台風と竜巻って何が違うの?違いを解説!それぞれの特徴は?

台風と竜巻。
二つとも突風を伴う
”風”の自然災害です。

どちらも被害を出していて、
気をつけなければいけない自然災害に変わりはありません。

ですが、台風と竜巻って何が違うのか?と
気になる人もいるかと思います。

こちらでは、台風と竜巻、
その違いについて解説していきたいと思います。

発生の仕組み自体の大まかな部分は同じような原理では
あるのですが、両者には、色々な違いが存在
するのも事実です。
その違いを、見ていきましょう。

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台風と竜巻の違い!

台風と竜巻の違い…。
2つを聞くと、どのようなイメージを受けるでしょうか?
全く同じものだと思っている人はあまりいないとは思いますが
原理的には同じようなモノでも、
色々と異なる部分があるのです。

原理だとか、細かい話を置いておき、
簡単に表現してしまうのであれば、
竜巻は、台風を小さくした分、その力が強烈なもの、
という感じになります。

大きさは全然台風の方が大きいですが
竜巻は突発的なもので、そのサイズは小さいです
代わりに、その力は非常に強く、
家ごと吹き飛ばされたりしてしまう可能性が
あるのが、竜巻の恐ろしい部分の一つになりますね。

では、違いを細かく見ていきましょう。
原理的な部分ではなく、実用的な部分の違いを
中心にお話します。

発生の違い

まず、発生個所が違います。
台風の場合は基本的に海上で発生し、
竜巻は陸上で発生します。
そのため、台風に関しては事前に、「これから来る」と
予測を立てることができますが、
竜巻はいきなり陸地に現れるため、その予測は困難です。

竜巻は竜巻で、発生する前触れはありますが
それらも確実ではないため、台風と比べると
非常に予測が難しいのも特徴の一つになりますね。

発生してから実際に影響を受けるまでに時間がある「台風」と
発生してすぐに周囲に被害をもたらす「竜巻」では、
その性質は大きく異なりますし、対処法も大きく異なります。

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発達などの違い

台風は熱帯低気圧からゆっくりと台風へと変化し、
その後に海上を移動して、場合によっては
日本列島に影響を与える、というものになりますが、
竜巻は陸上で急激に発達し、
そのまま陸上で、数分程度活動、消滅します。

台風は「ゆっくりと出現し、ゆっくりとやってくる」感じですが
竜巻は「突然出現し、短時間で被害をもたらす」のが
特徴になっています。
同じ風系統の自然災害ですが、
両者は大きく異なるのが、見て取れると思います。

消滅までの時間は非常に短いですが
竜巻の場合は、短時間ながら多大な危険を持つ存在だと
言えます。

寿命の違い

寿命…と言うのかはワカリマセンが、
台風と竜巻ではその寿命も大きく異なりますね。
台風は海上で発達しながら進み、その後陸上に上陸したり、
しなかったりで、最後には勢力を弱めて
熱帯低気圧へと変化します。
その間、短くても数十時間はありますし、
寿命の長い台風だと、10日前後活動していることもあります。

しかし、竜巻に関しては違います。
突然発生して、ごく短時間のうちに竜巻は消滅していきますから
台風とは、その寿命に大きな差があります。
竜巻は数分~数十分で消滅することが多く、
影響を与える期間としては、台風よりもはるかに短いです。

事前の予測

台風は、海上で発生して、日本列島に近づいてくるまでに
色々と準備もできますし、
影響の受ける日がだいたいいつだか、という部分に
関しても事前に予測することが可能です。
天気予報などでも台風の進路予想図などを
見たことはあるかと思います。

しかし、竜巻の場合は事前に予測するのが
非常に困難です。
竜巻注意情報などが発されたとしても
台風のように具体的にいつ、どこで発生するのか、だとか
そういった部分はなかなか分からないものです

本当に当然発生することもあり、
台風のように事前に心構えをしておくことは
非常に難しいのも事実です。

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影響の範囲

台風は広範囲に影響を及ぼします。
発達して、最後には衰退しながら移動していきますから
色々な地域に影響を及ぼすのです。
場合によっては日本列島を縦断し、本当に全国規模に
影響するようなケースもあります。

竜巻と比べるとサイズだけのお話をするのであれば
台風の方がはるかに大きいですから、こうなるのは
当たり前と言えば当たり前ですね。
影響が長期化することもあります。

一方で竜巻の場合は
”ごく一部の地域”への影響になります。
前述のとおり発生後、比較的短時間で竜巻は消滅しますし、
台風と比べるとサイズも圧倒的に小さいです。
そのため、影響を与える範囲としては
竜巻よりも台風の方がはるかに広い、ということになります。

威力の違い

しかしながら、竜巻はサイズが小さい分、
その威力はとても凄まじく、竜巻が通過した部分に関しては
建物ごと吹き飛ばされる恐れもあります。
もちろん、台風でもそういった被害を受けることはありますが、
竜巻の被害に関しては、突発的に発生することがあるほか、
その威力も凄まじいので、一軒屋レベルの建物では
建物ごと吹き飛ばされる恐れもあります。

細かいことを抜きにして考えるのであれば、
竜巻は台風が圧縮されたものと考えると良いいかもしれません。

気候の違い

台風の場合は、基本的には
雨、風がメインとなり、時折雷も伴っている、
とそういうケースになりますね。
この雨による被害も深刻なものを
発生させることもあり、風だけではなく、
雨にも注意する必要があります。

一方で、竜巻の場合は、
大気の状態が不安定になっている状態ですが、
場合によっては雨が降らない状態で
発生することもありますし、
逆に急な大雨・雹・突風などが
発生する恐れもあります。

竜巻の場合はあくまでも”局地的な変化”になりますから
台風のように長期化することはありませんが
ゲリラ豪雨的なものになりますから
急に発生し、急激に天候が悪くなる、という点が
特徴の一つですね。

対処法の違いは?

対処法に関しては、台風の方は、
事前にいつやってくるかどうか、
ある程度予測が出来るハズですから、
それに対して備えをすることもできますし、
危険な地域であれば、事前に避難をしたりすることも可能です。

しかしながら、一方の竜巻は急に発生するものですから
”事前の備え”というものをしておくことは難しいです。
竜巻注意情報などが発された際に、周囲を警戒しておくことぐらいでしょうか。
竜巻注意情報が出ても、竜巻が発生するとは限りませんが
周囲の異変には敏感になっておいた方が良いかと思います。

また、竜巻にせよ、台風にせよ、一番安全なのは
”頑丈な建物”に避難することです。
竜巻の場合でも、頑丈な建物の中であれば、
流石に建物ごと吹き飛ばされるような事態には
ならないかと思います。
近くに頑丈な建物があればそこに避難するのが
一番良いでしょう。

いずれにしても防災グッズなどは家に常備しておくと良いと思いますし
台風の際や、達明が発生する危険がある場合には
なるべく不要な外出を控える、ということが
大切になるかと思います。

まとめ

台風は海上で発生し、ゆっくりと、時間をかけて
やってきて影響が長いもの、
竜巻は陸上で発生し、突発的な被害をもたらすもの、
ということになります。

どちらにしても、人間にとって危険な存在であることには
変わりはありません。
しっかりと気象状況を把握して、
危険な行動をなるべく避けるようにしましょう。

台風でも、竜巻でも、過去に大きな被害を
もたらした事例がありますから、
そういった部分に関しては注意を
しなくてはいけません。
決して油断することなく、安全第1で対応していくようにしましょう。

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