冬場にゲリラ豪雨が発生することはあるのかどうか。
ゲリラ豪雨・ゲリラ雷雨と言えば
”夏場”のイメージが多いと思いますし
実際にゲリラ豪雨の類が頻繁に発生するのは
その通り、夏場が中心となっています。
では、そんな”ゲリラ豪雨”は、冬場に
発生したりするのでしょうか?
その点についてお話をしていきたいと思います。
発生する可能性はある
まず、ゲリラ豪雨というのは
そもそも具体的な基準が定められているわけではなく、
後から作られた言葉です。
具体的な条件が決まっていたり
するものではありません。
そのため、ゲリラ豪雨と言うのは
ざっくりと言ってしまえば
”ある程度感覚的なもの”と、言うこともできます。
急に雨雲が発生して、急な雨を降らせれば
それは”ゲリラ豪雨”ということになります。
実際に天気を見てみると、
確かにそのような天気になることは
夏場に比べてはるかに少なく、
雷が鳴る頻度も、日本海側はある程度多いですが、
その他の地域は、夏場に比べると激減します。
そのため、ゲリラ豪雨と呼べるような
状況は冬場の方がはるかに発生しにくいことは
事実です。
ただ、冬場でも気象条件によっては
各地ともに”急に雨雲が発生するような状況”が
生まれることも当然あります。
そうなれば、ゲリラ豪雨と呼ばれるような
雨の降り方をするようなことは実際にあります。
ですので、”絶対にそういうことはない”と、
安心しきらないように、注意しましょう。
地域によってはほとんどない
冬場になるとゲリラ豪雨、と呼ばれるような
雨の降り方をするようなケースは
地域によっては”ほとんど”なくなります。
上で書いたように可能性は0パーセントではありませんが、
特に東日本の太平洋側などに関しては
夏場とは違い、ほとんど”急な雨”が降るようなことも
なくなるでしょうし、
記録を見る限り”冬の間は何カ月も1回も雷が鳴らない”ようなことも
多いです。
ただ、逆に日本海側は先ほども少し触れましたが
急に雨や雪が降るような事例もそこそこ見かけますので
冬場に関してもやはり地域によって
ゲリラ豪雨と呼ばれるような雨の降り方を
”しやすい”ところもあれば、
そうではないところもある、というのが答えになります。
ずっと同じ地域に住んでいれば、このあたりのことは毎年毎年の
繰り返しになりますので、
ある程度は分かってくると思います。
注意するべきポイントは?
冬場であっても、もしもゲリラ豪雨のような降り方を
してきてしまった場合に関しては、基本的な対処方法は”同じ”です。
これは夏でも冬でも変わらず、
急激な雨により、河川増水が発生したり、
低い場所の浸水、川の流れが急激に変化して
流されるなどの事故、
視界が悪くなることによる車などの事故など、
こういったことに注意するほか、
冬でも夏場のように雷が発生する可能性もあり、
落雷や突風などにも注意が必要になります。
また、雷が鳴って来た場合に関しては、
停電などが発生したりする可能性もありますので
そういった部分に対する”備え”も必要になってきます。
この辺りは”夏場”とあまり変わらず、
注意するべき基本的な部分は同じです。
ただし、冬場特有の注意点としては
”ゲリラ豪雨”のような降り方を
”雪”でする可能性もありますので、
そういった場合は積雪などにも注意が必要になります。
頻度としては冬場の方がはるかに少ないですが
それでもやはり、急激な雨に関しては
危険であることには変わりありませんので、
この点はしっかりと注意しながら対応していく必要があります。
天気予報の確認が大事
冬でも夏でも、ゲリラ豪雨のようなものが
発生する日は
最近では”大抵の場合”、事前に天気予報にある程度
予測が出ています。
例えば晴れマークがついていたとしても、
降水確率が少し高くなっていたり、
急な雨に注意するように
言われていたり、書かれていたり…
夏場も含めて最近ではゲリラ豪雨の発生の可能性に関しても
大分精度は上がっています。
もちろん、”どこの地域でゲリラ豪雨が発生するか”まで
具体的に言い当てるのはなかなか難しいですが、
”全国的な傾向”に関してはほぼ確実に当たります。
例えば”北日本は大気の状態が不安定”だとか
”日本海側ではゲリラ豪雨に注意”だとか
そのぐらいの”大雑把な予報”であれば、現代では
ほとんどの確率で当たりますので、
そういった言葉を聞き逃さないように、見逃さないように
天気予報をサッとでも良いので
見ておくことをおすすめします。
こういった言葉は”ちょっと見ておくだけ”でも、
大体は目に入ると思いますので、
冬でも、出かける予定のある日(仕事などを含む)は、
必ず天気予報をチェックする癖をつけると良いと思います。
ゲリラ豪雨の可能性がある、ということを頭のどこかに
入れておくのと、
何も頭の中に入っていない状況では、
その後の動き方も変わって来ると思いますからね。
まとめ
冬場は夏場と比べると
ゲリラ豪雨のような降り方をする可能性は
かなり低くなりますが、
それでも”絶対にない”と言うわけではありませんので、
しっかりと注意をしておくことが大切になります。
万が一、冬場にゲリラ豪雨のような降り方を
してしまった場合の対処方法としては
”夏場と同じ”になりますので、
増水しそうな場所、浸水しそうな場所の
付近には近寄らないようにすることや、
落雷・突風などに注意し、
外出する用事がない場合については
出来る限り屋内にいることをおすすめします。
そういった天気の場合、やはり一番安全なのは
”頑丈な建物の中”ですからね。