側撃雷とは何か?大怪我の原因にもなる恐ろしいもの!

側撃雷(そくげきらい)と言う言葉を
ご存じでしょうか。

これは、雷撃の種類の一つで、
落雷より生じる現象の一つです。

”木の下に隠れるのは良くない”
ということを聞いたことが
ある人は多いと思います。
そう言われる原因の一つが、
この側撃雷というものになるのです。

では、側撃雷とはいったい何なのか。
注意するべき点はなにか。
身を守るためにはどうしたら良いのか、
それを順番に解説していきたいと思います。

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側撃雷ってなに?

雷の種類のひとつで、
雷が、直接的に落ちることを直撃雷(ちょくげきらい)と
言うのですが、これは、
その直撃雷から生じた放電現象のことを言います。

直撃雷から分かれて、別の個所に放電するようなケースと
木などの、何らかのものに落雷した際に
周囲に電流が放たれるケースがあります。
いずれにしても、相当なエネルギーになりますから
雷は直接落ちた場所だけではなく
他の場所にも注意しなくてはいけない、
というのもまた事実になるのです。

木の側に隠れていると…

木の側に隠れているとキケンだと
言われる原因が、最初にも書きましたが
この側撃雷になるのです。

木の側に隠れると、
確かに木に隠れて雷に打たれにくいのいでは、
と思う人も多いかと思いますが
実際にはそうではなく、
よく言われている通り、
木の側に隠れることは
逆に自分の身を危険に晒してしまう行為となります。

その理由としては、この側撃雷と
言われるものになっており、
雷が木に落ちたときに、
それだけではなく、周囲に放電現象が発生し、
雷撃が放たれることになります。
この際に、木に隠れている人間や
木の周囲に立っている人間にも
影響を与えてしまう…

それが、木の側や木の下に
隠れることをしてはいけない、という
一番の理由になるのです。

この側撃雷は周辺の色々なものに
当たる可能性があり、
木の側に人間が隠れている場合は
その影響を受けてしまう可能性が
充分にある、ということになってしまいます。

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打たれるとどうなるの?

では、この側撃雷と呼ばれるものに
打たれてしまうと、どうなってしまうのでしょうか。

これは、その時によっても異なりますが、
最悪の場合で言えば、命を落としてしまう可能性も
充分にありますし、
重症になったり、軽傷になったり
色々なケースが考えられます。

場合によってはほとんど被害が
ないようなケースも考えられますが
逆に命を落とすケースも
考えられる、ということです。

過去に、木の側に避難した人が
側撃雷と思われる被害で
命を落としているような事例も
実際にありますから、
決して甘く見るようなことはせずに、
身の安全を確保するようにすることが
大切なポイントになります。

側撃雷にせよ、直撃雷にせよ
人間にとっては非常に大きな力に
なりますから、どちらであろうと
身を守らないといけないのです。

木以外でも要注意

側撃雷は木に落ちた時のみに
発生するわけではありません。
他の場所に落雷した場合でも
発生する可能性はありますし、
上空から雷が落ちてくる際にも
そういったものが発生しています。

いずれにせよ、危険であることには間違いありませんし
木の近くにいないから、側撃雷は
心配する必要がない、というわけでもありませんから
そこのところは勘違いしないようにしましょう。

木の近くにいない場合でも
注意が必要ですし、
自分の身を守るための行動を
取ることは非常に重要なポイントになります

身を守るためにはどうすればいいの?

では、側撃雷から身を守るためには
どうすれば良いのでしょうか。

これは、直撃雷も側撃雷もひとつのものとして
考えた方が良いですね。
どっちにしても人体に大きな影響を
あたえてしまうものであることには変わりありませんから
直撃雷であろうと、側撃雷であろうと
注意をする必要があるのです。

どのように身を守れば良いか、という点ですが
これは非常に単純なお話で
雷が鳴っている際には外には
出ないようにする、と
これ一つになりますね。

雷から身を守るためには屋内に避難する、
というのが一番の安全対策です。
外でも身の安全を守るための行動は
いくつかありますが
そういったことを全て合わせたとしても
屋内に避難した方がはるかに安全なのは
事実です。

屋内に避難さえすれば直撃雷も側撃雷も
心配はいらなくなりますから
一番大事なことは
「屋内に避難する」ということになるのです。

やむを得ない事情がある場合は
仕方がありませんが
そうでない場合は
なるべく早い段階で屋内に避難する、
ということが雷から
身を守るための
最良の方法になります。

ただ、どうしても屋内への避難が
難しい場合に関しては
さきほども書いたように、木の側だとか
そういった危険な場所を可能な限り
避けるようにし、
なるべく早く屋内に向かうなどの
工夫をするようにして下さい。

木の下は、安全地帯ではありません。
確かに雨宿りにはなるかもしれませんが
雷に対しては、逆に危険なので
絶対に木の下に避難したり
しないよう、注意して下さい。

まとめ

側撃雷も、人間にとっては
非常に恐ろしい存在です。
大怪我をする原因になってしまいますし
場合によっては命に関わる最悪の事態に
なってしまう可能性もあります。

そのようなことになってしまわないように
するためにも、
しっかりとその危険性は理解しておき、
落雷発生時には木などに近寄らないようにする、
ということが大事なポイントになります。

雷に打たれた時に後悔しても
もう遅い、という状況になってしまっている
可能性は十分にありますから
注意するようにしましょう。

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