高くなればなるほど、より危険な存在となりますから、
強いハリケーンが来る場合に関しては、
厳重に注意しなくてはいけません。
日本の台風以上に強力なものに発達する可能性も
ありますから、そのあたりに関しても、注意が必要です。

スポンサーリンク

名前はどうやって決まるの?

台風のように〇〇号という呼び方はなく、
台風にも名前がついているように
(台風は番号以外にも名前が命名されています)
ハリケーンにも名前がついています。

ハリケーンの名前に関しては
複数個所に存在するハリケーンセンターと呼ばれる場所が
命名を行っています。

ハリケーンにつけられる名前は、
男女の人間の名前がつけられます。
命名リストが予め決まっており、それに沿って
発生したハリケーンに順番に名前がつけられていく、
という仕組みになっているようですね。

ハリケーンの対策は?

では、海外に居る際に、ハリケーンが接近してきて
しまった場合は、どのように対応していけば良いのでしょうか。
基本的に、対応方法は台風と同じようにすれば良いですが、
台風以上に大きく発達して甚大な被害をもたらすようなことも
ありますから、その点に関しては注意しなくてはなりません。

どのようにハリケーンから身を守れば良いか、
まとめていきます。

・避難指示などが出たら
避難の指示などが出た場合や、危険だと判断した場合に
関しては避難を行うようにしましょう。
自分の住んでいる、もしくはいる地域の避難経路などは
予め確認しておいた方が良いでしょう。

・不要不急の外出はしない
このあたりは台風と同じです。避難しないで通過を待つ場合に
関しては、不要不急の外出はせずに、
なるべく頑丈な建物の中で、ハリケーンが過ぎ去るのを待ちましょう。
不必要な外出は避けるべきです。

・危険な場所には近寄らない
これも台風と同じですね。
危険な場所には近寄らないようにすること。
大事なポイントです。増水している場所だとか、土砂崩れが
起きそうな場所、地下浸水しそうな場所など、台風の
基本的なポイントと同じです。
危ない箇所には近寄らないようにすることが大切です。

・最新情報を確認する
これも台風などの自然災害と同じです。
ハリケーンの規模や、進路などをしっかりと確認しておき、
随時最新情報を仕入れることは、とても大切なことです。
この点に関しても、しっかりと備えをしておくことが
大切になるのではないでしょうか。

・備えをしておく
防災グッズなどの備えをしておくことも非常に
大事なポイントの一つになります。
いざと言う時のために役立てられるように、色々と用意
しておくようにしましょう!
停電する可能性もありますから、停電に備えたグッズも
必要ですし、避難する際のための用品なども
一式そろえておくと、ハリケーンに限らず、色々な部分で
力になってくれるかと思います。

このあたりの部分をしっかりと守り、
安全第一での行動を心がけることが大切になります。
状況に応じて臨機応変に対応していきましょう!

まとめ

日本に居れば、ハリケーンに直面することはありませんが、
海外旅行や海外赴任などでハリケーンと遭遇する可能性も
充分に考えられることではあるかと思います。

もしも遭遇してしまった場合には適切に対処できるように
しっかりと対処法を覚えておきましょう。

基本的には台風と同じように熱帯低気圧が発達したものではありますが、
台風とはまた勝手が違うこともありますし、
土地柄の問題もあります。
周囲の状況を判断しながら、しっかりと対応していくように
心がけましょう。
いずれにせよ、安全第一で行動することは、とても大事なことになります。

タイトルとURLをコピーしました