異例の記者会見は意味なし?気象庁に出来ることには限界がある!

台風が接近すると
緊急会見が気象庁より行われることがあります。

しかしながら、
こういった緊急会見をされても、
実際のところ、
どうにもならないことも
この世にはありますし、
テンプレート的な会見をするだけでは
効果は限定されます。

とは言え、気象庁に出来ることにも
限界がありますし
結局のところは、個人レベルの対策と
企業レベルの危険性への理解が大事になってきます。

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会見しても解決にはならない

気象庁が緊急会見をしたところで
台風が逸れるわけでもありませんし
注意喚起を呼びかけられたところで
効果があるのはごく一部の人間です。

確かに、緊急会見が行われることで
危機感を持つ人もいるでしょう。

ですが、実際のところ、こういった緊急会見の効果は
限定的ですし、被害を大きく減らすことには
繋がりません。

もちろん、緊急会見を行うこと自体は良い事ですし
気象庁の皆様は出来る範囲内での努力を
されているのも事実です。

が、それでも”現実”を見れば
あまり効果がないと言わざるを得ないのも事実でしょう。

それは、何故なのか。

危機感を抱いている人は既に抱いている

台風に対し危機感を抱いている人は
既に危機感を抱いています。
気象庁の緊急会見があってもなくても、
危機感を持っているわけですね。

しかしながら、危機感を元々持っていない人は
気象庁の緊急会見を見たところで
「へー」という反応だったり
「不安を煽ってるだけだろ」だったり
「大げさだなぁ」だったり、
そういう反応をするだけで、
考え方が変わる人は少ないでしょう。
それが、人間です。

もちろん緊急会見を見て、
改めて危機感を持つ人もいるでしょうけれど、
多くは、緊急会見を見て危機感を抱くような人は
最初からある程度台風を警戒しているでしょうし
警戒していない人は気象庁が何を言おうと
「へー」どまりです。

個人レベルの意識が変わらない限り
気象庁が何をしても被害が大きく減ることはないでしょうし
気象庁にとってもこれ以上のことを
するのは難しいでしょう。

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備えにも限界がある

「最大限の警戒を!」と言われても
「出来る限りの備えを!」と言われても
個人レベルではできる対策に限界があります。
停電だとかそう言ったことに対する備えも
できるにはできますが
それでも、個人だと限界がありますし
最終的には行政頼みになってしまう、
と言うのも現実です。

また、緊急会見等の内容を見ていても
”具体的にどうすればいいのか”という部分に
関しては薄いような時もあり、
無駄に不安だけが煽られて
結局のところ、どう対策していいか分からない、
という人がいるのも事実でしょう。

これも、上と繋がりますが
緊急会見を見て、やるべきことが分かる人は
緊急会見を見なくてもある程度の対策が出来るでしょうし、
元々何の備えもしていないような人は
緊急会見を見てもすることがイマイチピンと来なかったり
「どうせ平気だろ」だったりすることもあるかと思います。

また、上でも書いた通り、個人でできる対策には
限界もあります。

会社が休みにならない

大きな問題はコレですね。
気象庁が緊急会見を開こうと、
異例の緊急会見を開こうと、
休みにならない会社は多いです。

台風で休みになる!という会社や職場は
気象庁が会見を開こうと開かなかろうと
ちゃんと対応できます。

が、台風が来ても休みにならないような
職場は緊急会見があってもなくても
社員に出勤を求めるでしょう。

私もブラック企業に勤務していましたが
台風などでは仕事は休みになりません。
営業時間の短縮もありません。
”台風?何それ?”状態です。

こういう会社がある限り
台風の被害が減ることはないでしょうし
これからも増え続けるでしょう。

これは緊急会見をするだけでは
何も変わらないでしょうし
会社側が自分で考えを改めることも
ないでしょうから、
こうなってくると、もう最終手段として
「法律で縛るしかない」というのが
現実なのでしょう。

”台風で休むのは甘え”
”台風でも来い”
こういう考えが根付いている限り、
被害は減りませんし
緊急会見も意味を成しません。

お金がない

お金がない…これも、台風被害を
減らすことのできない原因の一つかもしれません。

例えば、アルバイトや自営業の人も
”働かなければお金を稼げないし生活できない”という
状況であれば心に余裕も無くなりますし
台風でも休めない!という考えになる人も多いでしょうし、
お金に余裕が無ければ、当然”台風の直撃を避けて
別の地域に避難する”こともできないでしょう。
また、防災グッズの用意にも限界があります。

その日ぐらし状態の人にとっては
対策対策言われてもどうにもならないのも現実です。

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イベントの在り方も重要

人は、楽しみだった予定を台風に壊される、
ということを嫌うものです。
中には台風がなんだ!と予定を強行
する人もいますし、
こういった人たちは、緊急会見があっても、
考えが変わる可能性は低いでしょう。

また、イベントなどを主催する側も
利益などを追及したりするあまり
イベントの開催中止を決定できずに、
結果的に被害を出してしまうこともあります。

イベント主催側は中止の判断を
迅速に行うことが求められますし
参加側も自制が求められますが
これもなかなか難しい、というのが
現実でしょう。

まとめ

緊急会見があっても
被害はなかなか減らないのが現実です。

対策できる人はしていますし、
危険性を理解している人は理解しているでしょう。

逆に理解していない人は会見にそもそも
興味がないでしょうし、見ても具体的な
対策をする可能性は低いです。

そして、世の中が
利益優先ですから、仕事は休みにならず、
イベントの主催・中止の決定も遅れるのも事実ですし、
お金が無い人はそもそも対策もできません。

特に”会社の対応”は大きな問題でしょうし
”台風でも出勤しなければならない人”が
非常に多い現状は、
今後、どうにか対策をしていくことが求められます。
企業に自制を求めても、無理でしょうからね。
会社とは、そういうところです。

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